何を食べても旨いとしか言わないグルメレポーター
- 2024.05.15
- 家飲み/家食べ

あまりテレビを見ない私だけど、ある時テレビを見ていたらグルメ番組をやっていた。
この手のグルメ番組は ”取材” という形はとっていても、実はタイアップ番組が多い。
要するに広告・宣伝の一種で、そのため事前に調整を済ませ、それで取材・紹介という形で撮影をするのだ。
知り合いにテレビのディレクターをやっている人がいるが、その人の話によれば ”アポなしの突撃取材” などというものも有り得ないとか。
今のご時世、事前の承諾もなしにカメラを回して取材をすれば、プライバシーの侵害とかで訴えられかねない。
本当にアポなしで取材をして目当ての店が休みだったり、営業していても忙しくて取材どころではないとかでは番組が成り立たない。
タレントを起用して限られた時間内で取材しているので、その時間に取材が出来なければ絵が撮れないのだ。
取材ができなければ放送枠の中に穴が開いてしまい、とんでもないことになる。
事前に交渉をしてスケジュールも合わせ、番組の意図する方向で取材するのは当然のことなのだ。
そしてレポーターは何を食べても美味しいと言う。
それがたとえレポーターの口に合わなくても、決して不味いと言ってはいけないのだ。
そんな冷めた目でグルメ番組を見てみれば、どのレポーターも美味しいとしか言わない。
店へ行って食べて「美味しい」と言えば済むレポーターなんて、レポーターの意味がないと思うけどね。
そんなレポーターなら誰だってできる。
でもそれで番組が出来てしまうのだから、制作する側にとっては気楽な番組なのだ。
そんな番組を見ながら飲んでいたけど、この日のアテはこんなセットだった。
フライものをメインに、淡竹の煮物やイカ下足の唐揚げにいなり寿司などのセット。
揚げ物は冷凍ものを揚げただけで、他のものも作り置きのものを並べたものだけど、限られた時間で用意するのだから、凝ったものを毎日作る訳にはいかないのだ。
それでも私にとってはこれで十分に満足。
用意ができれば早速乾杯。
う~ん、いつもと変わらず美味しい。
今日の揚げ物はミートコロッケと、マグロとタマネギの串カツ。
マグロとタマネギの串カツはアッサリとした味わいで、美味しい。
コロッケもサクッとした軽い感じで、やはりフライものは揚げ立てを食べるに限る。
淡竹は昨日は刺身だったけど、この日は煮物にしてくれた。
薄味に仕立てられた淡竹は上品な味で、居酒屋の料理ではなく、小料理屋で出される料理のような雰囲気。
これはコンニャクのピリ辛炒め。
淡竹の煮物とは違い、これは居酒屋料理の雰囲気。
でも飲むにはこういった、ちょっとジャンクっぽいものも嬉しいのだ。
そして私の好物のいなり寿司。
天かすを混ぜたご飯を、濃い目に味付けた揚げで包んだいなり寿司が美味しいのだ。
ご飯の量が少ないいなり寿司なので、ツマミにもなるしそしてご飯にもなるから、飲みながら食べるにはうってつけ。
美味しいと言いながら、6個も食べてしまった。
そんなこんなで、今日の晩ご飯も終了。
今日も美味しかった~、って、私もテレビのグルメレポーターと同じで、美味しいとしか言ってないな。
ごちそう様でした。
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