いつもの通り飲んで食べて過ごした正月三が日
- 2023.01.04
- 家飲み/家食べ
気付けば早くも正月4日で、官公庁は仕事始め。
私の正月休みはあと1日で終わるけど、この正月三が日、結局は飲んで食べて過ごしていた。
こんなダラけた日々もいいもので、すっかり寛いでしまった。
遅まきながら「明けましておめでとうございます」。
今年もよろしくお願いします。
で、新しい年を迎えてもこれといった抱負もなく、健康に過ごせればそれで良いかと。
私の健康のバロメーターは、食べて飲めること。
ということで新年早々、飲むことから始めてみた。
って、いつもの正月と変わらないけどな。
私の家のお節は、ホンのお印しだけ。
今は普段から美味しいものを食べているので、お正月だからといってご馳走を並べる気にならない。
以前は料理屋のお節を買っていたこともあるけど、量が多過ぎて残ってしまうし、それに感激するほど美味しいとも思わず、最近はこんなスタイルになっている。
それでもお正月らしい雰囲気は味わえ、私にはこれで十分だ。
2023年最初のお酒は「獺祭」。
お歳暮で頂戴したもので、同じ獺祭の中でも ”磨き二割三分” という高級なもの。
酒米の山田錦を23%まで磨いたもので、上等なお酒だ。
技術的にはもっと磨くことも可能らしいけど、そこまでやると酒米が粉になってしまい、お酒造りには向かないとか。
尤も今は技術が進み、粉からでもお酒を作ることはできる。
中には精米歩合 8%とか 7%のものも存在し、精米歩合 1%!などという、極端なものまである。
精米歩合1%といえば、酒米の99%を捨ててしまうのだから贅沢の極み。
それが楯野川酒造の「光明」というお酒だ。
価格もとんでもなく高価で、4合瓶(720 ml)で22万円!もする。
究極のお酒だけど、それが美味しいかどうかはまた別の話。
試飲した人の話によれば香りは薄く、フルーティな印象も少ないとのこと。
飲んでも、ボリューム感とか膨よかさを感じなかったらしい。
想像するに、ここまで磨いては酒米の持つ旨味まで飛んでしまうのではないかと。
大吟醸酒は雑味を除くために酒米を50%以上磨くけど、その雑味の中にも旨さに通ずるところがある。
磨きに磨いてピュアな部分だけを取り出しても、結果として美味しくないのはそれが理由なのでは。
これは人間にも言えることで、ピュアで純な考えの人は原理主義になりやすく、融通が利かない。
そういうタイプの人は自分と違う考えを認めないので、付き合いにくい。
純粋でピュアといえばいい印象があるけど、そういう人はミスに対しても厳しい。
多少の欠点や足りないところを ”雑味” だとすれば、実は雑味のある人の方が寛容で許容範囲が広く、実社会では付き合いやすい。
人も含めて自然界というものは雑味も含んだ雑多な世界であって、単純ではないと思うがどうだろうか。
正月早々話が脱線して恐縮。
今年もよろしくと乾杯。
サラッとした飲み味の獺祭は、何の抵抗もなくするすると飲めてしまう。
お正月らしい料理といえばやはり海老。
海老はめでたいイメージがあるし、それに見栄えもいいからね。
黒豆と甘露煮の栗もいい雰囲気。
豪華なお節ではなくても、非日常の感じはある。
甘露煮の栗なんて普段は食べませんから。
こんな感じで飲んで、締めはお餅。
お正月といえばやっぱりお雑煮でしょ。
今年の雑煮は餡掛け仕立て。
私の住んでいる三河地方の雑煮といえば、すまし汁にお餅、それに菜だけの極めて質素なもの。
それはそれで美味しいけど、たまには違う感じもいいかなということで、餡掛けの雑煮にしてみた。
すまし汁が餡の卵スープに変わっただけで、他に大したものは入っていない。
それでもいつもの雑煮に比べれば豪華な雰囲気がある。
そして温まって美味しかった。
こんな感じで2023年もスタート。
今年がどんな年になるかわからないけど、良いも悪いもブログに綴っていきますので、よろしくお願いします。
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