賞味期間わずか2時間 「大津屋」の栗粉餅【岐阜県恵那市】
- 2014.10.13
- 岐阜県
外観と店内が珍しいほどにアンバランスな料理屋 で不味いランチを食べたあとは、本題の栗粉餅を求めて「大津屋」へ。
車で5分とかからない距離だけど、大津屋には駐車場がないので、恵那駅前の駐車場に停めて歩いていく。
見知らぬ街をブラブラするのは、好き。
いい匂いがするので、その匂いに誘われて行ったら、こんな店に。
くるみ五平餅の「あまから本店」とあり、五平餅専門店の様子。
いい雰囲気の店で、見るからに美味そうな感じが伝わってくる。
店内は満席で、お持ち帰りの人も待ってるという盛況ぶり。
三河の五平餅は長五角形や楕円形だけど、こちら東濃地方の五平餅は団子型。
次々と焼いてるのを見てるだけでも楽しい。
クルミのタレが旨そうで、一本100円。
思わず食べたくなるけど、栗粉餅が待ってるので今回は泣く泣く諦め。
次は必ず寄ることに決め、大津屋へ。
大津屋に向かっていたら、今度はこんな店に遭遇。
栗きんとんで有名な「恵那寿や」(エナスヤ)の本店。
今は名古屋のデパートでも売ってるビックな店だけど、初めはこんな小さな店から始まったということ。
間口4~5mほどの店。
余計な物が一切ない、潔い店構え。
凛とした爽やかさが伝わってくる感じがし、思わず背筋が伸びそう。
ここで栗きんとんを買っていこうとも思ったけど、大津屋の栗粉餅があると思うと、気が引けてしまい、さっきの「あまから本店」に引き続いて、涙をのんでパス。
う~ん、残念。
それと栗きんとんで有名な店として、ここ恵那にある「恵那寿や」、「恵那川上屋」、それと中津川にある「すや」、「川上屋」と、似たような名前の店があり、実にややこしい。
どういう関係なのか知らないけど、それぞれが立派に繁盛してるというのも驚き。
それだけ東濃の栗きんとんが有名ということなのでしょうか。
で、大津屋に到着。
近頃はここの栗粉餅もそこそこ評判になってる様子。
「食べログ」の賞をとったことも一因かも。
今はネットの力が大きく、特に食べ物関係はその傾向が強いと思う。
目当ての栗粉餅。
1,100円(一箱10個入り)と、去年より値上がりしてるけど、それでもリーズナブルな価格。
店内でも食べられます。
栗粉がたっぷりかかった、栗粉餅(二個入り)。
しまった、砂糖を断るのを忘れていた。
いつもの味で、美味しい。
左上にチラッと写っているのは、試食の栗ようかん。
サラっとした上品な甘さの羊羹で、コレも旨いけど、今日は栗粉餅だけ。
◆ 店データ (情報は確認して下さい、画像クリックで「食べログ」にジャンプ)
賞味期間わずか2時間ということなので、バビューンと帰宅。
時間内に到着。
コレです、コレがいいのです。
栗粉がサラサラ。
いただきます。
砂糖はかけません。
栗の持つ甘みだけの味で、旨い。
2時間以内に食べないと、と言われても、そんなに食べられない。
試しに冷蔵庫で一晩放置したらどうなるか、やってみた。
17時間ほど経った栗粉餅。
栗粉が湿ってるのが、画像から伝わるでしょうか。
食べられないことはないけど、栗粉がねっとりした感じで、やはり早く食べたほうが旨い。
恵那市は人口5万人程度の山間地域の小さな町。
それなのに面白そうな飲食店があるというのは、街の文化程度が高いということなのか。
懐の深い歴史のありそうな町で、他にも面白いところがありそう。
大津屋の栗粉餅が今年も食べられて良かったけど、次に機会があれば「あまから本店」の五平餅を是非食べてみたいもの。
また行きますから。
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