2017年の外飲みはまだ次があった「みや古寿司」【豊田市】

2017年の外飲みはまだ次があった「みや古寿司」【豊田市】

 

 

年が明けて2018年が始まっているのに、2017年のネタで恐縮。

昨年中にアップしようと思いながらも挫折してしまい、今になって書いたものだ。

 

2017年の外飲みも「チャイナテーブル石川」が最後かと思い、このブログにも「最後の飲み会」という記事をアップしたのは昨年末のこと。

ところが子供が来ることになり、急に外で食べることになったのだ。

 

年も押し詰まったこの時期は、既に年末年始の休業に入っている店もあるし、営業していても忘年会とか飲み会とかで満席も多い。

和食系の店がいいということで店を探すも、二軒の店に「予約満席で、」と断られ、ようやく予約できた店が「みや古寿司」だ。

この店は中心市街地からは少し離れているので、それで空いていたのかもしれない。

座るなりマスターから「お久しぶりで」とのことで、私のことを覚えてくれていた。

マスターの話によれば一年ぶりとのことだけど、よく覚えてくれていたものだ。

 

料理はあれこれ頼むのが面倒だったので、マスターにお任せ。

丸投げとも言うが。

 

で、今夜は京料理でいくことになったが、それは店の息子くんが京都で修行したからだ。

その息子くんが厨房から顔を出してくれたが、素直そうな好青年でイケメン。

 

思わぬところで京料理が味わえることになり、奥殿も子供も嬉しそうなのが何より。

先ずは一杯と言いたいところだが、子供はもう飲んでいる。

駆けつけ三杯といったところか。

 

私は初めからお酒でいく。

和食にはやはり日本酒が合うと思うからね。

因みにお酒は「可」(ベシ)という銘柄で、地元愛知・蓬莱泉のお酒。

 

最初に出された料理は「あん肝のポン酢仕立て」。

う~ん幸せ、という味のあん肝で、奥殿からもとても美味しいとのこと。

驚いたことに子供も大好きとのことで、こんな高尚な料理をどこで覚えたのか。

いつの間にかこういった味が分かるような歳になったということで、こっちも歳を取るわけだ。

 

マスターから刺し身を少し盛りましょうかとのこと。

鯛、カンパチ、鮪の赤身という三点盛り。

別にどうってことのない刺し身だけど、これが旨い。

同じ刺身といっても、スーパーで買ってくるものとはやはり違う。

水っぽくなくて、旨味が濃いのだ。

 

京都には京野菜という独特のものがあるが、その一つに海老芋がある。

いい海老芋が手に入ったからと、その料理が出された。

海老芋しんじょうだ。

ねっとりとした海老芋に優しい味の餡がかけれられ、頗る美味。

日本に生まれて良かったと思うような料理で、お酒にピッタリ。

 

これがその海老芋。

立派な海老芋で、高級食材なのだ。

豊田では売っていないと思うから、京都から取り寄せたのかも。

さすが京都で修行した息子くんだけのことはある。

 

鰤カマの煮物。

鰤のカマと大根って、相性が良いのね。

味も上等で、家で作るのとは違った上品な旨さがある。

 

鰆(サワラ)の焼き物。

焼き加減が絶妙で、息子くんの作る料理はどれも旨い。

 

付け合せはクワイ芋。

百合根のような食感で、懐かしい味がする。

 

奥殿も子供もお酒にチェンジしているが、美味しくてかなり飲んでいる。

「可」の次に頼んだのは「立山」で、スッキリとしたお酒。

このお酒のほうが京料理には合う気がする。

 

料理は、早からず遅からずのとてもいいタイミングで饗されるのがありがたい。

こういうペースで出されると、自然に飲む方のペースもいい感じになる。

 

天ぷらが出された。

牡蠣と白子の天ぷらで、大振りな牡蠣も旨かったし、白子のクリーミーな味も素晴らしく美味しかった。

 

添えられた塩のキメの細かさに驚いた。

粗塩とは真逆の塩で、粉と言ってもいいほどの塩。

舐めてみたけど塩辛さをあまり感じず、むしろ甘く感じたから岩塩なのかも。

 

マスターから、寿司はどうですかとのことで、お願いした。

マグロの中トロ(大トロ?)とサーモン。

どちらも美味しかったけど、次に出された鯖が素晴らしかった。

 

これが鯖のにぎり。

しめ鯖だと思うけど、生鯖のような風合い。

食べればこれが抜群に旨い。

元々鯖が好きで家でもしめ鯖を作るけど、やはりプロが作ったものは素晴らしい。

それにしても旨いしめ鯖で、これほどの鯖が味わえることが嬉しい。

 

穴子。

煮穴子を軽く炙って、それに詰めを塗った王道の穴子寿司。

これも旨いね。

 

それとシャリが小さいのがお分かりだろうか。

我々は飲みながら寿司を摘むので、これぐらいの小さい握りでないとツマミにならないのだ。

回転寿司の寿司はシャリが大きくて、あれは食事。

やはり寿司は小粋にひと口でいきたいものだからね。

 

かんぴょう巻。

ワタクシこの干瓢巻が大好きで、いつも〆に頼むのがコレ。

そんな好きな巻物がスッと出されるのが嬉しい。

ここの干瓢巻は特に旨くて、追加でもう一本頼んだほどだ。

 

いや~、どの料理も寿司も旨かった。

2017年のラストがこの「みや古寿司」でとても良かった。

奥殿も子供も、この店の味の良さに驚いていた。

 

みや古寿司

 

因みに会計は22,000円(3人)。

生ビールに酒が6合、それにあの料理と寿司を食べての金額なので、値打ちに感じた。

 

こんないい店に一年もご無沙汰していたのが勿体無いほどで、これからはもっと通うことにしたい。

とても美味しかった、ごちそう様でした。

 

 

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