チキンカツを一口カツにしたらまるで違う味と食感に【自宅】
- 2019.04.26
- 家飲み/家食べ
今日はチキンカツ。
ただいつものチキンカツと違うのは、一口カツで揚げてもらったのだが、これがまるで違う食感。
同じチキンカツとは思えず、他の料理かと思えるほどだった。
同じ材料に同じ作り方でも、切り方一つで味も雰囲気も変わってしまうという典型的な例。
こんな些細なことで違う料理のようになってしまうのだから、料理の奥行きは深いのだ。
使うのは鶏もも肉。
から揚げにしてもらう予定だったのを、急に気が変わってカツにしたもの。
その時は既にから揚げ用に肉をカットしてあったので、それで一口カツになった次第。
初めから一口カツを狙っていたのではなく、結果としてそうなってしまったのだ。
鶏肉は酒に浸してある。
こうすると肉がとても柔らかくなるが、何故そうなるのかは知らない。
後はいつものカツを揚げる要領。
小麦粉と卵をまぶし、パン粉を付けて油で揚げれば出来上がりだ。
180℃の油でジャー。
ガスコンロが油の温度を管理してくれるので、揚げ物がすごく楽になったし、揚げ過ぎとかの失敗も無くなって助かる。
技術の進歩はスゴイね。
さっそく盛り付けて一杯にする。
いい感じに揚がったのでは。
かけてあるソースは私が作ったもの。
オイスターソースをベースに、チリソースとケチャップに白ワインを適当に混ぜるだけだが、これが美味しい。
適当に作ったソースでも美味しいのは、オイスターソース自体が美味いからだと思う。
これにマヨネーズを合わせれば海老マヨ用のソースにもなるという、使い勝手のいいソースだ。
こんなセットでさっそくカンパイ。
毎日飲んでいることに多少の罪悪感もあるが、これも楽しみということでお赦しを。
カツにはやっぱりビールだよね。
それに近頃は気温も上がってきているから、余計にビールが美味しいのだ。
アテの一口カツをツマミに飲めば相性ぴったりで、幸せを感じる一瞬。
カツが先かビールが先かという ”禅問答” のようなことはさて置き、どっちが先でも旨いことに変わりはない。
一口カツがとても美味しい。
から揚げよりもカリッとした感じを受けるのは、パン粉を使って揚げてあるからでは。
これは新しい発見で、チキンの一口カツはイケる味だ。
ビールの後はやはりお酒も飲みたいもの。
今日は獺祭(だっさい)でいってみた。
いつもの味の獺祭だけど、お酒の味をいつも同じ味に仕上げてくるというのは、実はとても難しいこと。
先ず酒米の出来が毎年違うし、米の乾燥具合の違いもある。
そのため酒米に含ませる水の量を変えないといけないのだが、この辺りはかなり微妙な世界。
長年の経験と勘がモノを言う世界なのだ。
それに気温や湿度も毎年違うから発酵の具合も影響を受け、出来上がったお酒の風味も微妙に違う。
一昔前なら ”今年のお酒の出来はいい” とか ”あまり良くない” と言っても通用したが、獺祭ほどの規模の酒になるとそれでは済まされない。
消費者や飲食店から「味が違う」とクレームが出かねないのだ。
なので計数管理とか温度管理の出来る部屋やタンクを備え、いつも同じように発酵させているのだが、それでも同じようにはいかないらしい。
この辺りは微生物(麹菌)の働きの微妙なところで、人智だけでは推し測れない深淵微妙なところ。
発酵という微生物の働きの不思議なところだが、それを乗り越えて同じ味に仕上げてくる獺祭の旭酒造も大したものだ。
そんなことを話しつつ飲んでいれば、〆のご飯に。
ご飯に味噌汁、それにおかず一品という一汁一菜。
今日のおかずは大根おろしだけど、私はこれをご飯にかけて食べる「おろしご飯」が好きなのだ。
美味しいご飯と美味しい味噌汁があれば、天下無敵。
贅沢な料理でなくとも上等なご飯はあるのだ。
今日も美味しかった、ごちそう様でした。
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