「最高のソースは空腹」ということで赤魚の煮付け

「最高のソースは空腹」ということで赤魚の煮付け

 

術後の CT 検査のため病院へ行ってきた。

私の通っている病院は地域の拠点病院の一つで、規模も大きく患者も多い。

 

そのため朝の時間帯は混雑し、時には駐車場が満車になることも。

ここの駐車場はかなり広く、2千台近くの車が停められるが、その駐車場が満車になるのだからすごい患者数だ。

 

それがこの日は駐車場がガラガラ。

数えた訳ではないが、感覚的に駐車場の1/5程度しか埋まっていない。

 

休診日でもあるまいに、どうしたことか。

コロナ禍のため、来院を控えているのだろうか。

 

もしそうだとすれば、今まで来院していた患者さんたちはどうしているのか。

本当に具合が悪ければコロナ禍であっても来ると思うけど、そこまで悪くない人は家で様子を見ているのかも。

 

そして家で様子を見ていたら調子が良くなり、結局病院に来なくても済んでしまうことに。

今まで大したことでなくても来ていた、言わば ”不要不急” の患者さんが多かったのかも。

 

病気のことだから簡単には言えないけど、このガランとした駐車場を見ると案外当たっているのではと思うが。

果たして本当のところはどうなんだろうか。


 

そんなことを思ったこの日の CT 検査だったけど、検査そのものは簡単なことで何事もなく済んだ。

ただし CT 検査は、食事を抜いて行かなくてはならない。

一食抜くぐらいのことはどうってことはないが、朝ごはんに続いて昼も抜いてしまい、さすがに2食抜くと腹が減る。

 

で、晩ご飯には好きなものをガッツリ食べようと作ったのは、赤魚の煮付け。

煮付けぐらい奥殿に言えば作ってくれるが、私が作った方が美味しいと ”ほめ殺し” の言葉に乗せられ、私が作ることに。

 

私の作り方は、すき焼きのタレ一発で仕上げてしまう簡単なものだから、大したことではない。

フライパンに赤魚を並べ、すき焼きのタレを適当に入れて煮詰めるだけなのだ。

画像には厚揚げと京人参も入れてあるけど、これはあったから入れただけのことで、ノンスタンダード。

 

煮汁が沸騰したら弱火にし、10分から15分ほど煮詰めていけばご覧の感じに。

そうそう、途中で魚をひっくり返しているけど、丁寧にひっくり返さないと崩れやすいのでここは慎重に。

 

盛り付ければこんな感じ。

魚の煮付けはハードルが高そうだけど、やってみれば簡単な料理なのだ。

 

他にオニオンスライスのおかか和えと、作り置きの手羽先の甘辛煮を添えてセット完了。

腹ペコなのですぐに食べたいけど、その前に儀式がある。

 

いくら腹が減っていても、先ずはビールというセレモニーが待っているのだ。

グイッといけばいつものように旨い。

 

気楽に作った赤魚の煮付けだけど、すき焼きのタレの濃厚な味が染みていい味。

自分で言うのもなんだけど、この煮付けがかなり美味しいのだ。

 

一緒に煮付けた厚揚げは、すき焼きのタレと赤魚から出るエキスを吸って、濃厚な味に仕上がっている。

その一方、京人参は濃厚なすき焼きのタレの味にへこたれず、京人参特有の甘みと食感を残していて、これもまた美味しい。

 

作り置きの鶏手羽先は、実は同じすき焼きのタレで味付けている。

赤魚の煮付けには生姜を足し、この手羽先には唐辛子を入れているけど、違いはそれだけで、味付けそのものは変わらないはず。

だけど仕上がった味は全く違うのが面白い。

素材が魚と鶏では、出来上がりの味が違う味になるということか。

 

それにしても煮付けが美味しかったけど、それは2食抜いたから余計に美味しかったのかも。

あのソクラテス先生も「最高のソースは空腹である」と言ってますから。

 

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