ミュージカルのあとは「ふらり寿司」で一杯【名古屋・栄】

ミュージカルのあとは「ふらり寿司」で一杯【名古屋・栄】

 

 

久しぶりにミュージカルを観た。

観たのは「屋根の上のバイオリン弾き」で、主演は市村正親、共演は鳳蘭。

娘役の内の一人は神田沙也加という顔ぶれ。

森繁久彌が演じたのを観て以来なので、二十年ぶり?で「屋根の上のバイオリン弾き」が再び観られるのが嬉しい。

 

と書くと自分で選んで行ったように思われるだろうが、実はそうではない。

同級生の女性三人で行く予定だったのが、その内の一人が急用で行けなくなり、それで私のところにチケットが回ってきたということだ。

 

その時の同級生女子の誘い方が、「〇〇クン(私のこと)って、ミュージカルなんて観ないよね」という不躾な誘い方。

ざっくばらんな言い方は、いつものことではあるけどね。

 

日ごろ芸術には縁遠い男と豪語しているから、ミュージカルなんてお呼びでないと思われていたのだろうが、実はワタクシ、ミュージカルは昔から好きなのだ。

この「屋根の上のバイオリン弾き」に限らず、栗原小巻と宝田 明が演じた「マイ フェアレディ」なんかも観ている。

 

ミュージカルだけではなく舞台も好きで、仲代達矢の「マクベス」を観るために、能登演劇堂まで遥々行ったこともある。

© 無名塾

「マクベス」はシェイクスピアの四代悲劇の一つで、劇の内容も素晴らしかったが、舞台の能登演劇堂がスゴイのには心底驚いた。

上の画像でお分かりかと思うが、なんと舞台の後ろが開くのだ。

 

開くだけではなく舞台そのものが外と繋がっていて、舞台と一体になったそのスケール感は、他では絶対に味わえない雄大なもの。

戦闘シーンでは、丘の上からマクベス王(仲代達矢)たちが、本物の馬に跨がって駆け下ってくるというド迫力なシーンに、度肝を抜かれたものだ。

 

ちょっと話がそれたが、こんな訳で「屋根の上のバイオリン弾き」を観ることになった。

会場は名古屋・栄にある「愛知県芸術劇場」。

いつも思うことだが、美術館や劇場に来る人の8割方は女性。

この画像に写っている人も、スタッフを除いてほぼ全員が女性なのだ。

男に比べ女性の方が芸術性とか感受性が高いのかもしれない。

 

初めての芸術劇場は、バルコニー席もある四層の立派なもの。

これ以後は撮影禁止なので画像はないが、休憩も挟んで3時間半にわたるミュージカルをタップリ堪能させてもらった。

 

で、観終わって余韻の残るままちょっと一杯行こうかと同級生女子を誘えば、今からヤマザキ美術館へ行って彫刻!を見てくるという。

私、ミュージカルは見ても彫刻は全く興味なし。

芸術より食欲、彫刻より寿司と言うことで、彼女たちとはここで分かれて、一人飲み。

 

この時間(4時前)ではやっている店が少ないが、劇場の隣りにあるNHK名古屋の地下に、通しでやっている寿司屋があるので、そこへ向かった。

こんにちは ”どーもくん” 。

 

ここがお目当ての「ふらり寿司」。

入り口が混んでいたのでミュージカル帰りの客で満席かと一瞬焦ったが、お帰りになる人たちのレジ渋滞だった。

 

店は空いている。

4時という中途半端な時間なので、空いていて当たり前か。

 

数少ないお客さんも全て女性というのも珍しいが、ミュージカルにしてもこの寿司屋にしても、女性パワーを見せつけられる思いだ。

旦那さん達はどこで何をしているのだろうか。

 

先ずは一杯。

あまり見ないお酒が並んでいる中から、「ほしいずみ」の純米吟醸でいってみる。

 

ちゃんとした酒器で出されるのが嬉しい。

飲んだらこれが美味しい。

柔らかな口当たりとあったけど、正にその通りで、吟醸系ののど越しのいいお酒。

これはいい店に入った。

 

メニューはいろいろあって選ぶのが楽しい。

そんな中にこんな物があった。

マグロのレアカツ。

キャッチコピーに ”絶対に食べていただきたい!” とあったので、 ”絶対に食べてやる” ことにした。

 

他にも ”まぐろ三昧”(2,100円)や ”本気の刺盛り”(980円)など、美味しそうなのが並んでいる。

ここで問題になるが ”お一人様” ということ。

一人が寂しいというのではなく、いい気になって頼むと一人では食べきれなくなる事があるのだ。

と言うことでここは自重して、先ずはまぐろのレアカツを待つことにする。

 

待つほどのこともなく運ばれてきた、マグロのレアカツ。

綺麗なレアに揚がったマグロのカツが美味そう。

さっそく食べればこれが旨い!

 

赤身のマグロなので、火を通してしまうとパサついた食感になってしまうだろうが、レアなのでそれが全く無く、実にいい感じなのだ。

これは旨いぞ。

”絶対に食べていただきたい!” と謳うだけのことはある。

掛け値なしに美味しいし、しかもこれで790円って安くない?

 

調子に乗って ”本気の刺盛り”(980円) もオーダー。

目の前で盛ってくれるのを見てたけど、鮮やかな手つき。

 

ヘイお待ちどう、と出されたのがコレ。

オオ、盛り付けも綺麗で、見せることがとても上手い。

鯛、マグロ、サーモン、イカに甘エビ、アジに皮目を炙った刺し身(魚種不明)という6点盛りで、これで980円も安いと思う。

しかも名古屋・栄という土地柄を考えれば、バーゲンプライスなのでは。

 

お酒も一気に進んでしまい、早くも二合目。

二杯目は東龍の「龍瑞」(リュウズイ) と言うお酒で、これも初めて飲むお酒だが美味しい。

なんかこのままガンガンいってしまいそうだが、ここは名古屋。

豊田まで帰らなければならないから、お酒はここまでにしたが、後ろ髪を引かれる思いだ。

 

と言うことで寿司にする。

本当はマグロ三昧をいってみたかったが、量的に食べられそうにないので鉄火。

これをツマミながら、もう一杯飲みたいね(←シツコイ)。

 

穴子。

握ってからバーナーで炙っていたので、シャリも焦げが付いている。

 

〆はいつものように干瓢巻。

寿司は普通だったけど、トータルで考えると値打ちで美味しい店なのでは。

 

特にあのマグロのレアカツが美味しくて、あれを食べるためにもう一度来たくなるほどだ。

いや~美味しかった。

それに4時からでも、寿司を摘みに飲めるのが嬉しかった。

 

三代目 ふらり寿司

 

中途半端な時間に飲む機会があれば、またお願いします。

ごちそう様でした。

 

 

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