上品ではないが汁ダクの天丼が旨い「天ぷら長崎」【豊田市】

※ 天ぷらの「長崎」は、店主高齢のため2016年末に閉店しました。

この前天ぷらを食べに行って、隣に出来ていたパスタ屋へ飛び込んでしまい、天ぷらを食べ損ねてしまった。

今日は何が何でも天ぷらを食べるぞという強い決意のもと(ちょっと大袈裟）、再び天ぷら屋へ向かった。

やってきたのは山之手にある天麩羅の「長崎」。

古くからある店だ。

丁度12時なので一番乗りかと思ったら既に先客が5人。

この店はカウンター10席がメインの造りなので、半分が埋まっている計算だ。

全員が食してる最中だったからカウンターの撮影は遠慮した。

カウンターの後ろは小上がり。

座卓が二席。

ここに四人はキツキツだろうけど、あればそれなりに使える。

こちらは店主。

無口な人だが無愛想というわけではない。

ここのお客さんの注文はほぼ全て天ぷら定食だけど、今日は天丼で行ってみる。

定食は天ぷらが揚がった順に出されるから早いけど、天丼は全てを揚げないと出来ないのでちょっと待たされる。

やや間があって供された天丼。

天丼の汁がたっぷり掛けられた天丼で、今風に言えば汁ダク。

食べれば甘じょっぱい濃い目の天丼で、上品な天丼ではないが懐かしさを覚える味。

イメージ的にはタレのたっぷり掛かった ”うな丼” のような雰囲気。

カウンター席のご婦人が「アラ天丼があったのね」と言っていたが、この店のオーダーは9割以上が天ぷら定食で、天丼は私自身も初めて頼んだもの。

天丼の具は多い。

小ぶりではあるがエビが三本、キス、ピーマン、ニンジンなどがテンコ盛りで、天ぷらをどかさないとご飯にたどり着かない。

食べ進んで行ったら、キノコの天ぷらがあった。

食べたらシャキッとした歯ごたえで、これって松茸？

松茸の香りは全く無いのは外国産だからか、と思ってママに聞いたら、エリンギですとのことだった。

そりゃ800円の天丼で松茸までは入らないよね。

汁ダクなので、このタレだけでもご飯が食べられる。

次はご飯大盛りで頼んでみたい。

◆ 店データ（情報は確認して下さい）
店名：天ぷら長崎
住所：豊田市山之手8-15
電話： 0565-29-2638
営業： 11：30～14：00 / 17：00～21：00 / 日曜営業（定休日不明）

天麩羅の海老は車海老でないとダメだという方にはお勧めしないが、オフクロが揚げてくれた天麩羅を思い出すような懐かしい味だ。

甘めで汁ダクの天丼は美味しかった。

ごちそう様でした、また行きます。

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