「酒縁 青月」は美味しくて敷居の低い大衆割烹だ【豊田市】
- 2018.12.12
- 豊田市内
12月も中旬だけど ”師走” という気がしない。
これが歳を重ねたせいなのか、それとも世の中から季節感が失われているのかは分からないが、今夜も一杯だ。
向かった先は「酒縁 青月」(しゅえん せいげつ)。
店はトヨタ本社近くの豊田市山之手にあるが、以前は豊田市の美里にあった店で最近こちらへ移転してきた。
美里にあったときに二度ほど誘われたことがあったが都合が合わず、今夜が初めての訪問。
平日の夜とは言え、忘年会のシーズンなので混んでいるかと思えばそうでもなかった。
小上がりもカウンター席もご覧の通り。
今は忘年会などの飲み会そのものが減っているのかもしれない。
我々は二人なのでカウンター席を予約していたが、ママが小上がりへどうぞとのことでそちらへ移動。
ここは魚が美味しいと評判の店。
メニューにもそれが現れていて、魚は豊富にそろっている。
ただ彼女も私も生の魚があまり得意ではないので(食べられないことはないが)、刺し身系はパスしてしまった。
それより改めて画像を見てみれば、好きなフグの唐揚げやあん肝などがあったのに気付かず、それを頼まなかったのが悔やまれる。
次回は頼んでみたいものだ。
お通しが運ばれてきた。
オォ、立派な盛りのお通しではないか。
量もたっぷりあって、これだけでもかなり飲めそう。
上の画像は彼女のもので、上下が反転している。
これが正常な向き。
説明を受けなかったので何が盛られているか分からないが、どれも味がいいのは流石。
しかも手の込んだ作りで、単純な惣菜とは訳が違う。
右側の小鉢には魚卵と小柱が和えてあり、下に引かれたほうれん草?に辛子味噌が味を決めているという素人では出来ないひと品。
食べれば頗る美味で、料理として追加で頼みたいほど旨かった。
このお通しの味で店のレベルが伺い知れる。
美味しい店というのは、お通しと言えども一定のレベル以上の味で仕上げてくるものだ。
野菜好きな彼女がオーダーしたのは豆腐とアボガドのサラダ(700円)。
ドレッシングが薄いと感じたので、それを伝えたらドレッシングを作って持ってきてくれた。
ワガママな客で恐縮。
ドレッシングはポン酢の効いたもので、美味しかった。
大振りな鉢にたっぷりと入っていて、一人ではとても食べ切れそうにない量だが、さすが野菜が好きな彼女。
私も少し手伝ったがほとんど彼女一人で食べ切ってしまった。
彼女の前世はウサギ?
そうそう、今夜は日本酒のぬる燗から始めてみた。
銘柄は不明だけどとても美味しいお酒で、これならぬる燗もいいね。
とは言え元々は冷酒が好きなので、やはり冷酒も貰った。
銘柄は岐阜の「百十郎」。
初めてのお酒で純米吟醸の辛口だった。
お酒は他にいろいろと揃っている。
どれも美味しそうなお酒で、アレコレ飲んでみたいものだ。
エビの天盛り(900円)。
エビラーには嬉しい一品。
料理が美味しいので他にも頼むことに。
粟麩蒲焼(あわふかばやき)のコメント欄の、「実はファンの多い一品」に惹かれたが、彼女のリクエストでここは出汁巻き玉子(600円)でいってみた。
上品に巻かれた出汁巻玉子。
添えられた大根おろしで食べれば、ますます旨い。
簡単な料理だと思うけど、これが家で出来ない。
こういう家で出来ないものを食べるのも外食の楽しみだよね。
他にもなにか頼んだような気がするが、忘れてしまった。
料理も美味しいし彼女との会話も楽しくてまだやっていたいが、名古屋まで帰る彼女を気遣ってそろそろ〆に。
嬉しいことにこの店には寿司があったので、それを〆にした。
鉄火、おまかせ握り、海老天巻きと全部頼んだけど、シャリがなくて二種しか出来ないとのこと。
鉄火と海老天巻き寿司でいってみたのは、私が巻物が好きだから。
これが海老天巻き。
これが旨い!
抜群に旨かったのだ。
甘めのシャリに巻かれた海老天の衣がカリッとしたアクセントになり、とても美味。
これはハーフだったけど、あればあるだけ食べてしまいそうなほどに旨かった。
海老天巻きがあまりにも美味しくて、一緒に頼んだ鉄火の画像は撮り忘れてしまったが、それほどに海老天巻きが旨かったのだ。
以上で今夜の飲み会は終了。
お会計約7千円は安く感じたし、量も多かった。
一人で来てたら、あのサラダだけでギブアップしてしまったと思う。
⇒ 割烹居酒屋「酒縁 青月」(食べログ)
美味しくて敷居の低い大衆割烹といった感じのいい店だった。
行きたい店が増えたね。
またお願いします。
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