見頃は一週間先「虎渓山・永保寺」の紅葉【多治見市】

見頃は一週間先「虎渓山・永保寺」の紅葉【多治見市】

 

今年の春に多治見の「カフェ・ド・ドルチェ」に行った時に寄った「虎渓山こけいざん永保寺えいほじ」。

その庭がとても綺麗で、きっと秋の紅葉の時は更に綺麗だろうと思った所。

 

休みの日、あれこれと用事をこなしていたら既にお昼に。

今から永保寺に行くには時間が押しているし、それに買い物にも行きたい。

奥殿はまたの日にしようかと言っていたが、次の休みに行けるとは限らないから出かけてきた。

 

多治見市内の渋滞や永保寺の渋滞に巻き込まれながらも、一時間強で到着。

永保寺の駐車場は満車だったけど、帰る車もあるから少し待ってたら停められた。

駐車料金は無料というのが観光寺院とは違うところで、太っ腹。

永保寺-01

駐車場から数分も歩けば、永保寺の境内に入ってくる。

いい感じに紅葉しているが、最盛期はもうちょっと先というところか。

 

それでも落葉している木もある。

永保寺-02

苔と落葉したモミジのコントラストが綺麗。

 

こちらは本殿だそうで、観音堂とも仏殿とも呼ぶそうだ。

永保寺-04

国宝とのことで、室町時代の建物とは驚いた。

資料によれば1314年に建てられたとあるから、今から700年も前。

関ヶ原の戦いより更に300年も前にこの寺があったというのがスゴイ。

 

池の周りの紅葉は見頃になってる。

永保寺-08

とは言え全体的な紅葉の具合は、6割程度という感じ。

 

龍宮城にあるような太鼓橋。

永保寺-21

どことなく中国の庭園のような感じもする。

橋の上の美形は楊貴妃か、ってそんな訳無いけど。

 

真っ赤な楓が絵になる。

永保寺-18

いい感じだ。

 

この塀には瓦が塗り込められている。

永保寺-23

奈良・東大寺の塀にもこんなのがあったのを思い出す。

 

近くに寄ってみればこんな風になってる。

永保寺-39

廃棄された瓦を再利用して塀にしてるのだろうけど、美しい。

瓦が貴重な時代だったから、大事に使ったのだと思う。

 

池越しに国宝の本殿が見える。

永保寺-15

凛とした端正な佇まい。

こんな大きな建物を、700年も前によく建てたものだ。

 

昔はこちら側に船着場があり、ここにも門があったとか。

永保寺-26

この石組みが門の跡。

勅使門跡とあるから、朝廷からの使者を迎えたのか。

 

これがその船着場のある土岐川。

永保寺-45

両岸とも岩盤なので、川の流れは創建当時から変わっていないと思う。

船着場は左手にあったけど、画像は撮り忘れ。

 

正面左の真新しい建物は本堂と庫裡。

永保寺-30

火災で焼けてしまったのを、2007年に再建したとか。

 

池には立派な鯉がいる。

永保寺-32

子供が手を叩くと寄ってきた。

 

池の奥に通じる道がある。

永保寺-33

どこへ通じているのか知らないけど、行ってみることに。

 

こんな苔生した道。

永保寺-57

雰囲気のある道だ。

 

歩けば直ぐに行き止まりになり、そこにはお堂がある。

永保寺-55

よく分からないけど、説明書きによればこれも国宝とか。

 

読んでみると、なんと足利尊氏たかうじが寄進したものとか。

永保寺-56

尊氏といえば南北朝の時代の武将で、室町幕府(足利政権)の初代将軍。

そんな尊氏が寄進をするとは相当なもの。

この寺は、それだけの由緒があるということかと。

 

秋の日は短い。

永保寺-59

それにここは山が近いからすぐに日が陰ってしまい、小寒くなってきた。

まだ買い物にも行かなければならないから、帰ることにした。

 

観光寺院ではないから派手さもないし、屋台や出店の類もないけど、却って煩わしくないからいい。

永保寺-49

それに禅宗のお寺ということで、境内が綺麗に掃き清められているのはさすが。

我々がいる間も、作務衣を来た修行僧が落ち葉を集めていたけど、手にしてるのがエンジン付きのブロアーというのが現代的で面白い。

これだけ広い境内だから、竹箒たけほうきでは大変だからね。

 

そうそう、紅葉はあと一週間ほど先が見頃とのことだった。

 

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