ご飯に漬物、それに味噌汁の組み合わせは ”ご馳走” なのだ【自宅】

ご飯に漬物、それに味噌汁の組み合わせは ”ご馳走” なのだ【自宅】

 

この日の料理担当は私。

奥殿がいないので私がコックを務めるのだが、メニューが決まってない。

 

寿司が食べたい気分だけど、寿司なんて握れないからムリ。

それに寿司は粋な店で美女と食べるに限るから、寿司は持ち越しだ。

 

さて困った。

作るものが決まらないのでは何も出来ない。

 

世の奥様方は、ご飯のメニューをどうやって決めているのだろう。

しかもそれを一年365日、毎食考えるのは大変なことだし、加えてそれを毎日作るのだから、主婦業は難易度の高い知的な作業だ。

 

で、冷蔵庫を見てみれば鶏もも肉がある。

それにから揚げ粉もあるから、今日は鶏のから揚げでいってみる。

久しぶりのから揚げだ。

何か急にから揚げが食べたくなってきたが、食欲なんていい加減なものだ。

 

鶏もも肉を適当な大きさに切って、ちょっとお酒に浸す。

これをやると鶏肉が驚くほど柔らかくなるから、最近はいつもこうしている。

 

鶏のササミもあったので、これは粉をまぶして揚げ、海老マヨと同じソースで和えることにした。

海老マヨならぬササミ・マヨだ。

 

から揚げ、揚げます。

ジャーと5分ぐらい揚げれば出来上がりで、簡単なことだ。

ここで奥殿が帰ってきたが、今更コックを交代する訳にもいかず、このまま進行Go。

 

揚げ物をやっている私を見て、スゴイねとのこと。

奥殿によれば、揚げ物を一切やらない家もあるとか。

理由はキッチンが汚れると言うことらしいが、台所は作業する場なので、汚れることを気にしていたら何も出来ないと思うが、どうなんだろう。

 

私の経験では、揚げ物よりも炒め物の方が油ハネは遥かに多いと思うけど、揚げ物をやらないということは炒め物もやらないということなのだろうか。

ただし汚れると言っても大して汚れるものではないし、それに汚れれば掃除すれば済む話だと思うけどね。

 

揚げ物をやらないということは、トンカツとかエビフライ、から揚げなどの類いを作らないことになるけど、それだとメニューの幅が極めて狭くなる。

作る人はそれでいいかもしれないが、ダンナさんや子供たちはそれで我慢できるとは思えない。

ベジタリアンの家ならいざ知らず、トンカツやから揚げが食べたいとリクエストされた時は、どうするのだろう。

 

そんなことを話していれば、から揚げもササミも揚がった。

ササミは海老マヨと同じソースで絡めれば、ササミ・マヨの完成。

 

盛り付ければ、オォ、美味しそうではないか。

マヨネーズにチリソース、それにケチャップと白ワインを適当に混ぜただけのソースだけど、これが実にいい味。

海老でなくても、この鶏ササミで十分に美味しい料理になる。

 

こちらはから揚げ。

今日は鶏肉をいつもより大き目に切ってみたけど、この方が見た目のインパクトがある。

 

さっそくビールでカンパイだ。

ウ~ン、ビールにはから揚げがピッタリ。

逆に言えばから揚げにはビールがピッタリとも言えるが、どちらにしても相性抜群の組み合わせ。

世の中にこんな旨い組み合わせがあるのかと言えば、大袈裟か。

 

冷えたビールと揚げたて熱々のから揚げ。

こんな旨いものを、台所が汚れるからという理由で家で作らないなんて、なんかすごくもったいない気がするけどネ。

 

スイマセン、余計なことを書きました。

それぞれの家にはそれぞれの事情もあるだろうから、一概に言ってはダメだな。

 

ササミ・マヨもとてもいい具合にできて、美味しい。

そうそう、ササミに粉をまぶすのは袋に入れてパタパタやるのだけど、その袋に穴が空いていて、顔まで粉まみれになってしまい、”鈴木その子” 状態に。

たまにはこんな事もあるのだが、人生一瞬先は闇だ。

 

こんな感じで一杯飲んでいれば、そろそろご飯に。

ご飯は奥殿が用意してくれたが、一汁一菜という基本通りの晩ご飯。

これが体にピッタリ来る味で、体に馴染む。

 

ソウルフードといえばアレコレあるだろうが、日本のソウルフードといえばやはりご飯。

それに味噌汁と漬物なのでは。

ご飯に漬物、それに味噌汁という組み合わせは、最強なのだ。

 

キュウリとミョウガの浅漬も、頗る美味しい。

決して贅沢なご飯ではないけど、このセットは食事をとても豊かに演出してくれる ”ご馳走” なのだ。

 

今日も美味しかった、ごちそう様でした。

 

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