伝説のケーキ「ファンシー」が「パズル」にあった【豊田市】
- 2019.09.02
- 豊田市内
「ファンシー」というケーキをご存知だろうか。
生クリームをスポンジで包んだシンプルなケーキだ。
むかし食べた記憶はあるが、その頃は「ファンシー」という名前を知らなくて、勝手に「スポンジケーキ」と呼んでいた。
単純なケーキだったけど、とても美味しかった覚えがある。
ただしそれは今のような洗練されたケーキのない時代だからで、今だとそれほど美味しく感じないかも。
そんな「ファンシー」のことをテレビで放送していて、今でも売っている店があるという。
チラッとしか見なかったので詳しいことは分からなかったけど、ネットで調べればやはり今でもあるという。
⇒ 東海テレビ
しかも豊田市内にもあると言うではないか。
店は豊田市の大清水町(豊田厚生病院の近く)にあり、そちら方面に用事があったので寄ってみれば、店が無い!
エーッ⁉、と思ってスマホで検索してみれば、今年(2019年)の7月に移転したとか。
移転先は崇化館中学校の近く(朝日町)で、ここからほど近い所。
スマホにナビを表示させて店に向かったのだが、こんな芸当はちょっと前なら出来ない。
改めて情報化時代の恩恵を感じる。
パキューンと走って着いたのがココ。
「パティスリー・パズル」という店。
今年の7月末に新築オープンしたばかりなので、真新しくてキレイ。
この店の前は車でちょくちょく通る所だけど、ここにケーキ屋があるとは全く気付かなかった。
変則的に曲がっている交差点の角地なので、視界に入らなかったのだ。
ケーキ屋なのでケーキが並んでいるのは当たり前。
お目当ての「ファンシー」はあるかと探せば、あった。
ケースの左下に置いてある。
地味なケーキなので ”センター” は取れないというところか。
「ファンシー」という名前は、これを初めて作った洋菓子店ボンボヌールでの呼び方で、それを受け継いでいる店での呼び方は、店それぞれで違うとのこと。
大抵はその店の屋号を名乗っているようで、店の看板商品とも言える。
この店もその例に違わず、屋号の「パズル」という名が付けられている。
それだけ大事にしている ”看板” のケーキということなのだ。
それでいて150円というお値打ちな値段なのがありがたい。
飛んで帰ってさっそく頂戴する。
アンティークな絵柄の袋もいい感じ。
これがその「ファンシー」ならぬ「パズル」。
記憶ではもっと大きかった気がするが、大きさは店によって、また時代によって変わっているのかも知れない。
お皿に盛ればこんな感じ。
そうそう、こんな感じだった。
アップで見てみればスポンジがフワフワ。
手で持ってみてもフワフワで、そっと扱わないと潰れてしまいそうなほどに柔らか。
ファンシーの美味しいところは、フワフワのスポンジに包まれた生クリーム。
半分に割ってみれば、その生クリームがタップリと入っている。
これが美味しいのだ。
頬張れば、口溶けの良い生クリームとフワフワのスポンジとともに溶けてしまう。
美味~い!と叫びそうになるほどに美味い。
むかし食べたファンシーよりも美味しくなっているのでは、と感じる。
甘さを抑えた味と言うより、上品な甘さで後に残らない甘味。
砂糖も使っているのだろうが、砂糖の甘さとは違う甘さがある。
上等な生クリームの甘さで、くどい味とは無縁なのでいくらでも食べられそう。
実際、続けざまに二個食べてしまったが、まだまだ食べられそうだった。
今風の豪華なケーキとは違うが、スポンジに生クリームだけのケーキは、実は誤魔化しの効かない ”勝負” ケーキ。
そうでなければ店の屋号を冠するだけの ”看板” ケーキにはならないからネ。
偶然テレビで知った「ファンシー」。
久しぶりに味わったけど、美味しいケーキだった。
⇒ パティスリー「パズル」(食べログ)
ファンシーを知らない世代の人も一度いかがかと。
美味しいと思いますよ。
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