せせらぎ街道の紅葉と冠雪した焼岳と【岐阜県】
天気予報が絶好のお出かけ日よりと告げていたので、ツーリングに行ってきた。
この時期なので紅葉ツーリングだけど、里の紅葉はまだまだ。
なので標高が高く今が紅葉真っ盛りの奥美濃の「せせらぎ街道」へ向かうことにした。
それと郡上八幡にあるカフェ「セピアの森で」で、フレンチトーストのモーニングを食べるのも目的の一つだ。
奥殿は紅葉よりもフレンチトーストの方が楽しみのようだからね。
先ずは東海環状道で美濃市へ。
今日は珍しく豊田藤岡ICから入った。
Yahooのナビだとここから入るように指示するからそれに従っただけのことで、大した意味はない。
さすがに行楽日和、東海環状も車が多い。
とは言え、いつもが少ないだけのことで、東名などに比べれば何のこともない。
サラーッと流していれば早くも美濃ジャンクション。
ここから東海北陸道へ入り、直後の美濃ICでR.156へ出る。
せせらぎ街道を目指すならそのまま郡上八幡まで行くのが普通だけど、美濃からはトンネルが多くて景色が良くないから、ここからは下道で行く。
それに基本的に下道が好きだしね。
美濃市からR.156で小一時間で郡上八幡に到着。
せせらぎ街道に入ったら多くの車で渋滞気味なのには驚かされた。
それはさて置き「セピアの森で」。
2年ぶりに来たけど、車が全然停まっていない。
あれ~?、と思いつつ店へ。
店の扉には「マスター後遺症のため営業を縮小してます」の張り紙。
何があったのか、ということで店へ。
店もガラガラで拍子抜け。
我々が着いたのが9時半で、開店時間も9時半からということもあって、我々が一番乗りだったようだ。
それにしても空いている。
2年前に来た時はほぼ満席で、こんな状態だった。
マスターに ”後遺症って書いてあったけど、どうかされたのか?” と聞けば、車で事故ってしまって2ヶ月半も入院していたとのこと。
今もリハビリ中で体がついて行かず、それで営業を縮小しているとのことだった。
で、フレンチトーストを頼めば、今はモーニングをやっていなくてフレンチトーストが出来ないと、申し訳なさそうに言う。
残念だけど、マスターの体調のことだから仕方ない。
これは以前の画像だけど、もう一度食べたかったね。
コーヒーも以前のように十数種のメニューがこなせないようで、数種類しか無いようだ。
よく分からないのでマイルドなコーヒーを頼んだ。
オーダーを受けてから豆を挽いて淹れるというスタイルは以前と変わらない。
手間のかかるやり方だけど、これだけは譲れないのだろう。
大ぶりのカップに注がれたたっぷりのコーヒー。
コーヒーは詳しく無いけど、まろやかな味でとても飲みやすい。
マスターが ”オープンって寒くないですか?” と話しかけてくる。
我々が駐車場に入ってきたときから見られていたようだ。
話好きなマスターで会話が楽しいけど、時折言語が不明瞭になるのは事故の影響かも。
我々がキノコはどこかに売っていないかと聞けば、どこどこへ行けばあるとか、今日は混むから道の駅には寄らない方がいいとか、親切に話してくれるのが嬉しい。
フレンチトーストには有りつけなかったけど、マスターの暖かい人柄に触れられてそれはそれで楽しいひと時。
また寄りますねと言ったら、ぜひまた来てくださいと嬉しそうだった。
リハビリを終えて元気を回復し、早くフレンチトーストが再開できればと思う。
※ 店舗情報
店名 : 清茶館 「セピアの森で」
住所 : 岐阜県郡上八幡市旭1812-1
電話 : 0575-67-2108
営業 : 9:30~夕方まで / 火曜・金曜定休日
備考 : モーニングセット、ランチともに無し(縮小営業中)
セピアの森を出て、せせらぎ街道へ戻る。
相変わらず車は多く、途中にある道の駅「明宝」も「パスカル清見」もごった返していて、道路上にまで待ちの車で溢れている。
マスターの言う通りだ。
紅葉はいい感じだけど、写りの良さそうなところには車が多くて止まる気にならない。
画像は車載カメラからの切り出し画像なので写りが悪いけど、実際はもっと綺麗。
ここはせせらぎ街道で一番標高の高い西ウレ峠付近で、標高は1,100mを超えている。
こんな雰囲気の道が延々数十キロ続いている。
空は青いし空気も爽やかで、爽快な気分。
そんな中を木漏れ日を受けて走るという、オープンカーにとって至福の時だ。
予定ではせせらぎ街道を半分往復し、旧明宝村から新しくできた相谷トンネルで旧和良村、そこから下呂温泉へ出ようと思っていたけど、車の多さに圧倒されて止めにした。
そこで思い切って高山を超えてR.158で焼岳の麓をかすめ(上高地と言ったほうが早いか)、旧奈川村(境峠)からR.19の藪原に抜けることにした。
走るばっかりになってしまうけどと奥殿に聞けば、OKとのこと。
かなりの長距離だけど、久しぶりの焼岳・乗鞍方面もいいなということで、レッツGoだ。
飛騨高山は混んでいることが目に見えているから、高山でのランチはパス。
高山を抜けてしまうと山岳地帯に入るから、店も無くなってしまう。
ということで旧丹生川村にある、観光土産物屋の板蔵ラーメンでラーメンを食べていくことにした。
ここも車は多いけど、せせらぎ街道沿い程のことはない。
乗鞍スカイラインが冬季閉鎖になってしまったから、この程度で済んでいるのかもしれない。
ここには板蔵ラーメンの製造工場でもある。
お土産用の麺をジャンジャン作っている。
ここへは何回か寄ったことはあるけど、ここでラーメンを食べるのは初めて。
看板メニューの板蔵ラーメンにした。
券売機で買うのね。
この店はセルフサービスで、食券をカウンターに出し、出来上がれば番号を呼んでくれるというシステム。
客が多いからか番号を呼ぶのにマイクを使っていて、騒々しい。
雰囲気も店の作りも店の人も、全てが一世代前の感覚。
意外に時間がかかっての出来上がりで、ようやく呼ばれた。
板蔵ラーメンの並(780円)。
ナルトにキクラゲが入った、昔懐かしい醤油ラーメン。
スープも見た通りの味で、懐かしい味。
麺は細めんのチリチリ麺で、高山ラーメン(飛騨中華)そのもの。
小振りな丼だけど、麺はたっぷりはいっている。
どこと言って尖った味ではなく安心して味わえるけど、今風の味ではない。
店同様ちょっと古い感じの味で、個人的にはたまに食べる程度でいいかな。
それより出店にあったキノコが良かった。
ナメコも黒っぽいヒラタケも新鮮そうで且つ値打ち。
大きな松茸がかなり安いと思ったけど、店のおじさんによれば、これだけ傘が開いてしまっては風味が飛んでしまっていて美味しくないよ、と正直に教えてくれる。
それでも牛肉と合わせてすき焼きにすれば豪華だなと思ったけど、結局はヒラタケやナメコにした。
食後は併設されているローソンでカフェ・ラテ。
ローソンのカフェ・ラテは初めてだったけど、これが美味しい。
それとここのローソンはピカピカで設備も最新の感じだったので、出来たばかりの店なのかもしれない。
これからまだまだ走らなければ、ということで先を急ぐ。
思いもかけずに冠雪した焼岳?(乗鞍かも)が見えてきたのは望外の喜び。
動画からの画像では山が小さく見えるけど、実際はもっと大きくドカンと見えるし、紅葉もはるかに綺麗に見える。
いくつかのヘアピンカーブを越え、平湯トンネルも越えて平湯温泉へ。
奥殿に一服していこかと言ったけど、このまま行こうということで安房トンネルへ。
ここから見る景色は実に雄大だ。
中部縦貫道の安房トンネルで長野・上高地側へ下りていく。
上高地への入り口、沢渡(サワンド)まで一気に下ってしまう。
道の駅?「沢渡」で一服。
道の対面には有料の駐車場が有り、たくさんの車が停まっている。
画像は撮り忘れてしまったので、Googleのストリートビューから。
上高地や大正池へは一般の車では入れないので、ここに車をデポしてバスかタクシーで向かうのだ。
中には焼岳や槍・穂高などへ向かう人達もいるだろう。
沢渡の周りの紅葉は今が終盤。
ここでこんな感じだから、標高の高い上高地の紅葉は終わっていると思う。
奈川渡ダムからは長野県道26号で藪原へ出て、そこからR.19で木曽福島、中津川とつないで豊田帰着。
帰り着いたのは5時半で、せせらぎ街道から焼岳の麓まで行ってきたし、ほとんど下道なのだから早く帰れた方だ。
走行距離は400キロ超えだけど、大した疲れもなく楽しかった。
さあ今から買ってきたキノコで一杯だ。
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