フレンチを謳う焼肉屋「桒はら(クワハラ)」とは【飯田市】
- 2015.09.22
- 豊田市内
世間様は5連休のシルバーウィークだけど、私には5連休などなく普通の休日。
そんな普通の休日に、美味しそうなランチを目指してツーリングに行ってきた。
向かった先は長野県飯田市。
豊田からはR.153のオール下道で、これがとても良いツーリングコース。
幸い天気も抜群によく、久しぶりのオープンエアを楽しんできた。
途中に寄った稲武(イナブ)の道の駅。
ここはライダー御用達の道の駅で、やはりバイクが多い。
もっと激混みかと思ったけ、どまだ8時台という時間だからか、激混みとまではなかった。
とは言え既にガードマンが誘導を始めてるので、この先混み合ってくるのは必至。
気候も天候もいいのでオープンカーも出てきてる。
これは初代のロードスターで、20年以上は経ってるだろうけど素晴らしく状態がいい。
ソフトトップのリアスクリーンが透明なのを見ると最近交換したものだろう。
初代の幌の欠点として挙げられるのがビニール製のリアスクリーンで、経年変化で黄ばんで終いにはボロボロになってしまう。
それを嫌ってガラス製になった二代目の幌に交換するオーナーもいるけど、この車はオリジナルの姿を忠実に保っている。
カンパニョーロのホイールとメッキのフィラーキャップはノンスタンダード。
稲武からは道も空いていて順調なハイペースで北上。
時間があるからと根羽村や平谷村の道の駅にも寄ったけど、これというものは無い。
ランチをの予約時間は11:30でこのままでは早く着き過ぎてしまうからと、昼神温泉の朝市にも寄ってみたらもう終わっていた。
朝市の時間はと見れば6:00!~8:00までとある。
こんな時間に終了するというのは、昼神温泉の宿泊客目当てのイベントのようだ。
観光バスで来てる客は9時頃には出発してしまうから。
先を急ぐわけではないけどこれでは居場所がないから飯田へ。
飯田の街に入ったらこんな店があったので寄り道。
「りんごの里」というJA直営の農産物販売所。
大きな駐車場が満車と異様に賑わってる。
店内はいかにも信州という感じでりんごやキノコそれに馬刺しなどが豊富にある。
これは各種のキノコ。
栽培物なのか天然物なのか分からないが、新鮮そう。
こちらは松茸。
もちろん地元信州の松茸で、思ったより安い感じがする。
奥殿に買おうかと言ったけど返事が無いから止めた。
これはシメジ。
素人の私が見てもとても新鮮そうに見える。
そういえば奥殿はシメジのバター焼きとか天ぷらが好きだった。
これは見たこともないキノコ。
玉白茸というものでエリンギに似た感じ。
それとブドウとかリンゴがたくさん出回ってるのはさすが飯田で、リンゴの里という土地柄。
ここではシメジ、玉白茸、ナントカというブドウにお土産を買い、リンゴは今回見送り。
奥殿が言うには、リンゴはまた買いに来ればいいからとのこと。
エ?また来るんですか、、
そんなことをしてたらいい時間になったので、ランチの店に向かった。
ナビ無しでは行くのがややこしい場所の店がこちら。
フレンチ焼き肉の長屋門 「桒はら」(クワハラ)。
立派な門構えの店で、焼き肉とフレンチという聞いたことのない組み合わせの店。
この構えなら単純にフレンチに振ってしまった方が分かりやすいのでは。
それはともかく店へ。
門だけではなく店も立派な構え。
本格的な日本家屋で由緒ありそうな建物。
玄関から上がったところの板の間。
豪華というかちょっとデコレーションが過ぎる。
聞けば築300年の建物で、江戸時代の庄屋の屋敷だったとか。
増築・改築部分はあるけど基本的には当時のままだとか。
襖絵は聞かなかったけど、これは新しい物の感じ。
イメージ的には明治時代の錦絵のようだけど、もしかすると印刷なのかもしれない。
部屋に案内される。
我々二人のためにこの一部屋が用意されていた。
格子戸越しに門が見える。
部屋に風が爽やかでちょうどいい感じだが、エアコンの設備はない。
なので真夏はちょっと厳しいかもしれない。
ランチに来たのだけど今日はランチメニューではなく、ディナメニューを事前に頼んでいた。
こちらがそのディナーメニュー。
頼んでいたのは「おまかせ焼き肉コース」。
当初3,000円のコースで足りなければ単品を追加でとお願いしたら、金額の差は量の差ではなく質の差で、お任せのどれを頼んでもお腹は一杯になりますよとのこと。
それならということで4,000円のコースにした次第。
それにしてもどう見ても焼肉屋のメニューで、どこがフレンチなのか不明。
前菜のサラダ。
黄色い野菜は生のカボチャ!
何でもサラダ用のカボチャでひょうたんのような形をしてるとか。
サラダ用のカボチャと言っても特に感激するほどの味ではない。
普通の野菜サラダ。
ここの焼き肉はガスの直火で焼くタイプ。
排煙の設備は全く無いから、部屋も服も焼き肉臭くなりそう。
やって来た杉板盛りのおまかせ焼き肉。
黒毛和牛の巻き込み牛、ラム肉、中落ちカルビ、ナントカ豚などなど。
これにプラスして牛ホルモンがつくとのこと。
はじめはウェイトレス嬢が焼き方と食べ方を説明しなが焼いてくれる。
あとは焼いて食べるだけ。
焼き肉自体は旨いけど、予想通り煙がもうもうと立ち上り目が痛い。
お腹いっぱいになりますよ、と言われたとおり量はたっぷりある。
ビールで流したいけど車なので水で我慢。
この中ではラム肉がとても旨かった。
ウェイトレス嬢に聞けば、地元飯田ではラム肉(マトンも)がとてもよく出るそうで、実際旨い。
それと飯田は焼肉屋が異常に多い土地柄で、10万人ほどの町に350店の焼肉屋があり、人口比にすると全国平均の3.5倍という。
それほどに焼き肉が好きな土地柄ということ。
ところで ”フレンチ焼き肉” とあるけど、どういう意味かと聞いたら、シェフがフレンチ出身ですとのこと。
本当はフレンチ料理がやりたいのだけど、こういう土地柄でしかも田舎のため(失礼)、フレンチ単独ではやっていけないまらと、 ”フレンチ焼き肉” と謳ってるという。
ディナーで単品で召し上がっていただければ、フレンチ料理も出るとのことだった。
あとご飯とアイスクリームが出ておしまい。
以上二人で8,000円+税。
古い日本家屋で食べる焼き肉屋で、焼き方も古いコンロで焼くタイプ。
今風ではないから服も脂っぽくなってしまう。
◆ 店舗情報(情報は確認してください)
店名 : 長屋門 「桒はら」(クワハラ)
住所 : 長野県飯田市松尾新井6814-1
電話 : 0265-48-0829
営業 : 11:30~14:00 / 17:30~21:30 / 水曜定休
⇒ 桒はらHP
⇒ 食べログ
この店の評価は難しい。
お腹は一杯になったし特別不味いということもない、普通の焼肉屋という感じ。
この由緒ある建物で食べることを評価すれば高評価になるだろうけど、設備は古い。
今風の新しい焼肉屋なら設備も整ってるかため、服も体も焼き肉臭くならない。
話のネタとして一度は行ってもいいけど二度目は考えてしまう。
そんな店かな。
それよりフレンチの腕のあるシェフなら、思い切ってフレンチで売ってみてはと思う。
素人の考えなので、それで経営が成り立つかどうかは分からないけどね。
ごちそう様でした。
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