上等な蕎麦屋「志庵」【瀬戸市】
- 2014.10.25
- 愛知県(豊田市を除く) 日本酒
最近蕎麦を食べていないからと、瀬戸市の「志庵」(しあん)という店に行ってきた。
初めに結論を書いてしまうと、Aランクの蕎麦屋で素晴らしい店。
隣りの瀬戸市に、これほどの蕎麦屋があることを知らなかったのは、迂闊だった。
自宅から車で小一時間で到着。
スタイリッシュでお洒落な外観。
明らかにデザイナーの手が入った建物で、余計な物のないスッキリとした印象。
店内もお洒落。
余分なデコレーションのない都会的な設え。
洒落たダイニングバーとしても通用しそうなほど。
メニュー。
二八のざる蕎麦が750円とリーズナブルな価格。
他にこんなセット物も。
初めてでよく分からないので、フロア担当の女性に説明を受けながら、天ぷら膳と単品の三種盛り、それに二八のざるをオーダー。
説明してくれる女性の、穏やかで丁寧な接客がとても印象的。
「おもてなし」を受けているという感じが伝わって、とてもいい気分。
初めに通された三種盛り。
サワラの刺し身、焼きナスのなんとか、お麸の揚げ物。
こんなのを見れば、飲みたくなるのが人情。
ということでお酒のメニュー。
日本酒だけでもこれだけの充実したラインナップ。
更にこんなお酒も。
どれも初見のお酒だけど、いいお酒の雰囲気が伝わってくる。
何を頼もうかと迷ったけど、迷った時はメニューの最初のものを頼むのが鉄則ということで、山形の「亀治好日」をオーダー。
趣きのある酒器。
さすが瀬戸物のお膝元の瀬戸市だけあって、器はセンスの良い物を使ってる。
初めて飲む「亀治好日」は、爽やかな酸味の効いた如何にも吟醸系の酒で旨い。
いい酒が置いてあるのは、いい蕎麦屋の証でもある。
三種盛りの中では、この焼きナスのなんとかが出色の出来。
焼きナスの香りと苦味が餡の中に溶けこんで、実に旨い。
どうやったらこんな料理ができるのか、、、
プロの作る料理はアマチュアとはレベルが違う。
外食は、家では出来ないものを味わうのが醍醐味。
それと器とか設えとか接客なども重要な要素で、最終的にはオーナーの品格に比例してると思う。
この店がとても素晴らしいのは、オーナーの品格とセンスが良いからなのでしょう。
蕎麦が運ばれてきた。
蕎麦は二八。
繊細で見るからに旨そうな蕎麦。
腰はしっかりあり、かつ喉越しの良い蕎麦。
水切りは十分にされてても、くっついてしまうような感触は皆無。
実に旨い。
蕎麦を食べてるっていう感じがビシビシして、至福の時。
奥殿の天ぷら膳に付いてきた、鮨。
奥殿に言わせると、素晴らしく美味しかったとのこと。
酢飯の上にとろろがかけてあり、イクラと味噌を合わせたもので味付けがされてるという、凝った作り。
それと織部の皿がいい。
私も食べたかった、、、
非常に軽く揚げられた天ぷら。
海老を一本もらって食べたけど、とても甘い。
この価格だとブラックタイガーだと思うけど、まるで車海老のうような甘み。
質の良い海老を使ってるのでしょう。
そば湯はポタージュタイプ。
言うことなし。
奥殿もとても気に入った様子で、いつもなら頼まない蕎麦ぜんざいを追加。
とても美味しかったということで、ご同慶の至り。
本当にいい店だった。
⇒ 志庵のHP
こんな素晴らしい蕎麦屋に出会えて、幸せ。
この後は瀬戸の町をブラブラ。
知らない町を歩くのは新しい発見があって楽しい。
立派なちゃわん屋。
これぞうなぎ屋。
こんな話は次回ということで。
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