イタリア人シェフの作る生パスタ「ラ・マーノ・ディ・マルコ」【豊田市】
- 2017.10.02
- 豊田市内
ある会議の雑談の中で、旦那さんが家事を手伝う云々の話しになった。
女性からは旦那が仕事に行っていれば、昼に気を抜く時間があって楽だけど、定年して旦那が家にズ~ッと居るというのは、実に憂うつという話に。
家に旦那がいるだけでも目障りなのに、朝昼晩の食事の用意をしなくてはならず、それが来る日も来る日も、永遠に続くのかと思うだけでもウンザリになるらしい。
と言って、旦那さんが中途半端に料理に手を出すのも嫌なことらしい。
中途半端とは、いいトコだけ手を出してやりっ放したり、台所で奥さんが作っている最中に「あ~だこ~だ」と割り込んでくるのも、実に嫌なことなのだとか。
やるなら初めから最後までやり通して、洗い物まで済ませてほしいとのこと。
私も時々料理を作るから、決して他人事ではない。
やるなら心してやらねばと改めて思った次第。
そんな会議が済めばメンバーの女性とランチに。
他の女性も一緒に行く予定だったのだが、その女性に外せない用件ができて欠席。
お陰で綺麗な彼女と二人だけのデートになったのは幸いだ、と言うと不謹慎か。
彼女は肉ダメ、刺し身も余り得意ではないのでイタリアンにした。
向かったのは ”ラ・マーノ・ディ・マルコ” (La Mano di Maruco)という覚えにくい名前の店で、トヨタ自動車の本社近くにある店だ。
ここがその店。
店舗前の駐車スペースは2台しか停められないが、道を挟んだ対面に4~5台分の駐車場が用意されている。
店先にはこんな注意書き。
シェフ一人なので時間が掛かるとのこと。
我々はワインを飲みながらゆっくりしていく方なので、そんなことは全く気にならない。
むしろゆっくりやってもらった方がありがたい位。
あまり広くない店内はテーブルが6セット程。
そのテーブルが全て埋まっていて満席。
満席なので店内の写真を撮ることは遠慮したが、一人を除いてお客さん全部が女性。
週末の休日に、女性はおシャレしてランチを楽しんでいるというのに、旦那衆達は何をしているのだろうか。
男もお洒落してランチでも決めて貰いたいものだ。
これは帰り際に撮った画像で、こんな雰囲気の店。
いずれにしても事前に予約しておいてよかった。
ランチのメニューは1,800円のコース。
1,800円のコースにメイン料理を一つだけ追加した(+1,000円)。
選べるパスタとリゾットを、彼女は ”アサリとタコの緑野菜のソースの生パスタ” と” 野菜煮込みとグリエールチーズ” を選んでいたのは、肉がダメな彼女らしいところだ。
私は何はなくともワイン。
昼間っからボトルはキツイかなと思ったが、残ればお持ち帰りにするつもりで一本頼んでしまった。
そうそう、書き忘れていたがこの店のシェフはイタリア人。
なのでワインもイタリアのもので、きっと料理もワインも美味しいのではと期待している。
前菜が運ばれてきた。
手前はローストポークで、薄切りにされていて美味しい。
奥左は酸味の効いたソースの(恐らくバルサミコ酢)サラダに、右はマグロとアボガドのオリーブオイルで和えたカルパッチョ。
どれもイタリアンの味だ。
ワインに合いそうな前菜なので、さっそくワイン。
イタリアンの店でイタリアのワインはいいね。
彼女は車なので飲む訳にはいかず、私一人だけ飲んでて申し訳ない。
ボディのしっかりしたワインだ。
手作りのパン(フォカッチャ?)も出ていたけど、画像は撮り忘れ。
肉ダメな彼女のローストポークももらって、ワインが益々進む。
ローストビーフはちょこちょこ食べるけど、ローストポークは初めてかも。
柔らかくて味もよく、これなら家でも作ってみたくなる味だった。
肉には鶏、豚、牛などがあるけど、それぞれに持ち味があり、それぞれに美味しいと思う。
ハムやソーセージに牛肉が全く使われないのは、やはり合わないからでは。
それで分かる通り、高い牛肉が一番美味しいという単純なことではない。
安い鶏肉にはそれに合う料理、例えば唐揚げとかがあり、美味しく料理すれば絶品の料理になると思う。
パスタが来た。
これは彼女のオーダーしたパスタで、アサリとタコの緑野菜のソースの生パスタ。
生パスタは幅広の麺のフィットチーネ。
見るからに美味しそうなパスタで、私もこれにすればよかったと、チョト嫉妬。
こちらは私のパスタで、ミートソース仕立てのナスとトマトのパスタ。
ビジュアルも彼女のパスタのほうがいいけど、コレはこれで美味しい。
それにしてもこれでハーフサイズというが、気取ったパスタ屋だとこれぐらいで一人前という店が普通にある。
この店は気取っていなくていい。
彼女のパスタも美味しかったとのことで、ご同慶の至り。
出された料理を「美味しい、美味しい」といって食べくれることは、この店を選んだ私としても嬉しいこと。
選んだ店の料理を褒められると、自分が褒められているような錯覚をするのは男の特質かもしれないが、男はそう言ってくれる女性が好きなのだ。
女性が男のプライドを持ち上げてくれると、男はますます元気になり、そして運気も上がってくると思う。
これが逆に不味いねとかこの店はダメだねとか、マイナスのことばかり言われれば男もシュンとなってしまい、元気も無くなる。
そして運気も下がってしまうから、結果的に二人にとってもいいことではない。
彼が選んだ店の料理が口に合わなかったとしても、男はヨイショしておきましょう。
特に初めての店はギャンブルしているから大目に見て欲しいし、それにプラス思考のほうが楽しくなるしね。
男は単純な生きものなので、褒められれば次は更に頑張るパワーが出るもの。
女性の皆さん、ここら辺りのこと覚えておくと彼の運気が上がると思うけどね。
続いて運ばれてきたのはリゾット。
彼女のチーズ煮込みが美味しそう。
こういったビジュアルがキレイなものを選ぶ彼女のセンスには、いつも感心させられる。
芸術的な感性が高いのだと思う。
こちらは私のリゾット。
赤ビーツのナンチャラだったけど、赤ビーツが何なのかは聞き漏らした。
ちょっと酸味の効いた味で、メリハリの効いたリゾット。
食事の間もワインをガブガブ飲んでいて、結構飲んでしまった。
彼女が「そう言えばメインの魚料理がまだだよね」とのこと。
イタリアン人のシェフが頑張っているから、そのうち出てくるよと言っていたら運ばれてきた。
これが今日の魚料理で、 ”スズキのソテーのグリーンソースがけ”。
スズキも美味しかったけど、このソースがまた一段と美味しい。
ナス(ズッキーニ?)と相性も良くて、美味しいひと品。
それと画像で見るとあまり大きく見えないけど、彼女と二人でシェエアして丁度いいぐらいのボリュームがあった。
こんな美味しい料理を作ってくれたのは、この人。
イタリアの人でマルコさん。
”damerino” だ。
すべての料理を一人でこなしているから、混み合う時間は大変だろうけど、そんなに待たされたという気もしなかったから、手際はいいのでは。
なんだかんだと飲んでいれば、ワインも一本飲んでしまった。
マスターが ”強いね” と驚いていたけど、ちょっと飲み過ぎではある。
ドルチェ。
フワフワ・トロトロのティラミスで、とても美味しい。
これもマスターの手作りというから驚き。
コーヒー。
大ぶりのカップに入れられたコーヒーは、ビタータイプの大人の味。
私は元々カフェ・ラッテ(フランス語で言えば カフェ・オ・レ)が好きなので、ミルクをタップリ下さいと言ったら、何杯でもお持ちしますとのこと。
ミルクもピッチャーにたっぷり入っていたから、追加で貰わなくて済んでしまった。
前菜に始まりパスタ、リゾット、追加で頼んだ魚料理にケーキにコーヒーで、満腹さま。
特に彼女の頼んだ生パスタのフィットチーネは見るからに美味しそうで、これを食べるためだけでこの店に行きたいほどだ。
美味しかった。
ごちそう様でした。
またランチしに行きますね。
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