米国産牛肉でステーキ 【自宅】

コレどう?と奥殿から差し出されたのは、日経プラスワンにある「やった、わかった」の記事。
この週のテーマは「家で美味しいステーキを」。
値打ちな輸入肉の、それも赤身で旨いステーキが焼けるか、、、そんな記事。
日経の記者が自分で「とことん試す」ことの記事で、かなり面白い企画。
因みにこの記者は、一週間に渡りステーキと格闘したとか。
それで私もステーキを焼く羽目になった次第。
自宅でやるのですから、高級な国産和牛の霜降り肉など使えません。
奥殿が買ってきたのがこの肉。
アメリカ産のロース肉。
このステーキ肉2枚( 200g ☓ 2 )で980円という、値打ちなもの。
で、奥殿はこの記事を読んだ(読まされた)私が焼くのが当然でしょ、という風情。
「あれほど上手にローストビーフが焼けるのだから・・・」、という殺し文句で、コックが決定。
「ようし、焼いてやる」、って、豚もおだてりゃ木に登る、と同じか。
肉の厚さは2 cm オーバー。
果たして上手く焼けるでしょうか。
記事には、常温にすることが第一のステップとあるので、しっかりと常温に戻します。
単に待っているのも手持ち無沙汰なので、飲みながら待ちます。
料理は、酒を飲みながら作るのが楽しい。
簡単に出るものということで、カツオの霜降り。
鮮度の良さそうなカツオで、身がピッカピカ。
これだけで盛り上がってしまいそう。
お酒は「獺祭」。
獺祭は安定した旨さがあります。
あっさりとしたカツオの霜降りによく合い、美味しい。
玉子焼きを作ってくれました。
酒が更に進んでしまいます。
幻舞に変えます。
柑橘系で酸味の効いた幻舞が、また一段と旨い。
いい気分になって、ステーキのことを忘れそう。
ステーキは大丈夫か、ちゃんと焼けるのか。
大丈夫です、そんなに飲んでるわけではありません。
肉はしっかりと常温に戻ってます。
適当に筋切り。
焼く前に、ニンニクのスライスを弱火の油で揚げ、ニンニクの香りを油に移します。
残ったニンニクはガーリックチップスになり、ステーキと一緒に出します。
ここら辺りはローストビーフを作る時と同じ要領。
ローストビーフは表面を焼いてからロースト(蒸し焼き)するのですが、ステーキは焼くだけ。
日経の記事によれば、とにかく弱火でゆっくり焼くのがコツとのこと。
弱火でじっくり。
この段階でほんの軽く、塩・コショーします。
手前の端肉は、同居のワンのため。
10分以上焼きますから、その間もお酒をグビグビ。
飲みながら料理するのは、実に楽しい。
楽しいから美味しくもなります。
裏返します。
いい感じ。
断面から見える感じで、ミディアムレアに焼けているが分かるでしょうか。
もう15分ほど焼いてます。
肉をフライパンから下ろして、予熱で中まで熱を通します。
フライパンに残った肉汁で付け合せのニラを炒め、醤油を垂らしてソースに。
肉をカットし、ニラとにんにくチップを載せて、ハイ出来上がり。
いいじゃないですか。
盛り付けは下手だけど、丁度いい感じのミディアム・レア。
実食。
醤油ベースの和風ソースもよく合うし、にんにくチップもカリッカリで旨い。
霜降り肉のような脂っこさもなく、赤身の肉の旨さがあります。
お値打ちで美味しい、、、これで十分です。
ステーキには酒よりもビールでしょ、ということでビール。
いつもは新ジャンルの「麦とホップ」だけど、今日はエビス。
泡がクリーミーで味も円やか、やっぱり高級なビールは旨い。
日経に書いてあるとおりに作ったのですが、上手く焼けて美味しかった。
それと飲みながら料理するのも楽しかった。
これからステーキは私に任せなさい、です。
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