食卓から和食が減りご飯よりパンの方が多いらしい【自宅】
- 2019.11.07
- 家飲み/家食べ
日本経済新聞に「和食リセット」という記事が連載されていた。
そこには家庭の食卓から、和食が消えつつあると書かれている。
好きな食べ物はと聞けば、カレーやラーメン、ギョーザやから揚げなどが並び、肉じゃがとか焼き魚、味噌汁にご飯などの和食はランクに入っていない。
それに比例して、コメよりもパンの購入量の方が多いらしいのだ。
和食は健康やダイエットに良いと言われていても、家ではほとんど出番が無いのが現状。
和食は高級な料理屋で食べるもの、と思っている人もいるとか。
他所様のご飯の内容を知る由もないが、そんなに和食が減っているとは知らなかった。
私の家でもギョーザとかフライ物などの出番は多いが、それでもご飯と味噌汁は出る。
別に和食を意識しているのではなく、ご飯が美味しいと思うからだが、今やそれが少数派になっているとは。
ある日の朝ご飯がコレ。
サバの塩焼きにご飯と味噌汁というランナップで、典型的な和食。
奥殿が用意してくれたものだが、意識して用意したものではなく、朝はこういう感じが多い。
尤もサバの塩焼きと言っても日本の物ではなく、ノルウェーの ”北海サバ” だが。
和食と言えども使っている食材は輸入物が多い。
理由は様々あるだろうが、国産のサバに比べて美味しくて、しかも安いのだ。
ノルウェーから運んで来るだけでも余分な費用がかかる筈だが、それでも国産より安いのは何故なのだろうか。
そんな話は置いておいて、やはり北海サバは旨い。
ノルウェーの北海サバは国産のサバより油のノリがはるかに良く、焼いている最中でも、油がほとばしっている。
それと骨も取ってあるから食べるのも楽。
ファミレスなどで出されるサバも、ほとんどが輸入品の筈だ。
ただしご飯だけは国産がいい。
スーパーなどでは国産のコメしか見ないが、美味しいと評判のカルフォルニア米やオーストラリアのコシヒカリなど見たこともない。
一度はカルフォルニア米を食べてみたいと思っていても、売っていないのだ。
外国産のコメはタイ米が有名だけど、あれは粒の長い長粒種。
長粒種の米は粘り気が少なく、日本人の好きなモチモチとした食感がない。
だけどタイの料理にはタイのお米が合うが、それは当然のこと。
それと同じで、日本の料理(和食)にはやはり日本のお米が合うのだ。
家のご飯はスーパーの安っいお米だけど、これで不満を覚えたことはない。
中には10kgで一万円もする高級なお米もあるようだけど、そんな高いものは買ったことがない。
それでも不味いと思ったことはない。
ご飯を炊くプロが言っていたことだが、ご飯は炊き方で美味しくもなれば不味くもなる。
ご飯は米の良し悪しよりも、炊き方の方がはるかに重要で、「米三分に炊き七分」とのこと。
そんなご飯好きな私からすると、ご飯の消費量が落ちているとは思いもよらないことだが、言われてみれば確かにパン屋は増えている。
高級な食パンの店も次々にオープンしているから、やはり需要が多いということか。
稲武の道の駅のパン屋にも食パンが並んでいた。
結構たくさん焼いているようだったから、売れ行きもいいのだろう。
でもこれが高い。
一本(2斤)で1,300円(650円✕2)の食パンが売れるとは、スゴイね。
こんな高級なパンは食べたことがないから味は知らないけど、美味しいのかな。
確かにパンはサッと食べることが出来るから、忙しい朝などには便利。
買ってくればそのままでも食べられるから、極端なことを言えば運転しながらでも食べられる(下品だが)。
家でパンを焼く人も居るだろうが、焼いておけば数日程度は日持ちもするから、毎日焼かなくてもいい。
合わせるおかずは無くてもよく、コーヒーだけでもOKだから、世話がない。
ご飯に味噌汁はやはり手間がかかるし、運転しながら食べるなんてことは絶対にムリ。
そう思うとパンが重宝されるのは、作る人(食べる人)が忙しいという理由もあるのかと。
それを言われるとムリに和食を勧められないが、でもやっぱり和食を勧めたい。
特にお酒との相性は抜群だから、って飲む話で恐縮。
でもお酒(日本酒)の消費量も減り続けていて、ビールや焼酎の方が売上が多いと言われればその通りで、これでは和食の出番がますます無くなる。
別に私が悩むようなことでもないが、和食が減っていることだけは確かなようだ。
さ、今夜は何を食べましょうか。
から揚げなんていいけど、これって和食ですか?
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