美人ママの居酒屋はおじさん達の楽園【豊田市】
居酒屋のママから「予定がなかったら、遊びに来てくださいな」というメール。
前々からお誘いは受けてたけど、タイミングが合わず半年もご無沙汰。
それと「〇〇くん(私の事)の好きなお酒も用意してあるから、」とまで言われて行かないのは、私の美学に反する。
ということで、美人ママの居酒屋へ(ママの希望により店名は伏せ)。
お待ちしてました、の声に迎えられてママの隣という、特等席を指定される。
半年に一度程しか来ない私なのに、「この席でいいの?」と躊躇したら、週末は暇であまりお客さんが来ないからいいの、ということでご常連の特等席へ。
先ずは一杯。
出されたお酒は小左衛門の「純米吟醸ひやおろし」。
家で飲んでるものと同じ酒だけど、場所が変わるとまた違った感じを受ける。
スッキリ爽やかな吟醸系でも、熟成された味わいも感じるいいお酒だ。
突き出し。
三種盛り。
気の利いた盛りで、これだけで一合は飲める。
驚いたことに突き出しはもう一皿あった。
こちらにはホタルイカの沖漬けが盛られている。
上等なひと品で好きなものだが、これはママのサービスかも。
サッと出る大皿料理。
好きなロールキャベツがあったので、注文。
レンジで温められた熱々のロールキャベツ。
スープが中華味でとても旨い。
ママに聞いたら、コンソメで味を付けたから、ということ。
一杯飲みたいわ、ということで、ママもお酒を。
ママから飲みたいと言うのは珍しいこと。
飲んで仕事は大丈夫かと聞けば、今日はお客さんが少ないからいいのとのこと。
ありがたくお付き合いさせていただきます。
二人でいい気になって飲んでたら、アッという間に四合瓶が空に。
このペースだとベロベロになりそう。
そうこうしてたらお客さん。
誰かと思えば一緒に選対を組んだご先輩二人。
共に選挙で戦ってきた仲なので、気心は知れてる。
早速乾杯。
一緒に頑張った間柄なので、話が弾むし酒も進む。
お酒の追加を頼んだら、どれがいい?と出されたのがこのラインナップ。
ママにこんなにあるなんて凄いね、と言ったら、あなたの為によ、と男心をくすぐる言葉。
どれも美味しそうなお酒だけど、飛騨高山の「蓬莱」をチョイス。
角のないまろやかなお酒で、トロッとした味。
飲み飽きないお酒。
ロールキャベツは二皿目のもの。
同じ料理を追加するのも芸がないけど、それほど旨かったから。
今日は暇なのよ、というママの言葉とは裏腹に次々と来客がある。
気づけば満席だが、皆さん知り合いばかり。
ジャージ姿は料理屋の大将で、私も所属していたあるスポーツ組織の大先輩。
この大将の店も最近行ってない。
大きな店だけど、カウンター席もあるから今度機会があったら寄らしてもらいましょう。
みんな顔見知りだから、更にヒートアップ。
加えて珍しくチャイニーズのカップルが来店。
とてもチャーミングなチャイニーズの彼女。
たどたどしい日本語だけど歌は抜群にうまく、テレサ・テンの「時の流れに身をまかせて」を歌った時なんて、全員聞き惚れてしまったほど。
気がつけば午前 0時。
6時間も飲んでる、、、途中の記憶が飛びそうというか飛んでいる。
〆に何か食べたいと言ったら、パンがあるとのこと。
マスタードが利いてとても美味しい。
和食の店だけどこんなのが有るのが嬉しいネ。
ママに、週末は暇って言うわりには結構忙しいじゃない、って言ったら、今日は特別ねって。
ママとじっくり飲めるのを期待してたのにね、残念、、、
ご先輩方とも飲めたことは、それはそれでとても楽しかった。
最近は一人でブラっと気楽に寄れる居酒屋が少ない。
寿司屋は廻る寿司に押されて、カウンターで飲める寿司屋が絶滅の危機。
小じんまりとした店で、気の利いた料理が出て、気取らずに飲める店が少ない。
加えてママが綺麗なんてますます少ない。
そういう意味でこの店はおじさん達の楽園で、天国みたいな店なのだ。
また寄ります。
ごちそう様でした。
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