半端に残った食材の一掃は、天ぷらで美味しく

半端に残った食材の一掃は、天ぷらで美味しく

 

食材が中途半端に残っていると奥殿が言う。

萎れかけているナス、ちょっとだけ余っているむきエビやソーセージ。

それに1本だけ残った竹輪などなど。

 

それぞれ単独では一つの料理にできない、半端な量が残っているのだ。

こういう時は野菜炒めにしてしまうことが多いが、今日は天ぷらがいいとのこと。

天ぷらなら少しずつの食材でも、それなりに絵になるからだ。

 

それはいいが、天ぷらは私の担当。

面倒だなと思っても、作らないとビールにありつけない

と言うことで、頑張って天ぷらを揚げることにした。


 

面倒だなと思っても、作り始めればサッサと進んでいく。

食材を適当に切り、衣につけて油で揚げるだけのことだから。

 

ネタはこんな感じで用意した。

萎びたナスや1本しかない竹輪でも、こうして並べればちゃんとネタになっている。

 

半端に残っているものを集めているから、ネタの種類は多く、10種もあった。

これなら立派な天ぷらになる。

 

揚げます。

180℃の油で3~4分揚げれば出来上がり。

 

天ぷらを作ると、必ず残るものが衣。

衣は余るものなのだが、捨てるのも勿体ないので、いつも残った衣で天かすを作っている。

 

油の中へ衣を細く垂らしながら入れ、菜箸でグルグルかき混ぜて数分揚げる。

市販されている天かすは球の形をしているけど、球形に作る技術がないのでガサガサの天かすになる。

 

作った天かすがこれ。

ガサガサの形だけど、味噌汁に入れたり稲荷寿司に混ぜたりするなら何の問題もないし、これで十分に美味しい。

 

他に白いご飯の上に乗せて麺つゆをかければ、これが美味しい天かす丼になるから使い道は様々にある。

今日もこの天かすを使って、〆のご飯を天かす丼にするつもりだ。

 

揚げた天ぷらを盛ればセット完了。

こうしてセットすれば、これが余った食材を集めた料理には見えないのでは。

 

私の家では食材を余らせて捨てるとか、食べ残して捨てることはほとんどしない。

食材を捨てることに罪悪感があるからだ。

 

日本で捨てられる食品ロスは、年間 522万トンあるとか。


© 農水省

そのうち家庭から出る食品ロスは、247万トンとのこと。

 

数字が大き過ぎてどれぐらいの量なのかピンとこないが、一人当たり年間で 41Kg 捨てているというのだ。

41Kg と言えばスゴイ量だよね。

 

食べられるものをそれだけ捨てていると思うと、すごく勿体ない。


© 農水省

よそ様のことは分からないが、私の家だけでもなるべく捨てないようにしないと。

世界には、食べることに困っている人が多くいるのだから。

 

 

話が逸れて恐縮。

天ぷらができれば早速ビール。

このために頑張って天ぷらを揚げたので。

 

グイッといけばやっぱり旨い。

私の家の晩ご飯は、いつもビールから始まる。

 

余り物を寄せ集めて作った天ぷらも、いつもと変わらず美味しい。

萎びていたナスも、揚げてしまえば違和感もない。

 

ちょっとずつ残っていたむきエビやワカサギも、色々なものが少しずつ味わえて却って楽しい。

野菜炒めもそうだけど、残った食材を一掃するのに天ぷらは都合のいい料理だ。

 

天ぷらで一杯も済み、〆のご飯はお約束の天かす丼。

ご飯に天かすを乗せ、麺つゆをかけただけだけどこれが旨い。

 

奥殿がこれにハマっていて、昼ご飯はこれだけで済ませることも多いとか。

手早く出来るのも理由だけど、美味しいというのが一番の理由とかで、やはり美味しいのだ。

余った衣もこうすれば美味しく食べられる。

これも食品ロスを防ぐ一つかと。

 

今日は半端な食材を使った天ぷらだったけど、美味しかった。

ごちそう様でした。

 

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