天空のカフェ「清涯荘」と「琵琶峠の石畳」【岐阜県瑞浪市】

麗らかな春を通り越して、今日は初夏のような陽気。
そんな陽気に誘い出されるようにして、ツーリングに行ってきた。
向かった先は岐阜県の瑞浪市にあるカフェ「清涯荘」(せいがいそう)。
ここは山の上にあるカフェで、見晴らしが抜群に良いということで行くことにした。
豊田から瑞浪までは下道でも一時間強で着いてしまうので、出発は8時過ぎというツーリングにしては遅めのスタート。
今日はいい天気なのでロードスターで行く。
山へ行ったのに湖の画像で変だと思われるだろうが、ロードスターの画像を撮り忘れ、手持ち画像から選んだらチグハグなことに。
こんなイメージということで。
もちろんオープンで行くが、ロードスターでのツーリングは今年になって初めて。
車のためにはもう少し乗った方がいいのだが、最近はドライバーの方がタルんでいる。
豊田市からは旧小原村を経て、瑞浪市へ。
スマホの Google Map の指示通りに、瑞浪からは R.19をちょっと北上して左折し、細い山道(旧・中山道)を登って行けば難なく到着。
ここが天空のカフェ「清涯荘」の入り口だ。
店はこの先にあるが、車はここまでで最後は徒歩。
徒歩といってもホンの1~2分のことだけどね。
ルートは下記の通りで、どっちから行くか迷うところ。

①のルートは、え?こんなところを抜けていくのという感じだったが、「天空のテラス」という展望デッキに出られる。
後から分かったことだけど、店に行くのなら②のルートの方が早い。
上の画像が②のルートで、左に回り込んだ先に店がある。
ただどちらのルートにしても、それ程の違いがある訳ではない。
我々が抜けていった①のルートはこんな感じ。
ここを抜けた先が展望デッキだ。
ここが展望デッキ。
カフェはこの下になる。
見晴らしはいいが、春霞がかかっているのが残念。
画像に写っている街が瑞浪の市街地で、奥の山はたぶん屏風山だと思う。
左の方には恵那山が見える。
恵那山の左側の山並みは中央アルプスで、まだ雪をかぶっているはずだが、霞のためそこまで見えないのが残念。
隣では工事をしているが、何をやっているのかはよく分からない。
何か建てているのかも知れないが、何を作るのだろう。
こうしてみると標高もそこそこありそうだが、標高は500mとのこと。
展望デッキの横をすり抜けるようにして下に降りた所にあるのが、カフェだ。
店内は意外と雑然とした感じ。
他人の私が言うことではないが、もう少しスッキリさせた方がこの店のイメージに合うと思う。
先客はカップルの一組だけだったが、このカップルの男の声がやたらと大きい。
聞く気がなくても自然に聞こえてしまう話の内容から、どうやら初めてのデートらしく、男のテンションが上りまくっているようだ。
だが彼女の方は静かにしていて、男の声の大きさに参っている雰囲気がありあり。
彼氏に場の空気を読めよと言いたいところだが、このデリカシーのなさでは嫌われるだろうな。
オーダーはモーニングセットにした、というか事実上モーニングの一択。
それと土日限定と書いてあるから、モーニングは土日しかないということらしい。
山の中なので平日の朝は人が来ないのだろう。
すぐに運ばれてきたのはホットコーヒー。
器もスプーンの代わりの茶筅のようなマドラーも凝っている。
マスターか奥さんが、茶関係の陶芸をやっているのかも知れない。
こちらがモーニングのセット。
ポテトサラダにパン、それにヨーグルト。
パンは詳しくないけど、左側の丸いパンが美味しかった。
レーズンの入ったパンで、密度が濃い感じ。
他のパンは固い感じのパンだったので、もしかすると米粉のパンなのかも。
自家製だと思うが、これがどの程度のレベルのパンなのかは分からない。
ヨーグルトは美味しかったが、量が少ないのが残念。
マグカップに一杯ぐらい食べたいものだ。
この店は水にも拘りがあるようだ。
”体を浄化することが出来る” とのことだが、こういったことに殆ど関心のない私なので、気に留まらない。
太陽光に当てただけの水に、それほどの効果があるとはとても思えないが、関心のある人には受けるのだろう。
全体的に ”ナチュラル” とか ”健康” というコンセプトのようだから、自然派志向と言うことか。
⇒ カフェ 清涯荘
店の全体像はこんな感じ。
元々は別荘だったそうで、敷地はナンと7千坪もあるというから驚きだ。
今日はロードスターを走らせるのが目的のようなものなので、このまま帰るつもりでいたが、店でもらったパンフに旧中山道の石畳があると書いてある。
そこは ”琵琶峠の石畳” という所で、すぐ近くだと言うので行ってみることにした。
車で5分も走れば ”琵琶峠の石畳” に到着。
オォ、なかなかいい雰囲気ではないか。
この琵琶峠の石畳は保存状態もよく、700mに渡って石畳が残っているとのこと。
馬籠や妻籠のような飲食店や観光施設がないので、訪れる人も少なくひっそりとしているが、これが本来の中山道の姿なのでは。
ホンの百年ぐらい前までは、この道で江戸や京都へ行っていたのが信じられない。
関ヶ原の合戦の時には、徳川秀忠の率いる3万もの大軍がここを抜けていったのかと思うと、歴史がすぐ近くに感じられて不思議な感覚になる。
尤も、秀忠がここを抜けている時には既に関ヶ原の戦いは終っており、しかも使者が徳川方の勝利を伝えていたという。
関ヶ原の合戦に間に合わなかった秀忠の心中は、どんなものだっただろうか。
そんなことをつらつらと思いながらの琵琶峠の石畳。
ここへ来るのが目的ではなかったけど、ここは思いもよらずいいところだった。
石畳はほんのちょっとしか歩いていないが、機会があれば通しで歩いてみたいものだ。
さ、バキューンと帰って一杯やりますかね。
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