初めての「田中六五」というお酒に牡蠣を合わせた【自宅】
- 2020.01.14
- 日本酒

この日は昨日に続いて、某居酒屋のママに貰ったお酒で一杯にした。
昨日は三重・鈴鹿の「作」というお酒だったが、今日は福岡・糸島の「田中六五」というお酒。
福岡県の糸島市と言われても全くピンとこず、調べてみれば福岡市の西隣りの町とか。
それにしても「田中六五」とは変わった名前で、読み方は「たなか ろくじゅうご」。
人の名前かと思ったが、そうではなく、田んぼ中にある酒蔵で作ったから「田中」。
「六五」の方は精米歩合(磨き)が65%なので、それで「田中六五」という名前になったということだが、変わっていると言えば変わったネーミングだ。
このお酒に合わせる料理は何にしようかと思っていたが、奥殿から牡蠣のオイスターソース焼きが食べたいとのリクエスト。
奥殿は焼き牡蠣が好きなのだが、焼き牡蠣の担当は私。
牡蠣フライだと私では作れない高難度な料理だが、焼き牡蠣は文字通り焼くだけなので私でも出来る。
それに自分で言うのはオコガマシイが、食べればこれが美味しいのだ。
牡蠣はいつもの冷凍モノ。
冷凍モノではあるが、大粒でプリップリの牡蠣だ。
焼きます。
牡蠣は冷凍のまま焼いてしまう。
フライパンのフタをして、蒸し焼きの要領だ。
油が思い切り飛び跳ねるから、それを抑える意味もある。
焼き加減はしっかりと焼いてしまう。
焦げ目が付いたらオイスターソースで味付けて出来上がり。
付け合せにはホウレン草を軽く炒めた。
牡蠣を焼いたフライパンで炒めたから、ホウレン草にも牡蠣の風味がタップリと染みる。
他には大根の餡掛けを用意したが、これは奥殿が作ったものに餡を掛けたもの。
餡を掛けるだけで料理のグレードが数段上がるし、味もより美味しくなる。
こちらは温豆腐に同じ餡をかけたもの。
どちらも同じ餡をかけてあるのだが、餡掛けを掛けるだけで単なる惣菜が「料理」に格上げされる。
餡は魔法のような力を発揮するのだ。
こんなセットで一杯だ。
私が用意するとどうしても飲む方に振れてしまうが、まぁいいか。
先ずはビールで一杯。
濃厚な牡蠣にビールがよく合う。
牡蠣が好きな奥殿からも、牡蠣が美味しいとのこと。
確かに牡蠣が美味しいが、これは私の焼き方が上手いのではなく、牡蠣そのものの旨さだ。
プックリとした牡蠣で、磯の香りもタップリ。
それに焼いてもこの大きさなのだから、立派な牡蠣なのだ。
ここで「田中六五」の出番。
グラスに注げば、少し白濁している。
知らなかったが、薄濁りのお酒だったのだ。
飲めばこれが旨い。
キリッとした酸味を醸しているが、飲み味は爽やかでスッキリ。
雑味の無い透明感のあるお酒で、いくらでも飲めてしまう。
これを選んだママの ”眼力” もスゴイが、ママはこういうお酒をどこで探してくるのだろうか。
コツを聞きたいものだ。
いい気になって飲んでいればアテが無くなってしまった。
アテがないと飲めない私なので、急いで作ったのが卵焼き。
単なる卵焼きなのだが、これにも餡をかけてみた。
餡を掛けるだけでグレードが上がるのは他の料理と同じで、実際、美味しくなる。
一杯も済み、食事は焼きビーフンにしてみた。
ケンミンの焼きビーフンで、これにも餡をかけてしまったが、ちょっとやり過ぎだったか。
でも味は美味しく、奥殿からも違和感は無いとのこと。
餡は何にでも合うから、不思議な存在だ。
焼き牡蠣に始まって焼きビーフンで〆て、どれも美味しかった。
「田中六五」も美味しかったから、ママにお礼を言わないとね。
今夜もごちそう様でした。
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