盆休みは「にぎりの徳兵衛」で寿司三昧【豊田市】

今年の盆休みは親戚の葬儀に行った以外どこにも出かけていない。

時間があるからと芥川賞で話題の「火花」も買ってきたけど、読む気にならず買ってきただけ。

そんな状態で何をすることもなく、これでは引きこもりだということで外食に行くことにした。

お盆の時期は飲食店も休みが多く、行ったら休業だったでは疲れるから無休でやってる大手の飲食店に行くことにした。

向かった先は「にぎりの徳兵衛」。

一週間ほど前にも行った寿司屋だけど、奥殿も美味しくて気に入っているから再度の訪問。

午後も三時台という実に中途半端な時間にもかかわらず少しは客がいて助かる。

これが客がゼロだと何故か負担に感じるから人間の心理は複雑なものだ。

カウンター席でもテーブル席でもいいですよと言われ、選んだのはカウンター席。

店のスタッフと話もできるし仕事振りも見ることができるからカウンター席が好き。

何は無くとも先ずはビール。

暑い日に飲むビールは最高に旨い。

取りあえずのツマミはガリ。

ここのガリは美味しいしたっぷりと用意されてるから心置きなく食べられて嬉しい。

このガリだけでビール一本は飲めてしまう。

早くもいい気分になってきた。

寿司いきます。

先ずはアジ。

隠し包丁が入れられていて食感がいいし美味しく感じる。

高級な魚ではないけど旨い。

ここの鮨はシャリが小さくてツマミとしてもいけるから酒を呑みながらには丁度いい。

これがシャリの大きな田舎寿司だとツマミにならない。

食事なのかツマミなのか方向性の違いだけど、シャリの小さい握りの方がお洒落だ。

炙り三昧。

サーモン、ハマチに平目のえんがわの炙り。

炙ることで違う旨味が引き出されていて美味しい。

平目のえんがわは奥殿に取られた。

サラダ三昧の巻き。

ほっき貝、かに、つぶ貝のサラダ巻き。

とは言っても画像の撮り忘れで蟹のサラダ巻きしか残っていない。

イカ。

イカを頼んだら板さんから「柔らかい剣先イカがありますが、」とのことで、剣先イカの握り。

こう言う受け答えが出来るのがカウンター席のいいところ。

剣先イカは柔らかくて甘く旨い。

いつものようにワサビを貰う。

このワサビを鮨に添えて食べるけど、よく効く。

マヨネーズの炙り三昧。

マグロ、エビ、タラコの炙りで、マヨネーズがよく合う。

子供っぽい感じだけどそうではなく、大人の味。

奥殿はタラコの炙りが気に入ったようだ。

鉄火。

マグロの質もいいしそれに海苔がいい。

ここの鉄火は旨い。

鉄火を食べてたら酒が飲みたくなった。

冷酒は選ぶほど無く、この松竹梅の「豪快」一種類のみ。

辛口とあるけど飲んだ感じは甘く感じる。

吟醸系の酒ではないけど、万人好みの飲みやすさがある。

貝三昧。

ホタテ、赤貝、つぶ貝。

つぶ貝が特に旨い。

酒がすすむ。

メニューを見ていたらちょっと変わった鮨があったので頼んでみた。

生ハムとアボガドのカルパッチョ。

凝った握り鮨で、鮨というよりも鮨で作ったケーキのようなイメージ。

食べたらこれが旨い。

生ハムとアボガドとの相性がよく、洋風のイメージで新感覚の味。

しかもこれで180円という価格は驚くほど安い。

こういった新しい鮨を開発してくるのやはり大手のチェーン店ならではで、ここらあたりは旧態依然たる寿司屋では望むべくもない。

個人の寿司屋も旨い寿司を出そうと日々努力していないと完全に置いて行かれる。

トロサーモン。

これはこれで旨いけど、さっきの生ハムとアボガドのカルパッチョのインパクトが強くて、影が薄くなってしまった。

海老三昧。

生のエビが旨い。

温かいものが欲しいと奥殿が味噌汁を注文。

ここの味噌汁はアサリの味噌汁でこれが旨い。

プリップリのアサリがたっぷり入ってる。

奥殿はここの味噌汁を飲むのは初めてとかで、美味しいと感激してた。

まだまだ寿司いきます。

シメ鯖。

サバ自体が大きいし油も乗ってる立派なサバ。

冷凍のシメ鯖だろうけど美味しい。

今日のおすすめにあったハマチ。

きれいなハマチ。

程よい油の乗ったハマチで、旨い。

これも今日のおすすめで、キスの昆布締め。

昆布の味が淡白なキスに染み渡ってて美味しい。

旨い寿司を研究開発してくるものだと感心する。

ネギマグロ巻。

ネギトロのような感覚。

そろそろ〆ということで、最後はいつものように茄子漬けの握り。

今日の茄子は特に大きくて立派。

甘じょっぱく漬けられた茄子のにぎり鮨がサッパリとして旨い。

いや～よく食べた。

以上二人で六千円ちょっとはやはりお値打ち。

おいしかった、ごちそう様でした。

にぎりの徳兵衛で鮨を食べたのが今年の夏休みの最大のイベントだった。

9月になったら洒落た高原にでも行きたいものだ。

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