プロが作る上等なフランス料理「メゾンナカミチ」【浜松市】

プロが作る上等なフランス料理「メゾンナカミチ」【浜松市】

 

 

浜松市にあるスズキ自動車の本社。

その隣にあるスズキ歴史館を訪ねることがあり、折角浜松まで来たのだから美味しいランチをということで「メゾン ナカミチ」というフレンチの店に行ってきた。

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浜松は洒落たレストランや飲食店が多いイメージがあるけど、スズキ本社のある高塚駅周辺は浜松の中心市街地からは離れた所で、工場と住宅が混在した雰囲気。

そんな場所に洒落たレストランなどあるのかと検索してみれば、近くの佐鳴湖周辺ならあるとのこと。

で、その中から席数18席という小さな「メゾン ナカミチ」というフレンチの店があったので、即座に予約を入れて行ってきた。

 

スズキ本社から車で10分とかからずに着いた「メゾン ナカミチ」。

ナカミチ‐00

店はマンションの一階にさり気なくあり、目立たない。

 

この店に決めた理由は、ここのシェフの経歴に惹かれたたため。

詳しくは HP をご覧いただくとして、ホテル ニューオータニで料理を学び、その後駐英日本大使館の料理人や旧フェアモントホテル東京で料理長を務めたというすごい経歴のシェフ。

そんなシェフが作る料理を味わってみたいとここに決めた次第。

 

コンパクトな店内はテーブルセッティングが整っていて、全て予約で満席。

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食器類も良いものを使ってる。

 

いい雰囲気だけど、席の間隔が狭いのが唯一の難点。

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とは言え、落ち着いた雰囲気で居心地は良い。

 

ランチのメニューは三種だけど、内容は多様な組み合わせになる。

ナカミチ‐036種類もあるスープや、5種類の肉料理と4種類の魚のメインディッシュ、さらにデザートまで各種ある中からセレクトするシステムだから、組み合わせる種類は複雑かつかなりの数になる。

 

そんな複雑なメニューを丁寧に説明してくれるのはペルシャ(?)風の美女。

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手脚がスラリと長いエキゾチックな美女。

外人さんとはいえ、流暢に日本語を話すから心配はいらない。

それにしても魅惑的な美人だ。

 

頼んだのはセレブランチ(2,500円)。

前菜が運ばれてきた。

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まずその見た目のビジュアルが素晴らしく、ワクワクしてくる。

で、食べたらひと品ひと品が旨い。

作り置きを適当に盛ったというのではなく、全てにしっかりと仕事がされていて夫々の味も素晴らしく、ワインが飲めないのが実に残念。

 

ホタテにレタスを絡めたものに酸味の効いたドレッシングがかけてあり、隠し味の海苔の風味がグレードを数段引き上げてる。

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さすがはフレンチで、単純なドレッシング仕上げではない凝った味。

 

生ハムの中に隠れてるのはイチジク。

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フルーティーな味で、ドレッシング自体もフルーティーなもの。

 

サーモン(燻製?)のカルパッチョ。

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それぞれに味付けが違うという凝った料理に驚かされる。

ワインが飲めないのがますます恨めしい。

 

カリフラワーかと思ったらチーズだった。

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包丁さばきも大したもの。

 

こちらはスライストマトだけど、どうやったらこんなに薄くスライスできるのか。

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トマトではあるけど、極薄にスライスされてるので食感がまるで違う。

どの料理も明らかに ”見せる” こと”を意識した美しさがあり素晴らしい。

 

前菜と一緒に運ばれてきたパン。

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手前にあるオリーブオイルに付けて食べるけど、このパンがまた素晴らしく旨い。

ほんのりと緑がかってるから多分お茶が練り込んであると思い、そのことをペルシャ美人に話したらやはりその通りで、しかもシェフが毎朝焼いてるとのこと。

あまりにもパンが美味しいから有料でいいからパンがもっと欲しい伝えると、サービスで持ってきますからとステキな笑顔。

パンのことを褒められたのがとても嬉しかったようだ。

 

持ってきてくれたのはクルミのパン。

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このパンも小麦の味がしっかりしてて美味しい。

パン屋さんでもやっていけそうなほどだ。

 

スープはスイートポテトの冷製ポタージュで、これがひっくり返るほどに旨くてビックリ。

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濃厚なポタージュスープで、元がジャガイモとはとても信じられない甘みがあり、まるでジュース。

今まで飲んだスープの中で間違いなく一番旨いスープで、このスープに出会えただけでこの店に来た価値がある。

この味を表す言葉が見つからず、味を伝えられないことが申し訳ない。

 

これは奥殿が選んだ「遠州野菜と豆のペイザンヌスープ」。

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ペイザンヌスープと言われても意味がわからないけど、野菜のスープ。

スイートポテトのポタージュスープと飲み比べた奥殿が言うには、圧倒的にポタージュスープの方が美味しいとのことで悔しがっていた。

 

メインディッシュ。

こちらは奥殿のメインで「天然鮮魚 目鯛のムニエル 川海老フリット添え」という長い名前。

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立体的に盛られたビジュアルも素晴らしい。

 

オブジェのようにそそり立っているのは何と煎餅で、手焼きしたものとか。

ナカミチ‐32

ソースに掛けられた茶色のものはチョコレート。

チョコレートのソースは初めての経験で、素晴らしく美味しかったとのこと。

複雑且つ深遠な組み合わせで、さすがソース命のフレンチだけのことはある。

 

こちらは私のメインの「ビーフステーキ ポルトワインソース」(+600円)。

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赤身の牛肉にワインソースがよく合い、このワインソースがまた実に旨い。

トラディショナルな味でおいしい。

 

焼き加減は聞かれなかったけど、ミディアムレアに仕上げれられている。

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一番美味しい状態で焼かれてると思う。

とても柔らかくて美味しい。

 

ペルシャ美人がパンをどうぞと持ってきてくれた。

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今度は胡麻のパン。

このパンも美味しくて、ついでに皿に残ったワインソースもパンで全て拭って食べてしまった。

ペルシャ美人と少し話したけど、ほんとうに綺麗な人で一目惚れ。

 

デザート。

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クレープで包まれたアイスクリームにハチミツを掛けたもの。

周りのフルーツは梨。

 

温かいクレープにアイスクリームが溶け、甘美。

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ゴージャスな甘さが美味しい。

 

こちらは奥殿のデザートで、巨峰のナンチャラ。

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巨峰の味が素晴らしく、まるで巨峰そのものを食べてるようだったとのこと。

当然シェフの手作りで、パティシエとしても一流の腕前のようだ。

 

コーヒー。

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エスプレッソで美味しいコーヒーだった。

 

このクオリティーのランチが2,500円とは驚きのバーゲンプライス。

すべての料理に手抜きが無く、しかもそのレベルが頗る高いことに驚かされた。

しっかりと修行したプロの料理とはこういうもの。

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今はちょっと料理をかじった程度の料理人がイタリアンやフレンチ、和食を謳う店を出すことがあり、そういった店の料理は ”もどき” の料理。

それに基本が出来ていないことを棚に上げ、見様見真似で作った料理を ”創作料理” と称して出すなど思いつき以外の何物でもない。

やはり基礎からちゃんとやった人の作る料理は、味も盛り付けのレベルも次元が違う。

 

料理はもちろんのことパンからデザートに至るまで全て手作りで仕上げる「ナカミチ」のフレンチは、素晴らしく美味しかった。

こんな店が身近にあるchihi さんが羨ましいね。

 

 

◆ 店舗情報 (情報は確認して下さい)
店名 : フランス料理 「メゾン ナカミチ」
住所 : 浜松市西区入野町1900-37
電話 : 053-489-3733
営業 : 11:30~14:30 / 17:30~21:30 / 水曜・第三火曜 定休

メゾン ナカミチ  HP

食べログ

 

 

挨拶に来てくれたオーナー・シェフの中道さん。

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もっと圧するような雰囲気のシェフかと思ったら、意外にも温和な感じで優しい人だった。

また行きたいと言いたいとこだけど、ちょっと遠いからおいそれと行けないのが残念なところ。

でも機会があればまた寄ります。

ごちそう様でした。

 

 

 

 

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