四軒のはしご酒で一軒目は「和み たむら」から【豊田市】

四軒のはしご酒で一軒目は「和み たむら」から【豊田市】

 

 

春は別れと出会いの季節。

それは今に始まったことではなく、学校を卒業すれば別れもあるし、新しい社会に出れば出会いもある。

センチメンタルな感覚に浸る歳でもないが、転勤や異動で別れることもこの時期は日常的な風景だ。

 

そんな中、取引先の担当者が移動するということなので、個人的な送別会を開いた。

平たく言えば ”飲み会” とも言う。

 

ダイエット中で外飲みを控えていたが、今日は ”飲むぞ” ということで張り切って出かける。

担当者の「お酒が飲みたい」というリクエストに応えるべく、選んだ店は「たむら」。

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かなり久しぶりの訪問で、前回いつ来たのか記憶に無い。

ここは如何にもプロの板前といった風情の料理屋で、さり気ない料理でも旨い店。

 

この時期の週末はどこも賑わっていて、ここたむらもカウンター席が空いているのみ。

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座敷もテーブル席も満席だが、カウンター席が空いていれば何の不満もない。

カウンター席のほうが好きなのだ。

 

メニューはこんな感じ。

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600円~800円程度の料理が多く、値打ちな感じは以前と変わらない。

 

こちらはドリンク。

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この店では日本酒の「和みたむら」以外に飲んだ覚えがない。

 

と言うことで「和みたむら」で乾杯。

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ウ~ン、フルーティーで酸味の効いた旨いお酒。

以前より吟吟醸香とフルーティーさが増している気がするが、今年の出来が良いのかもしれない。

 

「和みたむら」は竜馬のふる里、土佐の高知の酒。

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吟醸酒とかではなく本醸造の酒だがこれが旨い。

純米酒や純米大吟醸酒の方が旨いというのが相場だが、そうとは限らないという見本。

 

幻の酒と言われている「十四代」でも、ボトムエンドのものは単なる本醸造のお酒で、値段も二千円ほど(1.8L)という、ごく普通のお酒。

それがネット上では万の単位もするという異常は状態になっているが、お酒を楽しむということとは全く違う世界になっている。

探せば名は売れていなくとも旨い酒はあるもので、この「和みたむら」もそんな酒の一つ。

この飲み味で一合450円は値打ちだ。

 

突き出しはヌタ。

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小柱とネギの味噌和えだが、これがとても旨い。

突き出しだからと適当に作ったものではなく、ちゃんとした料理を出してくるのは流石。

 

料理屋なら当たり前といえば当たり前の話だが、中には前日の余り物を出す店もある。

そんなことをやっている店はやはりレベルが低い。

この一品を食べただけで、たむらのレベルの高さが窺える。

 

あさりの酒蒸しを頼んだが一歩出遅れてしまい、いま売り切れたところとか。

ならば煮物でということで、鯛のあら煮。

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画像では大きさが伝わらないが、かなり大振りな鯛。

頭だけでこの大きさなのだから、元々はかなり大きな鯛だったのだろう。

 

好きな料理のひとつで、これが美味しいのだ。

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上品な甘さに煮付けられた鯛の身が旨い。

同行者もこれが痛く気に入ったとかで、骨の周りをしゃぶるように食べている。

 

肉でも魚でも骨の周りが旨いという話から、毒の周りも旨いという話に。

ちょっと毒気があるような女もいいという話だが、これ以上は書けない。

 

一緒に頼んだのはベーコンサラダ。

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ザクっと切られたベーコンが旨い。

レタスに巻いて食べればより旨く感じる。

 

この料理にはビールがいいということで、生中。

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通常なら初めにビールだが、構ったことではない。

好きな様に飲めばいいのだ。

 

たむらの名物ともなっている(と思う)、出汁巻き玉子。

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ふわとろに巻かれた卵焼きだが、これをフライパンで焼いているところを見れば、やはりプロは違うと感心する。

巻きすなど一切使わず、フライパンと菜箸だけでチャチャクルッと巻いていくところなど、芸術的。

アッという間に巻かれた熱々ふわとろの出汁巻き玉子で、これが抜群に旨いのだ。

この一皿だけでお酒を二合も追加してしまった程。

美味しい。

 

そんなに食べた感覚はないのだが、お腹がいい感じに膨れてきた。

場所を替えれば雰囲気も変わってまた飲めるだろうと、この店を〆ることにした。

 

 

◆ 店データ (情報は確認して下さい)
店名 : 「和み たむら」
住所 : 豊田市西町 2-67-3
電話 : 0565-32-8908
営業 : 11:30~13:30 / 17:00~23:00 / 日曜定休

紹介ページ ⇒ 食べログ

 

 

久しぶりの「和み たむら」は、やはりいい店だった。

 

ごちそう様でしたと、帰ることはしない。

今夜はとことん飲むぞということで二軒目に向かうが、あてがない。

あてもなく歩いていたら、こんな店があった。

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洒落た店で何の店か分からなかったが、同行者は行ったことがあるとのこと。

鉄板で焼く店というから、エビやホタテなどの魚介を焼くのかと聞けば、お好み焼きや焼きそばなどというから粉もん屋だ。

粉もんはお呼びではないかからと、他の店を物色。

 

で、見つけたのがここ。

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ちょっと敷居が高そうな寿司屋だが、委細構わず突撃。

 

旨い寿司だったが、この話の続きは次回ということで。

まだまだ行きますよ。

 

 

 

 

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