大盛りの山菜天ぷらに参った「音吉」【長野県・南木曽】

大盛りの山菜天ぷらに参った「音吉」【長野県・南木曽】

 

 

妻籠宿を歩いていれば昼ごはんの時間。

何の下調べもなく来てしまったので、ランチのアテがない。

妻籠の道筋にこんな良さそうな蕎麦屋もあったが、戻るのも面倒。

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こんな時に頼りになるのがGoogleの検索機能だ。

「妻籠 ランチ」で検索し、ヒットしたのが「音吉」(オトキチ)という料理屋。

徒歩5分と場所も近いし、評判も良さそうなのでここ決める。

 

近いところでも土地勘が無いというのは情けないもので、どこにあるのかが分からないのだが、Googleのいいところはナビゲーションもしてくれるところ。

徒歩モードのナビゲーションで、アッという間に着いてしまった。

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徒歩5分の距離なのだから当たり前か。

店は食事処というより料理屋か料亭といった趣で、かなり大きな店。

 

玄関を入ったらちょうど中居さんがいて、なんと満席とのこと。

12時前という時間帯、田舎というロケーションからして満席というのがイメージ出来ない。

中居さんから、ロビーのような場所にある席なら直ぐに用意ができるとのことで、待つのも面倒なのでその席でお願いした。

 

メニュー。

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山菜、そば、川魚などの御膳料理が並び、宴会用に思える。

内容は量が多くて値打ちな感じ。

 

一品料理もありますよ、と渡されたのがこちらのメニュー。

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今の時期は山菜が美味しいですと勧められるが、これは一杯飲むパターンのメニューだ。

結局奥殿が天ぷら定食、私が宿場御膳(共に1,620円)にした。

で、天ぷら定食は海老天、山菜の天ぷら、魚の天ぷらから選べるということで、奥殿は山菜の天麩羅を選んだが、これがとてつもない量だったとは知る由もない。

 

玄関奥の席とはいえ、窓からは中庭の景色が広がる。

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左手にも座敷があるようで、暫くしたら法事のご一行様が続々と入っていった。

満席だった理由はこの法事のためだったようだ。

 

法要のあとの食事はマイクロバスで来るのが普通だと思っていたが、今日の団体さんは歩いて来る。

この地区の人たちにとっては歩くことなど苦でもないことなのだろうけど、田んぼの中の畦道を礼服を着て歩いているのが、何か微笑ましくて可笑しかった。

 

お待たせして申し訳ないです、とお茶請けに出されたのは小豆のナンチャラ。

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お米のポン菓子のようなもので、小豆の甘さが美味しい。

店員さんはとても親切で、あれこれと気を使ってくれる。

 

ちょっと待たされて運ばれてきた宿場御膳。

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画角が取れなくて全体が写ってないが、かなりのボリューム。

 

参考までにこちらが店の公式写真。

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ご飯は筍の炊き込みご飯で、おかわりは自由とのこと。

 

さっそく頂きます。

これは蕎麦だが、単なるぶっかけ蕎麦かと思ったら、これが美味しい。

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蕎麦屋としてもやっていけそうなほどに旨い。

それに一口サイズの量かと思ったが、深い小鉢で小盛り程度の量はある。

他の料理も全体的に量が多めなのは、それが田舎の人の ”おもてなし” なのだろう。

 

これは筍の刺身。

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朝掘りの筍ならではの料理で、なかなか食べられない一品ではあるが、筍自体に味は無い。

 

山菜の天ぷらやニジマスの甘露煮など、おかずは盛りだくさん。

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どの料理も不味くはないが見た通りの味で、至って普通の料理。

 

他にもヒメマスの刺し身や煮物、それに茶碗蒸しなども付いている。

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この中では蕎麦が一番美味しかったというと、言い過ぎか。

 

同時に奥殿の天ぷら定食も運ばれて来ていたが、山菜は見ただけでギブアップの爆盛り。

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画像では量の想像がつきにくいけど、直径が30Cmはありそうなザルにテンコ盛り。

 

これがコゴミ、これがコシアブラで、と全て説明してくれたが、何がなんだか分からない。

奥殿も頑張って食べていたけど、もうムリと言って私にくれたのが上の画像。

これで半分ぐらいは食べたのだろうけど、まだこんなにある。

 

私も食べ始めたけど、どの山菜も同じ味に思えてくる始末。

口の中がギトギトした感じで、スキっとしない。

とても食べ切れずに敢え無くギブアップ。

親切な店員さんがお持ち帰り用のパックに詰めましょうか、と言ってくれたが、遠慮させてもらった。

 

当分は山菜の天ぷらを見たくもないが、道の駅でこんな物を買っていたのを思い出した。

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これって天ぷらにしないと食べられないよね。

てんぷら以外の料理ってあるのだろうか。

当分は山菜料理を食べる気がしないが、買ってきた山菜をどうしようか。

 

他の皆さんのオーダーを聞いていると、天ぷら蕎麦とかざる蕎麦定食のオーダーが多い。

どうやらこの店はのウリは蕎麦のようだが、初見ではそこまでは分からない。

我々の頼んだ料理では二度目はないかと思ったが、なるほど蕎麦ならいい感じだと思う。

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店員さんは親切だし店も広いしで、山深い妻籠の店としては上等な部類だと思う。

 

 

◆ 店舗情報 (情報は確認してください)
店名 : お食事処 「音吉」
住所 : 長野県木曽郡南木曽町吾妻橋場1223
電話 : 0264-57-3600
営業 : 11:00~15:00 / 夜予約 / 日曜営業・不定休

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大量の山菜の天麩羅に打ちのめされてしまい、帰ることにした。

同じ道を帰るのも能がないからと、帰路はR.256を南下して昼神温泉へ出て、そこからR.153で豊田へ帰ることにした。

昼神温泉のある阿智村では花桃が満開。

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阿智村の園原では花桃のイベントをやっているようだったので、寄っていく?と奥殿の聞けども、山菜の天麩羅にやられて歩く気がしないとのこと。

そういう私もあまり気乗りがしないので、一気に帰ることにした。

 

R.153に入れば快適な快走路。

バキューンと根羽村あたりまでは調子よくかっ飛んできたけど、そこから異様に遅い車にブロックされてノロノロのパレード・ラン。

バイクはすり抜けていってしまうが、車はそうもいかず付いて行くだけ。

 

せめて60で走れよ、というオッサンに嫌気が差して、喫茶店に寄ることにした。

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R.153沿いにあるカフェで、以前から知ってはいても寄るのは初めて。

ここで美味しいブルーベリーを食べたけど、話の続きは次回ということで。

 

 

 

 

 

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