初めての美術館訪問で「奈良美智」を見てきた【豊田市美術館】
- 2017.09.22
- 家飲み/家食べ
日頃から「芸術に縁遠い男」と豪語してはばからぬ私が、美術館へ行ってきた。
事の発端はこんなポスターを見かけたから。
何処かで見たような見覚えのある絵。
それに加えて訴えてくるような強烈なインパクト。
で、常から芸術に親しんでいる女性にお伺いを立ててみれば、”少しでも興味を持ったら足を運んで下さい” と背中を押してくれたので、豊田市美術館へ出向いてきた。
平日の昼という時間なので、美術館なんぞガラガラだろうと高を括って行ってみれば、広い駐車場もほぼ満車という盛況ぶり。
芸術に親しんでいる人が多いのか、奈良美智が人気があるためなのかは分からないけど、ビックリだ。
いつ見てもスタイリッシュな豊田市美術館。
来たことはあるけど、入場するのは初めて。
これです。
これを見に来たのです。
因みにワタクシ ”奈良美智” のことを ”ナラ ミチ” と読んでいて、てっきり女性かと思っていた。
正しくは ”ナラ ヨシトモ” で男性だったが、エライ恥をかくところだった。
チケット売り場には行列用の柵が設けてある。
今日は難なく買えたが、土日は凄いことになるようだ。
入場料は1,500円。
これが高いのかどうかは比べようがないから分からない。
この先は撮影禁止なので画像はないが、多くの作品が4会場に別れて展示されている。
手元にある資料によれば、約100点ほど展示されていた。
(以下の作品画像はネット上より)
作品はどれも大きいのにビックリ。
大きいものになると2mを超す。
それに絵画というとキャンバスに描かれて、立派な額に入っていると思ったけど、彼の作品はそこらの紙に描いたような感じ。
しかも油絵の具ではなく、アクリル(塗料?)や色鉛筆というから驚く。
表装もなく、額縁と言っても賞状を入れるような簡素な物に入れられているだけ。
だけど見るものを圧倒するようなインパクトは凄い。
言い方は適当ではないかもしれないが、漫画チックで凝った技法で描いてあるとも思えないのだけど、どうした訳か心に訴えてくるのだ。
それが何故なのか分からないけど、ジッと見入ってしまう。
展示されているものは絵画ばかりではなく、立体のオブジェや、トトロに出てくる ”サツキとメイの家” みたいなものもある。
しかも中に入れるというから驚きだ。
この辺りは伝統的な絵画とは違い、現代アートというか仮想現実の世界を表しているのかもしれない。
これがトリを務めた作品。
” Middnight Truth 2017 ” という作品名からも分かる通り、最新作とのこと。
こちらを見ているようで何処を見ているのか、焦点が定まっているようで定まっていないようなイメージ。
それでも見つめれば見つめ返してくる感じがして、摩訶不思議な魅力がある。
すべてを見るのにたっぷり1時間半も見ていたけど、飽きなかった。
気がつけば腹が減った。
昼時間に来たから腹も減るというもの。
この美術館にはレストランも併設されているからそこへ向かえば、満席。
待ちも出来ているから諦めたが、それにしてもお客さんが多い。
それと美術館入場者の9割以上は女性だったが、女性パワーの凄さを見せつけられた思いだ。
休日もこんな割合なのだろうか。
こちらは隣りにある ”高橋節郎館”。
同じチケットで入館OKということなので寄ってみた。
こちらはガラガラ。
芸術に疎い私なので何も分からず、ほぼ素通り。
3分で終わってしまった。
初めての豊田市美術館。
そこで見た奈良美智は、かなり印象深いものだった。
背中を押してくれた彼女にお礼を申し上げないとね。
ありがとうございました。
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