巻き寿司専門の「巻の禅」の寿司が美味しい【安城市・桜井】

 

 

安城市の桜井に、巻き寿司専門の「巻の禅」という寿司屋がある。

ただ私にとって安城はあまり縁のない所で、この店のことは数年前から知ってはいたが、なかなか行けなかったのだ。

 

安城市は豊田市の隣りで、ナビで検索すれば40分で着くという。

でも初めて行く店なので、予約した12時に余裕で着くように11時に出発した。

 

ナビの指示通りに走れば予定通り40分で到着。

店の前に着いているはずなのだが、それらしき店が無い。

 

看板らしきものがあるけど、これが目当ての店ですか?

寿司屋なら暖簾ぐらい出ているのでは、という常識的な目で探していたので分からなかったが、ここが「巻の禅」だった。

 

よく見れば看板も出いてるが、保護色のような色使いなので全く目立たない。

駐車場はあるが、狭い。

左側の黒い車の後ろが駐車場で、5ナンバーサイズの車でギリギリ。

 

右側に置いていある軽自動車(恐らく店の車)の ”曲芸的” な駐め方がスゴイ。

壁とのすき間が指一本ほどしかなく、慣れていなければ壁にコスルこと必須だろう。

 

何はともあれ入店。

普通の家と同じような玄関ドアを開けて入れば、こんな感じ。

どこが店なのか戸惑ってしまうが、声をかければ障子を開けてお入りくださいとの声。

 

ようやく店に上がることが出来た。

先客は女性4人のグループ。

 

店は8席しかなく、我々が座った直後に別の予約の女性客二人が座って、満員御礼。

結局男の客は私一人だけという、思いっきり女子率の高い構成比率。

 

最近こういった女子率の高い店に遭遇することがしばしばあるが、女性の方が社会的な接点が多いのかも。

女性は多面的な付き合いが出来るのではと思う。

 

それに比べて男は仕事上の付き合いや繫がりはあっても、それは会社(仕事)だけのこと。

なので仕事以外の付き合いとか、趣味や遊びの友人は少なく、その結果がこの店のような女子率の高さに現れている気がする。

 

男の付き合う世界は意外に狭く、しかも一面的。

それは寂しいことだと思うが、どうだろうか。

 

この店は畳敷きで、畳の色が黒と言う珍しいもの。

スタイロ畳だと思うが、こんな色もあるのね。

家の畳も古いから替えたいのだが、こういう畳もいいかも。

 

この店の料理は予約制で、コースのみ。

寿司はいつでも出来るとのことだけど、料理は当日では対応できないので予約は必須。

それよりも席数が少ないので、そういう意味でも予約は must だ。

 

我々は2,500円のコースをお願いしている。

先ず黒ゴマと白ゴマのナンチャラ餡掛け。

詳しく説明してくれるけど、その説明がとても細かくて覚えられない。

 

朝早くからダンナさんが黒ゴマを、奥さんが白ゴマを擦って仕上げた合作のひと品とか。

凝った仕上がりの品で、美味しい。

 

二品目は海老真丈や何とかをくるんで、カマンベールチーズで仕上げたもの。

これも凝った料理で、チーズと合わせてあるのがとても斬新で美味しい。

 

手間暇のかかった料理を詳しく説明してくれるのは、こちらの女性。

余計なことは話さない可愛い人で、おそらくこの店の奥さん。

 

冷酒をお願いした。

冷酒はこれしか置いてないようだ。

猪口は屋久杉!の猪口とかで、極めて軽いのにビックリ。

酒の味は常識的なもので、特に言うことはない。

 

これは素麺のトマトのナンチャラ。

全てが凝った料理でそれぞれに説明を受けるが、立て板に水で覚えられない。

お品書きでも作ってくれるとありがたい。

 

お酒はイマイチだったので、ビールにチェンジ。

サントリーのプレミアモルツで、Master’s Dream(醸造家の夢)。

 

珍しいのがあるねとマスターに話せば、私が好きなので、とのこと。

マスターはお酒よりもビールが好きなようだ。

冷酒が一種類しかないのはそのためかな。

 

こちらがそのマスター。

話しかけなければ話さないが、話し出すとよく喋るマスターで、語るのが好きそう。

 

レンコンのナンチャラ。

レンコンに練り物(すり身?)を挟んだものを揚げてある。

レンコンに詰め物をしたのではなく、レンコンを薄くスライスしてサンドイッチにしてあるという凝った作り。

 

生姜を効かせた出汁醤油で味付けてあり、とても美味しい。

器に残った出汁が美味しくて、マスターに「行儀が悪いけど器に口を付けて飲んでもいいですか?」と聞けば、ぜひ飲み干して下さいとのこと。

 

この店で使っている醤油は実は自家製です、とマスターが嬉しそうに語る。

そんなこととは知らずに、味がいいから残った汁が飲みたいと言ったのだが、それがよほど嬉しかったようだ。

隣に座った女性たちも感心そうに聞いていたのはいいが、マスターの語りがしばらく止まらなくなってしまったのは、迷惑だったか。

 

豆腐とじゅんさいのナンチャラ。

上品な味に仕上げられ、冷製なのが夏らしくて美味しい。

 

調子に乗って二本目のビールをオーダーすれば、こんなビールが出された。

黒ビールで BLACK LAGER とラベルにある。

 

飲めばこれが旨い。

まったりとした黒ビールではなく、キレとコクがある。

横浜のビールとのことだったが、御殿場で作っているらしい。

 

奥殿が飲みたそうにしていたが、車の運転があって飲めないのが恨めしそう。

地ビールもなかなかいいネ。

 

大きな桶を使って寿司を作り始めた。

この店は巻き寿司専門なので、どんな寿司が出るのか楽しみだ。

 

で、出されたのがコレ。

エビフライ巻。

 

キッチリビッシリと巻かれた太巻きで、食べればこれが実に旨い。

ほんのりと温かい酢飯に、エビフライとその衣のカリッとした食感が相まって、本当に旨い。

 

奥殿もこんなに美味しい巻き寿司は初めて、とのこと。

エビフライのパン粉は奥さんがパンを焼いて作っているとのことで、寿司に巻いた時にカリッとした食感が味わえるように、パンを焼いているとか。

 

そこまで気を使った巻き寿司なんて、聞いたことがない。

さすが ”巻き寿司専門” を謳うだけのことはある。

 

巻き寿司があまりにも美味しかったので、追加で寿司が食べたくなってしまった。

マスターに追加でも巻けますか?と聞けば、材料があるものならとのことで、干瓢巻を頼んだ。

寿司屋ではいつも〆に干瓢巻を頼むからね。

 

チャチャッと巻いてくれた干瓢巻。

隠し味にゴボウの奈良漬が挟んであって、これまた今までの干瓢巻とはランクの違う旨さ。

奥殿も今まで食べた干瓢巻とは次元が違う美味しさ、とのことだった。

 

コーヒーが出てお開き。

以上でコース料理は終了で、手の入った凝った料理、〆のエビフライ巻きが出て2,500円というのは格安に思えた。

 

巻き寿司専門「巻の禅」(食べログ)

 

豊田市の隣りなので、気楽に行ける範囲なのが嬉しい。

また行きたい店だ。

 

帰り際、ママに「カワイイ人だね」と声を掛けたら、「イェ~イ!」という声とともにこのリアクション。

ピースサインで応えてくれる姿が、さっきまでのママの姿と重ならず、まるで別人。

ママは意外と “カワユイ子” だったのだ。

 

ごちそう様でした、美味しかった。

 

 

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