一人暮らしの高齢の人こそ自炊がいいのでは

一人暮らしの高齢の人こそ自炊がいいのでは

 

日、先輩の家の前を通りかかったら、宅食の車が止まっていた。

その先輩は数年前に奥さんを亡くし、今は一人暮らしなので食事を宅食に頼っているのかも。


© ワタミ

その先輩が玄関先で宅食の弁当を受け取っていたので、「こんにちは」と会釈したら「オォ、久しぶりだな」と先輩が話しかけてきた。

 

その先輩に宅食はどうですかと聞けば、食事を作らなくていいから助かるとのこと。

それに宅食の方が安く済むし、意外に美味しいとも言っていた。

それはそれで結構なことだけど、一人暮らしなら自炊をした方がいいのではと思うが、どうだろうか。

 

もちろんそんな失礼なことを先輩に言ったのではないが、宅食の方が安くつくことも疑問だし、それに美味しいかどうかも疑問。

たまに食べるのなら美味しいだろうけど、毎日では遅かれ早かれ飽きると思うけどね。

 


 

にはそれぞれ事情があるし、外から見ただけでは分からないこと(病気など)もあるから決めつけてはイケないが、その先輩は特にすることもなく、ほぼ引きこもり。

時間はたっぷりあるはずなので、自炊してもいいのではと。

 

自炊をするとなれば買い物にも行くから足腰の運動にもなるし、社会との接点も増える。

それにメニューも考えないといけないから頭のトレーニングにもなるし、料理を作るとなれば指先の刺激にもなり、ボケ防止にも繋がるのではと。

 

料理なんてやったことがないから無理と言われるかもだが、やってみれば意外と簡単にできるもの。

そんなに凝った料理を作るのではなく、レトルトものを使ってもいいし冷凍ものを使ってもいい。

 

そうやって作っていれば何とかなるし、上手く出来たときなどは嬉しいもので、大袈裟に言えば感動する。

それに出来ないことが出来るようになるのはクリエイティブなことで、新しい発見とか喜びもある。

 

少子高齢化が進むいま、一人暮らしの高齢者は増えていく。

そうなっても自活出来るように、炊事と掃除に洗濯の最低限の ”生活基盤” は、自分でやれるようにしておくことも大事かと。

 

一人暮らしの先輩の宅食を見て、そんなことを思った次第。

 


 

んなことを思いつつ朝イチに作ったのは、親子丼。

親子丼が食べたいと奥殿のリクエストを受けていたので、作ったのだ。

 

親子丼の材料はこんな感じ(分量は二人分)。

鶏もも肉にタマネギ、それにシメジと卵。

シメジはあったから使っただけで、エノキに変わることもあるし無くても構わない。

 

タレは、すき焼きのタレを水で薄めて使っている。

すき焼きのタレ60gに、水70~80g(cc)で合わせている。

 

私の場合、鶏肉などの具材を炒めてから煮る。

鶏肉に軽く焦げ目がつく程度で炒めると、香ばしさが出るからだ。

 

そこへタレを入れて軽く煮込む。

火が通ったら軽く混ぜた卵を2度に分けて流し入れ、あったかいご飯に乗せれば出来上がり。

卵を2度に分けて入れるのは、卵を半熟のトロットロに仕上げるためだ。

 

できた親子丼がこれ。

味噌汁を添えて「いただきま~す」。

 

食べればこれが美味しくて、とてもいい出来。

たっぷり入れた鶏肉にトロットロの半熟の卵が絡み、それを濃いめのタレの味が包んで、作った自分も惚れ惚れしてしまうほどに美味しいのだ。

 

リクエストした奥殿も、この親子丼は本当に美味しくてクセになるとのこと。

朝イチの親子丼だったけど、美味しい親子丼が食べれてご同慶の至り。

 

朝から満腹様で、ごちそう様でした。

美味しかった~。

 

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