驚くほどに旨いイタリアンの店「ベッラソニア」【長野県飯田市】

 

 

奥殿が何か食べに行きたいと宣う。

そう言えば最近は遠出していないし、幸いなことに天気も上々。

ということで長野県は飯田市まで、パスタを食べにバキューンとかっ飛んできた。

 

飯田へ行くとなれば東海環状→中央道で行くのが普通だが、下道のR.153 で行く。

元々高速道路が好きではないし、それに下道で行くというのは如何にも ”ツーリング” しているという気がするからだ。

つまり目的地へ向かうことも目的なのだが、そこへ至る過程も楽しむのがツーリング。

 

四季折々の景色や風の匂いを感じながらドライブするというのは、実に気持ちがいい。

これが高速道路だと早く現地に着くことが目的となり、その過程は単なる”移動”。

ツーリングはその過程も目的なのであって、決して ”移動” ではないのだ。

 

そういう道中を楽しむという意味では、バイクが一番かもしれない。
(以下3枚の画像は車載カメラの画像なので、低画質です)

彼らは風を感じながら ”乗ること” 自体が楽しいのだから。

今日のような爽やかな高原のワインディングロードを駆けるシーンは、ライダーにとって至福の時だと思う。

 

ここは治部坂高原。

右側はスキー場で、この時期はコスモスが満開。

あと一ヶ月もすれば紅葉真っ盛りだ。

 

治部坂からは飯田まで一気に駆け下る。

ここの気温は20℃に達せず、エアコンも要らない。

天然のクーラーだ。

 

で、飯田に到着。

豊田を8時に出て10時過ぎには着いたから、2時間強で着いてしまった。

高速を使ったのと大差ない、と言えばよほどかっ飛んできたと思われるかもしれないが、普通に走ってきただけ。

豊田から飯田は思うよりも近いのです。

 

先ずは飯田の JA で買い物。

りんごやブドウなどの果物が欲しいとのことで寄り道。

 

店内にはリンゴやブドウ、それにナシなどがたくさん出ている。

飯田は果物の産地でもあるのだ。

よく分からないけど ”初つがる” というのに、ブドウは巨峰にした。

他にも里芋やキノコなどを買って、いざイタリアンの店へ。

 

着いたのはここトラットリア ”ベッラソニア”。

着いたはいいけど、早過ぎてまだやっていない。

11時からだと思っていたら11時半からだったのだ。

待ってても仕方ないので、車で近所を一回り。

 

飯田市は長野県の南部にある地方都市で、人口規模は10万人程度。

そんな山間地域にある普通の街ではあるが、どうした訳か飲食店が多い。

しかも多いだけではなく、洒落た店が多いのに驚かされる。

飯田の人たちは外食が好きなのか、食文化の程度が高いのか分からないけど、豊田より高尚に思える。

 

一回りしてくれば開店していた。

店内はどっしりとした設えで落ち着いた感じ。

 

木のフローリングに分厚い木製のテーブルが、本物の味を醸している。

カジュアルな感じも受けるから、敷居が高いということはない。

テーブルの間隔もゆったりと取られて、詰め込まれた感じがしない。

全てに余裕が感じられ、それがお客にも伝わるのか女性のグループ客もお淑やか。

実にゆったりとしたいい雰囲気なのだ。

 

メニュー。

三種類あるランチからコースを選び、それに三種あるパスタと六種のドリンクを選ぶ。

一番高いランチには、肉料理か魚料理が加わる。

 

複雑そうだけど、フロア担当の女性が丁寧に説明するから迷うことはない。

我々はCORSO-B(英語で言えばコースB)にし、奥殿はキノコのペペロンチーノ、私はレモンのナンチャラ(忘れてしまった)をオーダー。

 

先ず運ばれてきたのが前菜。

オォ、ビジュアルからして素晴らしい。

詳しい説明を受けたけど、ほとんど覚えられなかった。

 

分かるのは右上のスープがキノコのスープ(舞茸?)だったこと。

冷製のスープで、濃厚で苦みばしった大人の味。

サラッとしたコンソメスープの対極にあるような、コクと深みのある味で、実に美味。

イタリアンの店でこんなに美味いスープに出会ったのは、初めてかも。

 

鶏肉のトマトでナンチャラカンチャラ。

スイマセン、何がどうだったか覚えがないけど、トマトの酸味が効いた、如何にもイタリアしているひと品。

画像で見ると一口サイズに見えるが、見た目以上のボリュームがある。

 

ナスのナンチャラ。

料理の名前が分からなくて恐縮だけど、どれもこれも実に旨いのだ。

このナスも酸味(バルサミコソース?)の効いた味で、どの料理もそれぞれに主張している。

 

前菜と言えども、単に ”惣菜” を小鉢に盛ったのとは違い、全てが料理になっている。

全てが美味しいのに感服。

それと当たり前かもしれないが、全てがイタリアンしているのも素晴らしい。

 

続いて運ばれてきたのは、私の頼んだパスタ。

自分で頼んでおいてなんだけど、名前は忘れてしまった。

螺旋状のショートパスタを、サーモンとブロッコリーで合わせたクリーム系のパスタ。

 

驚くことに、味の決め手はレモン。

レモンの酸味を利かせたクリームのパスタなんて初めてだけど、これが実に旨いのだ。

クリームとレモンを合わせるなんて、イタリア人の味覚に脱帽。

 

感覚的に地中海地方のパスタかなという気がするけど、違ってたら失礼。

何れにしてもこんなイタリアンの味に出会えたのが嬉しい。

しかも長野県の飯田という山間地でね。

 

こちらは奥殿オーダーのキノコのペペロンチーノ。

ビジュアルはペペロンチーノの圧勝。

細麺のロングパスタ、カッペリーニを使ったものだけど、家で使っているディチェコのカッペリーニより細い。

 

ひと口味見させてもらったけど、麺も完璧なアルデンテで、頗る旨い。

味もキノコの香りたっぷりの中に、ニンニクの旨味が重なり、ペペロンチーノでもここまで出来るのかというほどに深みのある味。

素晴らしいの一言。

 

今まであちこちでパスタを食べたけど、下手をすると家で作ったパスタの方が美味しいくらいで、そのため最近は外でパスタを食べる機会が減っていた。

イタリアンを謳っていても、パスタを食べさせるのではなく、トッピングを豪華にして食べさせる店が多い。

 

ある店では伊勢エビの豪華なパスタがあるらしいけど、伊勢エビなんて立派なものは、別の料理として出してもらったほうがいいと思う。

それはパスタがメインではなく、伊勢エビがメインになっているからで、こんな組み合わせではパスタも伊勢エビも浮かばれない。

そんな豪華なパスタをイタリア人に出したら、彼らは何と言うだろうか。

 

コーヒー。

”カフェ・コン・パンナ” だそうです。

 

奥殿のオーダーなので私は飲んでいないけど、私の頼んだコーヒーがやけに貧弱に見えてしまう。

私も同じものにすればよかったと後悔&嫉妬。

あ、コーヒーそのものは酸味も少なく、それでもってコクのある旨いコーヒーでしたよ。

 

オレンジのケーキもとても美味。

自家製かどうかは聞き漏らしてしまったが、自家製ならケーキ屋さんでもイケそうなほどに美味しい。

 

アイスクリーム添えられていた。

高級なアイスの味がした。

これで1,980円のコースだけど、内容とその美味しさから言えば決して高くない。

むしろ安く感じる。

 

オーナーはこの人。

イケメンでお洒落な彼は、イタリアと日本の ”半分半分” とのこと。

コックさんは別にいて彼が料理している訳ではないが、彼の味に思える。

 

いや~美味しかった。

100キロの距離があるから気楽には行けないけど、こちら方面に来たらまた寄りたい店だ。

 

トラットリア  ”ベッラソニア”

 

それにしても飯田にはいい店が多い。

飯田の人たちが羨ましいね、ごちそう様でした。

 

 

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