コシアブラで飛騨高山の料理屋「肴」を思い出して一杯【自宅】
- 2019.04.27
- 家飲み/家食べ
世界的にも稀な10連休がスタートしたけど、これと言った予定のない私は仕事。
とは言え世間は休みなので大したことが出来ず、何のことはない、掃除が一番の仕事だった。
TVなどで「平成も残り何日」と言うから、なんか追い立てられるような気になるけど、2019年と思えば何ら変わるものではない。
それでも元号が ”平成” から ”令和” に変わるというのは時代の区切りで、来月からは新しい時代が始まる気がするから不思議だ。
そんな時代の区切り間際ではあるけど、やることはいつもと変わらず、相変わらず飲んでる。
この日のアテに用意してくれたのは、タケノコ料理。
奥殿がタケノコを見かけて、今年はまだタケノコを食べていないことに気付き、このままではタケノコを食べすに終わってしまうということで買ったものとか。
別にタケノコを食べなくても困ることはないが、そこはやはり気持ちの問題。
今年初めてで、平成最後のタケノコを味わいながら一杯とした。
タケノコに加えて、菜の花のお浸しも用意してくれた。
目にも鮮やかなグリーンの色が、如何にも春らしい。
タケノコに菜の花と言えば春を代表する料理なのだが、この日はそれに加えて山菜の天ぷらも用意してくれたから、春爛漫の料理だ。
これがその天ぷらで、揚げられている山菜はコシアブラ。
コシアブラは ”山菜の女王” と呼ばれるもので、苦み走った味が春を感じさせる。
因みに ”山菜の王様” というのもあって、それはタラの芽だとか。
山菜については全く詳しくなく、昔、飛騨高山にある季節料理屋の「肴」という店で、山菜尽くしの料理を出されても、何がなんだかさっぱり分からなかった思い出がある。
料理は山菜だけでも10種類ぐらい出されたが、その中で唯一覚えたのがコシアブラ。
コシアブラなんて初めて聞く山菜だったけど、食べたらこれが味が濃くて最高に旨かったのだが、店主もイチオシということだった。
店主は飛騨清見の人で、地元の飛騨清見で採ってきたものを出してくれていたから、それで最高に美味しかったのだと思う。
他にもイワナ?の塩焼きなども出してくれたけど、確かこれも店主が釣ってきたものだったはず。
もう随分前の話だけど、その頃は飛騨高山へしょっちゅう行く機会があり、この「肴」も随分とお世話になったものだ。
今もこの店があるかなとネットで検索してみれば、立派な店になっているではないか。
以前は飛騨高山の中心市街地にあったけど、引っ越したらしく、ホテル・アソシアの近くに移転していた。
画像を見ていたら久しぶりに行ってみたくなった、と言うより、飲みに行きたくなったね。
きっと今でも山菜などの旨いものを出してくれるはずだ。
そんな春爛漫の晩ご飯は、こんな感じで用意してくれた。
この料理にはお酒が合うが、初めの一杯はビールということでビールからいってみた。
コシアブラの天ぷらも特有のほろ苦さがあって、大人の味。
お酒の画像は撮り忘れだけど、合わせたのは獺祭。
吟醸系の獺祭の味に、春の味のコシアブラがとても良く合う。
今年お初のタケノコもいい感じだ。
甘じょっぱく炊かれたタケノコが旨い。
小料理屋などでは、刺し身とか焼き魚などの海の物のほうが幅を効かせているが、山にも美味いものはたくさんある。
日本酒はそんな山の食材にも似合うのだ。
平成ももうすぐ終わり、数日後には新しい「令和」の時代の幕開けだ。
新しい時代になるのだが、私は変わらず飲んでいるはず。
それが出来るのもありがたいことで、感謝する次第だ。
今夜も美味しかった、ごちそう様でした。
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