2015年の〆は「志庵」の年越し蕎麦【瀬戸市】

2015年も今日で終わり。

大晦日にはやはり年越し蕎麦が似合うということで、瀬戸市にある「志庵」へ行ってきた。

久しぶりの訪問だ。

今日は激混み必至なので開店時間（11時）に間に合うように行ったけど、既にほぼ満席。

ここに座っているお客さんたちは開店前から並んでいたということか。

スタードダッシュが早いね。

辛うじてカウンター席が空いていて、我々3人が座った直後からは待ちになるという際どさ。

一歩遅ければ待たされるところだった。

去年の大晦日にも来たが、去年はもう少しゆったりとした状態だったから、この店も有名店になったということか。

何れにしても待ち無しで座れてラッキー。

蕎麦のメニュー。

私と同行者の方は天ぷら膳で、奥殿は鴨蕎麦でいく。

それと忘れてならないのが蕎麦前（忘れないけど）。

今日は同行者の方が車を出してくれたので、飲めるのが嬉しい。

同行者の方に感謝。

頼んだ銘柄は「鳳凰美田」で、これが旨い酒なのだ。

やってきた鳳凰美田。

この店でいつも感心するのは器がいいこと。

さすが陶器の町 ”瀬戸市” にある蕎麦屋だけのことはあり、いい器を使ってる。

こちらは猪口。

色も形も素敵な猪口で欲しくなってしまう。

詳しくは知らないが、恐らく黄瀬戸。

こちらは織部の猪口。

これも良い器で、こういう気の利いた猪口は探してもなかなか無い。

主人にどこで売っているのか聞いてみたいものだ。

器の話のついでに、こちらは同行者の蕎麦猪口。

織部の緑が素晴らしく綺麗な蕎麦猪口で、同行者の人も盛んに感心していた。

そうそう、肝心の鳳凰美田の味はフルーティーで実に爽やかな味。

お品書きにもあるとおりマスカットのような酸味があり、奥殿からはワインだねとのこと。

素晴らしく旨い酒で、アッという間に飲み干してしまい追加で頼んだほど。

美味しいお酒に感服。

開店と同時に満席になったので厨房は大忙し。

不慣れなバイト君の対応のためオーダーミスが起きていたようだが、店主も奥さんも慌てず騒がずでテキパキと対処していくのは、さすがプロ。

我々はカウンター席なのでオーダーが直接伝わるからミスがない。

奥殿注文の鴨汁蕎麦がやって来た。

ピンク色した鴨肉が素晴らしく旨そう。

鴨の下に隠れているのはネギで、正に ” 鴨がネギを背負ってきた” 状態。

一つ貰ったが、ジューシーな鴨肉が旨かった。

こちらは天ぷら膳に付いている鮨。

酢飯の上にとろろが掛けられ、その上にネギトロが乗せてあるという凝った鮨。

他では見たことのない創作鮨だが、これが美味しいしビジュアルもいい。

奥殿の温かい蕎麦がきた。

見るからに繊細で美味しそうな蕎麦。

奥殿によれば細い蕎麦だけどモチモチとした食感で、とても美味しかったとのこと。

この時期は温かい蕎麦も良さそうだ。

天ぷら。

綺麗に揚げられた天ぷら。

同行者の方からはこの天ぷらは素晴らしく美味しく、野菜の天麩羅が特に旨いとのこと。

確かに志庵の天ぷらは上品で美味しく、蕎麦屋なのに天丼というメニューもあるほど。

以前来た時には隣りに座った高齢のおじさんが、蕎麦ではなく天丼を食べていたのが印象的だった。

それほど天ぷらが旨いということなのでしょう。

混ざりこんで一緒に揚げられてしまった桜えび。

極小の海老だけど尾頭付きだ。

我々のざる蕎麦がやって来た。

冷水でしっかり締められた繊細な蕎麦。

腰もありしかものど越しもいいという美味しい蕎麦。

蕎麦好きの同行者の方も「これは旨い」とのことで、一安心。

◆ 店情報 （情報は確認して下さい）
店名 ： 手打ち蕎麦 「志庵」(ｼｱﾝ）
住所 ： 瀬戸市栄町12 （記念橋北詰）
電話 ： 0561-82-3051
営業 ： 11：00～15：00 / 17：00～21：00 / 火曜定休

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ゆっくりと寛ぎたいところだが、並んで待っている人がいるからと早々に退席。

大晦日に美味しい年越しそばが食べられてとても良かった。

2015年の〆の外食が「志庵」で幸せ。

ごちそう様でした、来年もよろしく。

どちら様も来年が良い年になりますように。

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