100円の贅沢と450円のご馳走【恵那市】

 

 

長野県阿智村のそば屋「おにひら」で旨い蕎麦を食べたあと、時間があるからとR.256で妻籠に出てそこからR.19で恵那市まで走ってきた。

恵那市に来たのは「あまから本店」の五平餅に加え「藤田精肉店」でドテ煮を買うこと。

 

先ずは「あまから本店」の五平餅。

一時間無料の駅前駐車場に車をとめ、歩いてすぐの「あまから本店」へ。

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店は下町っくな路地の一角にある。

前回は御嶽山が噴火した直後だったから一年ぶりの訪問。

 

店は小ざっぱりとした構え。

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年代を問わず人気がある店だ。

 

このクルミ入りのタレが旨いのよね。

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隣りに座った明らかに観光客風の二人連れが「20本ください」と頼んでいる。

え、20本を二人で食べるの?と思ってたらやはり店の人も20本お召し上がりですか、それともお持ち帰りですかと聞いてる。

お客さんは量の感覚がつかめないらしく店の人が一人前(6本)づつ召し上がって、それで足りなければ追加されたらどうですか、五平餅は一本づつでも頼めますからと説明していた。

これが営利本位ならお客さんが食べきれるかどうかなど心配せず、頼まれた本数のまま出してしまうだろうけど、そうせずに少ない本数から勧めるところなどお客さん本位なのが素晴らしい。

こういう気遣いがこの店を繁盛させていると思う。

たった一本100円の五平餅だけど幸せな雰囲気が漂う。

 

我々は二人で一人前。

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表面カリッ、中シットリで美味しい。

くるみの味が効いて店の名前の通りあまからで美味しい。

 

こちらはサービスの漬物。

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野沢菜がシャキッとして美味しい。

 

値段は一人前(6本)で600円だけど一本から頼める。

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店の人もとても親切だしお客さんも人情に溢れる感じがして、古き良き日本の情緒がある。

 

◆ 店舗情報 (情報は確認してください)
店名 : 甘味処 「あまから本店」
住所 : 恵那市大井町船橋 295-12
電話 : 0573-25-3029
営業 : 9:30~18:30 / 月曜定休

食べログ

 

一本100円で味わえる贅沢な風味と、店に集まる人の人情が楽しい。

 

 

あまから本店でとてもいい気分になったところで「藤田屋精肉店」に向かう。

店はあまから本店から歩いてほんの数分の距離。

ここが藤田屋精肉店。

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隣は栗きんとんで有名な「恵那寿や」の本店。

 

国道筋にある「すや」も「川上屋」も車が溢れるほど賑わっていたし、「恵那寿や」も他の店舗は大賑わいだったけどこの本店だけはいつもと変わらぬ物静かな姿で営業している。

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品格を感じさせるような落ち着いた佇まいで上品さが漂う。

人気に踊って狂喜乱舞したように買い求めにくる観光客がいないのがいい。

 

話がよれたけどこっちが藤田屋精肉店。

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今は肉も魚も野菜も全部スーパー買ってしまうけど、昔はそれぞれ独立した店だった。

肉なら肉屋、魚は魚屋、野菜は八百屋という案配で対面販売が当たり前。

店主も夫々がその道のプロで目利きが揃っていた気がする。

故に良い物とそうでない物の違いで値段の違いがあったと思うけど、今は買う方が安ければいいという風潮なのでスーパーのような大量仕入れ大量販売で、安さを追求したやり方に負けてしまう。

客の方も100円より80円の方がいいし、80円よりも50円ならもっと良くて、タダなら最高にいいという具合。

安いことだけを基準にするのもどうかと思うけど、お金の問題なのでジレンマのあるところだ。

 

藤田屋はそんな古いタイプの肉屋で、我々のような見知らぬ客だと今日はどこから?と気楽に話しかけてくる。

それを鬱陶しいと捉えるか人間味があると捉えるかは夫々の考え方だろうけど、私は人と話す方が好きだ。

 

ここのどて煮は以前買ってとても旨かったのでまた買いに来た次第。

どて煮を買おうと頼んだらちょうど捌けてしまったとかで、今から詰めるから待ってねとのこと。

話好きな主と栗きんとんや大津屋の栗粉餅の話などをしながら待つこ数分で出来た。

車だと溢れるといけないからと親切に発泡スチロールの箱に詰めてくれた。

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一個450円と50円値上げされていたけど、内容からしたらそれでも十分に値打ちな値段だ。

そしてこれが旨いのよね。

主が言っていたけど、やはり良いもつ肉を使わないと臭みが出てしまうとか。

それと味が良くなくては買ってえもらえないから味付けにはとても気を使っているとのこと。

こんなところに工場で作る製品とは違う個人店の良さが現れていると思う。

 

この藤田屋はTV愛知の「おじさんぽ」という番組で紹介されたことがある。

TV愛知 店舗情報

元横綱の若花田と俳優の温水洋一が取材に来て、放映されてから暫くは名古屋や三重県からお客さんがワンサカやって来ててんてこ舞い。

でもそれも一ヶ月ほどでいつもの状態戻ってしまったとかで、ブームなんてものは長く続かない。

TVを見て来るお客さんは、次はアレだその次はコレだとあちこち周ってつまみ食いしてるようなもので、お客さんにはならない。

やはりキチッと仕事をして味を分かってくれるお客さんをしっかり繋ぎ止めるのが長く続くコツだねと言っていたけど、それはどんな業種にも当てはまることだ。

 

それはさて置き、ドテ鍋です。

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自宅に帰ってさっそく晩のご飯にした。

アルミの鍋状の容器に入っているからそのまま火にかけてもOKだけど、それでは情緒がないから鍋に移して温めている。

キャベツとネギは足したけどその他には何もしていない。

 

モツ肉がたっぷり入っていてそれに味噌の味がしっかり効いて旨い。

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ビールがとても合う。

奥殿と二人で軽く一鍋平らげてしまった。

 

二鍋目にはエノキを合わせてみた。

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これも旨い。

ビールにも合うしご飯のおかずとしてもとても美味しい。

これで450円とはやはり値打ちだ。

 

◆ 店舗情報 (情報は確認してください)
店名 : 藤田屋精肉店
住所 : 恵那市大井町 231-7
電話 : 0573-25-2783
営業 : 8:00~18:00 / 日曜定休

 

 

決して高級な料理ではないけど藤田屋のどて煮は私にとってはご馳走だ。

ごちそう様でした、美味しかった。

 

 

 

 

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