シェービングは男の儀式
- 2015.08.19
- 家飲み/家食べ
何もしなかった夏休み、と書いていたけど全く何もしなかった訳ではない。
例えば観音竹の手入れや髭剃りのホルダーの手入れとかしていた。
って、威張って言うほどのことでもないけど。
観音竹は土を入れ替えて株分けした。
これは株分けしたもの。
置き場所に困って玄関の上がりに置いたけど、ちょっと邪魔か。
こっちは元からある観音竹。
株分けした後でもまだモサモサしてる。
もう少し透かした方が格好がいいと思うけど、やり方がよく分からないからこれで妥協。
で、こちらは髭剃りのホルダー。
刃はシックの四枚刃なので交換すれば済みだけど、ホルダーはウッドと金属製なので時々磨いてやらないと艶が無くなる。
このホルダーはパーシモン(柿の木)でイタリア製。
パーシモンといえば少し前ならゴルフクラブのヘッドに使われていたほど固く耐久性のある木。
今はゴルフクラブといえば金属製のメタルヘッドやチタンヘッド、更にはカーボンヘッドなどでウッドヘッドなんて博物館行きのもの。
ウッドのヘッドはスイートスポットが狭く難しいクラブで、それに比べてメタルヘッドなどはスイートスポットも広く打ち易く距離も出るから、今ではウッドのクラブなんて見たこともない。
そんなパーシモンの髭剃りホルダーがあるのを見つけて喜んで買ったのが10年ほど前。
使ってみてその使い心地の良さにすっかり魅了され、旅行に行く時でさえ持参する。
使い心地がいいのは適度な重さと重心のバランスが非常によく、スッと滑るように剃れること。
ホルダーとしては高価ではあったけど、満足感はすごくある。
それに男の道具として毎日使うものだから、使い捨てのような安物では男の価値も下がる。
それとパーシモンの艶かしいほどの美しさが魅力的だ。
綺麗で膨よかなラインが女性のヒップラインのような美しさで惚れ惚れとする、と書くと下品か。
ホルダーの手入れと言っても磨くのは金属製の部分だけで、パーシモンは拭くだけ。
それでこの美しさを10年以上保っているというのは素晴らしい。
しかも毎日石鹸や水に浸かりながら使ってるのだから、その耐久力は驚異的。
パーシモンの木がいかに丈夫なのかの証だ。
朝ヒゲを剃ることは男の特権で、女の方には理解できないだろうけど頗る気持ちのいいもの。
綺麗に剃り上げると、さぁ今日も一日が始まるぞ、と気合が入る。
聞いた話によると日本では電気シェーバーを使うドライシェービングが7割を占め、ウェットシェービングは少数派なのだとか。
欧米ではその比率が逆で、ウェットシェービング派が7割ほどでウェットシェービングの方が多い。
確かに電気シェーバーなら時間もかからず簡単だろうけど、剃り心地が全く違う。
カミソリで剃るのは ”剃る” だけど、電気シェーバー は”刈る” のであって芝刈り機で芝を刈るのと同じ。
剃るのと刈るのとでは大違いで、刈るのは結構乱暴なこと。
朝起きて顔を洗い、髭を剃って髪を整えるのは男としての儀式。
たまに通勤の車の中で電気シェーバーで髭を剃ってる人を見かけるけど、男として見苦しいし格好のいいものでもない。
髭を剃るということは男の身嗜みとして大切な儀式だと思うから、ちゃんとして欲しいものだ。
それは女性が綺麗にお化粧をするのと同じことですから。
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