蕎麦屋の「亀福」が満席で入れなかった訳は【豊田市下山】

蕎麦屋の「亀福」が満席で入れなかった訳は【豊田市下山】

 

師走に入り紅葉も終わりの時期。

こんな時期は道も空いているので、ショートツーリングに出かけてきた。

 

ついでに蕎麦でも食べようと、豊田市の下山にある蕎麦屋「亀福」を目指してレッツ・ゴー。

下山は広域合併で今は豊田市になっているが、それまでは下山村だったところ。

なので今も下山と聞くと ”村” という感覚が抜けない。

 

下山は豊田市から30分ほどの距離。

R.301で行くのだが、301は快走路なのでツーリングにもバッチリ。

 

近い所なのでアッという間に着いてしまう。

ここが目的の蕎麦屋「亀福」。

初めての蕎麦屋だけど、驚いたことに満車で車を停めるところもない。

 

道沿いの路側帯や歩道の脇もこの通り。

こんな山間地の蕎麦屋が、何故こんなに賑わっているのか。

我々が着いたのは11時前で、開店前の時間。

それでこの混みようとは。

 

開店を待っている人に聞けば、TVの「人生の楽園」という番組で取り上げられたからとのこと。

この店のことがテレビで放送されたのが原因だったのだ。

そのことを知らずに来たのは我々ぐらいで、並んでいる人たちのほとんどは、その番組を見てきた人たちのようだ。

 

この人たちは蕎麦が美味しいから来たのではなく、テレビで紹介されたから来た人たち。

そういう人たちは、次に他の店が紹介されればそちらへ行ってしまう。

 

五平餅が紹介されれば五平餅屋へ行き、パン屋が取り上げられればパン屋へ行く。

失礼を承知で言えば、 ”根” のない浮草のようなもので、決してお得意さんにはならない。

 

恵那市にある肉屋で時々 ”どて煮” を買うのだが、そこの大将がこんなことを話してくれた。

その肉屋はご覧のような佇まいで、コレと言った特徴のある店ではない。

我々も隣りにある「恵那寿や」の本店に来た折、「どて有ります」のチラシに釣られて覗いた店だ。

 

で、肉屋の大将が我々を見て「テレビを見て来たの?」と聞く。

違いますと応えれば、少し前にウドちゃん?の番組で紹介されましてネ、と次のようなことを話し出したのだ。

 

TVで放映されたのは、この肉屋のコロッケ。

ウドちゃんが「カリッと揚がってて美味しい」と言ったのだが、大将に言わせれば普通のコロッケで、特別なものではないとのこと。

 

そんなコロッケだけど放映直後の週末はヒッチャカメッチャかの大混雑で、いつもはちょっとしか売れないのが、行列が出来るほどに売れてビックリだったとか。

お客さんも地元の岐阜県だけでなく、中には遠く三重県からの人もいて、テレビの力に驚いた由。

 

行列が出来るほどに売れたコロッケだったけど、放映して一ヶ月も経てば元通り。

単なるブームでオシマイで、あのコロッケが美味しかったと、再び買いに来てくれるお客さんは皆無だったとかだ。

 

我々が訪ねた蕎麦屋の「亀福」も、まさに今がブームの真っ只中。

今日ここに並んでいる人たちの中で、何人がリピートするだろうか。

答えは数ヶ月先にこの店に来てみれば分かることだ。

 

今回はこんな状態だったので、蕎麦は諦めた。

このまま帰るのもナンなので、ちょっと足を伸ばして作手(つくで)村(今は新城市作手か)にある道の駅へ向かうことにした。

 

バカっ速いプリウスに付いていけば、蕎麦屋から30分ほどで到着。

今日は天気もいいからバイクもたくさんいる。

 

ここへ来たのはコレを食べるため。

美河フランク。

 

これが肉々しくて超絶旨いのだ。

ホント、今まで食べたソーセージの中ではダントツ一番。

値もいいけどその価値は十分にある。

 

ファイア!

滴る肉汁で炎が上がり、煙もモウモウと出るのが旨さの証し。

 

熱々を食べればやはり旨い。

食べたい気持ちが先に立ってしまい画像を撮り忘れてしまったが、相変わらず肉々しくてジューシーなソーセージだった。

 

ここの道の駅のもう一つのウリは野菜。

作手村は標高が高く、作手高原とも呼ばる。

そんな場所なので気温差が大きくて、そのため野菜やお米が美味しいのだ。

 

我々も野菜を買わせてもらって、帰ることにした。

腹が減ってきたのだ。

 

帰りも快走路のR.301を流してきたけど、途中で妙に遅い車に引っかかってしまい、パレード状態。

せめて50で走れよと言いたいぐらいに遅いのだが、7~8台前を走っている先頭の車がトンガッた車。

 

途中でウィンカーを出して道を譲ってくれたのだが、そのトンガッた車を見てビックリ。

なんとフェラーリ!

 

あまりにも遅いので道に迷っているかのと思ったけど、赤信号で止まっていればゆっくりと追いついてきたからそうでもない。

単純にゆっくり走っていたのだが、原チャリにも抜かれるようなスピードで走っていた理由は謎。

フェラーリに道を譲られたのは初めての経験で、二度と無いだろうな。

 

今日も面白かった。

特にフェラーに道を譲られた場面が一番面白かった、と言ってはフェラーリのオーナーに失礼か。

 

 

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