香魚というだけあって木曽川の天然鮎はさすがに旨かった【自宅】
- 2016.08.29
- 家飲み/家食べ
岐阜の従兄弟からアユが届いた。
冷凍されて送られてきたのだけど、これはその一部を解凍したもの。
こんな塊が4つ入っていたから、全部で30匹ほどもある。
礼の電話を入れたら、このアユは木曽川のものとかで、そういえば去年もらった鮎も木曽川の鮎だった。
今年の鮎は良いとのことで、そんなアユを送ってくれる心遣いが嬉しい。
早速頂戴することとし、塩焼きにしてもらうけど、焼けるまでに軽く一杯。
麦とホップの秋バージョンが出たところで、その名も ”秋の薫り麦” 。
まだ暑いと言っていても、この業界はもう秋仕様なのだ。
飲み味はラベルにある通り香ばしい香りとコクがある味。
夏仕様のドライでキリッとした味とは違い、じっくりと味わせてくれる。
季節ごとに限定バージョンを出すから、メーカーの開発担当者も大変だ。
アユが焼けるまでのアテは茄子。
茄子とベーコンにエノキと水菜を合わせて焼いたもの。
茄子とベーコンって相性が良いのか美味しい。
こちらはレギュラーのオニオンスライス。
いつも登場してるから今さら説明の必要もないけど、いつ食べても美味しいから飽きない。
そうこうしていれば鮎が焼けてきた。
今年お初の鮎。
一口食べたらこれが旨い。
お世辞抜きに旨く、それにキュウリのような香りがする。
これが香魚たる所以のもので、天然鮎ならではの香り。
奥殿も同じことを言っているから、私だけの気のせいではない。
鮎ってこんなに旨い魚のだ。
鮎の塩焼きにはやはり日本酒でしょ、ということでお酒にチェンジ。
出してきたお酒は「百春」。
フルーティーでゴージャスな味のお酒で、鮎の塩焼きにもよく合う。
「百春」は岐阜・美濃市のお酒。
美濃市には長良川があり、鮎や鰻の旨いところだから、百春が鮎に合うのも当然のことかもしれない。
久しぶりに食べた鮎がとても美味しくて、奥殿ももっと食べたいということで、解凍した鮎を全部焼くことにした。
その間も私は飲んで待ってるけど、百春が温まってしまっては興醒めなので、ワインクーラーを出して本格的に飲む体制に。
まだ明るいうちから飲んでていいのか、いいんです。
今日は休みですから。
アテがないと飲めない私なので、サッと出るものということで冷奴。
この豆腐が旨いのだけど、いつも行くスーパーのPB商品。
この豆腐よりも何倍もする高級な豆腐もあるけど、私にはこの豆腐のほうが旨いと感じるのは、わたしの味覚が変なのか。
ついでにオニオンスライスもお替わり。
タマネギだから、たくさん食べたところで食べ過ぎってことも無いでしょ。
飲んで待っていれば追加の鮎が焼き上がってきた。
少し小ぶりの鮎なので、一気に三本いってしまう。
小振りとはいえ、味は相変わらず旨い。
美味しいアテがあると、お酒のピッチも早くなる。
奥殿も結構なペースで飲んでいて、四合瓶が空になりそう。
〆はざる蕎麦。
ざる蕎麦と言っても「どん兵衛」のざる蕎麦だけどね。
家でざる蕎麦となると、これぐらいしか出来ない。
そう言えば、この鮎をくれた従兄弟は蕎麦にも凝っている。
凝っていると言うより蕎麦の真髄を追い求める ”求道者” の如くコダワリを持っている。
自分で蕎麦を打つだけでは物足らず、なんと長野県で畑まで借りて蕎麦を作ることからやっているという、アホさ加減。
しかも電動の石臼まで自作してしまったというから、恐れ入る。
従兄弟曰く「挽きたて、打ちたて、茹でたて」ではまだ甘く、それにプラスして「採れたて」が加わらないと本物とは言えない、、らしい。
拘りというかアホというか何と言うか。
そのうちトラクターでも買い込んで、そば屋でも開くつもりか。
ま、男が拘るというのは得てしてこんなもので、無邪気なものだ。
従兄弟と言えども身内なので褒めることはしないけど、好きなことをトコトン極めるのも男の生き方としては楽しいこと。
蕎麦一つでこれだけアホになれるというのも、罪がなくていいか。
木曽川の鮎が美味しかった。
ごちそう様でした。
また来年もアユを宜しく。
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