人情あふれる町で味わう海鮮丼「鮨・湖月」【岐阜県美濃市】

人情あふれる町で味わう海鮮丼「鮨・湖月」【岐阜県美濃市】

 

百春の蔵元「小坂酒造場」の蔵開きも見終え、山本屋という店で豆菓子も買って、昼ご飯をどうしようかということに。

初めの予定では、蔵開きで買ったお酒を家で一杯ということだったけど、こんな鮨屋さんに行き当たって、どうしようかということに。

外観から受ける印象は ”美味しい” という雰囲気で、奥殿もいいねと言う。

 

そこに現れたのが、フェルトの帽子をお洒落に決めた二人連れのご婦人。

ご婦人達はこの店を目指して来たようで、私が「お先にどうぞ」と言えば、「いえ、お先にどうぞ」と譲られてしまう。

 

初めてでどうしようか迷ってますと答えると、ここのランチは直ぐに終了してしまうから、いま入らないと終わってしまいますよ、とのこと。

彼女達も以前12時に来たら終わっていたことがあったので、今日は早目に来たとのこと。

 

それと近くに美味しいそば屋さんがあったけど今はやめてしまい、この辺りではここが一番お薦めですよとのことで、ご一緒にどうですかと誘われた。

そこまで言われて行かないと言うのは失礼ということで、鮨屋「湖月」に入店だ。

奥殿もここで食べたかったというから、ちょうど良かった。

 

店内は余計な装飾もないスッキリとした設え。

マスターの服装もきちっとしていて、しっかりとした寿司職人といった風情。

 

ランチは一種類のみ(1,100円)で、他に選択肢はない。

今日のランチは海鮮丼とのこと。

 

運ばれてきたお茶が美味しい。

鮨屋でお茶が不味いとガックリだが、ここのお茶は美味しく嬉しい。

 

突き出し?

しじみの味噌和えで、お酒が飲みたくなる味。

 

続いて運ばれてきたのはマグロのカツ。

これが美味しかった。

分厚く切られたマグロのカツは、まるで牛カツのようなイメージ。

 

思わず「酒が飲みたい」と呟いたら、マスターがニヤッとしていた。

美味しいカツだ。

 

その間にもお客さんがどんどん入ってきて、店内はほぼ満席に。

そしたらマスターが「準備中の看板にして」って、もうランチ終了ですか?

時計を見ればまだ12時前で、ご婦人が言っていた通りだ。

 

海鮮丼がやって来た。

海鮮丼というと御飯の上に刺し身を乗せただけというイメージだけど、ここの海鮮丼はちゃんとしたネタで、このまま握れば鮨になる感じ。

 

それとシャリが実に旨い。

鮨屋の酢飯で、何もなくてもそれだけでも食べられそうなほどに旨いのだ。

さすが鮨屋の作る海鮮丼は違う。

 

ネタの数も今数えてみたら10種類ほどある。

立派な海鮮丼で奥殿も美味しそうにしている。

 

こちらは茶碗蒸し。

出汁の利いた美味しい茶碗蒸しで、すべての味のレベルが高い。

最後にフルーツのデザートも出たけど、画像は撮り忘れ。

 

こんないい店に誘ってくれたご婦人方に感謝だ。

それとこれで1,100円というのは値打ちに感じた。

 

隣りに座ったお客さんは常連のようで、今日はやけに人が多いけど何?、とマスターに話している。

マスターが「百春の蔵開きだよ」ということで、それがキッカケになって我々も蔵開きに来たことや、美濃市へは初めてきたことなどで話が盛り上がってしまった。

 

せっかく美濃へ来たのだから、ここへ行くといいとかこんなところもあるということで、地図まで広げて丁寧に説明してくれる。

ということで、美濃の町の観光巡り。

 

先ずは名鉄の旧美濃駅。

岐阜の徹明町(柳ヶ瀬)と美濃駅を結んでいた美濃町線が廃線になり、旧美濃駅に駅舎や電車が保存されている。

鉄ちゃんではないので詳しいことは分からないけど、細身の電車がかわいい。

 

古い電車だけど内部はきれいに保たれている。

岐阜や美濃の人たちにとっては思い出のある電車だと思う。

 

全景はこんな感じ。

因みに無料だった。

 

こちらは長良川にある川湊灯台(カワミナト トウダイ)。

ここには川の港があって、明治時代までは水運の拠点だったとか。

 

当時はロウソクで明かりを灯していたのだろうか。

川にも灯台があったとは知らなかった。

 

他にも世界遺産の美濃和紙の里へ行くといいと言われたけど、パスしてしまった。

近いところだからまた来ればいいし、それに3月にはクラッシクカー・フェスティバルがあるとのことで、そちらに興味津々。

 

山本屋にも行きたいし湖月のランチもまた食べたいからね。

美濃市、初めての街だったけど人情も厚いいい街でした。

 

また行きます。

 

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