ミシュランに選ばれた豊田市の12の店【豊田市】

ミシュランに選ばれた豊田市の12の店【豊田市】

 

ミシュランガイドの東海三県版が発売された。

一冊3,240円もするので買うまでには至っていないが、情報はネット上で触れられる。

 

個人的には名古屋・新栄にある「鮨 とんぼ」がビブグルマンに選ばれたことが嬉しい。

以前、岐阜・恵那市に「そめいよしの」という鮨屋があり、赤酢を使ったその鮨の旨さにしびれていたが、いつの間にか店が無くなってしまっていた。

 

その後、名古屋に旨い鮨を出す店があると聞き、しかも赤酢を使った鮨を出しているとのこと。

これはもしかしたら「そめいよしの」のマスターが開いた店ではと訪ねれば、正にその通り。

名古屋・新栄「鮨 とんぼ」

そんな縁のある店がビブグルマンに選ばれたので、何か自分のことのように嬉しかったので、初めに書かせてもらった。

 


 

名古屋の「鮨 とんぼ」のことはさて置き、豊田市の飲食店では12の店が選ばれている。

残念ながら星を獲得した店はなかったが、ビブグルマンに選ばれた店が2店に、ミシュランプレートに選ばれた店が10店ある。

 

内訳は公式ガイドに出ているので、そちらをご覧いただければと思う。

並び順は単純に五十音順に並べられているので、ビブグルマンとミシュランプレートが混在している。

ミシュランガイド 公式リスト

違いはマークで確認していただきたい。

 

ビブグルマンとかミシュランプレートのマーク、それにその意味は次の通り。

星以外にも基準があることがお分かりかと。

星が付かなかったと言っても、選ばれた事自体が素晴らしいことなのだ。

 

豊田市内で選ばれた12店のうち、ラーメン店を除いて他は全部行ったことがある。

中には?と思う店もあるが、それは私個人の感想で、調査員との感性の違いかもしれない。

それにしても数多くの店の中から選ばれた店はやはり良い店が多く、さすがミシュランが選んだだけのことはある。

 

ビブグルマンに選ばれた寿司の「朋輩」と、ミシュランプレートに選ばれた「鮨 よし田」は全く異論はない。

 

朋輩はかっちりとした店で、上等な鮨を味わせてくれる。

マスターは研究熱心な職人と言った感じ。

 

それと器も上等で、酒器にしてもこんな素敵なもので出される。

酒飲みにとっては、こんな気の利いた酒器で出されると嬉しくなるもの。

”酒飲みの気持ちがよく分かっている” と思えるが、マスター自身は下戸で、実はお酒が全く飲めない。

 

鮨も上等な握りだ。

 ”見せる” ことを十分に意識した仕事がされている。

 

それに対して「鮨 よし田」は、ぐっと庶民的な鮨屋。

店も愛環鉄道のガード下という立地で、作りも質素。

なので電車が通れば音もするが、やかましいということはない。

 

だが、出される鮨は頗る旨い。

建物の作りは簡素であっても、鮨は上等なのだ。

 

朋輩とよし田のどちらを選ぶかは、客の好みとその時の状況で選べばよいかと。

敢えて言えば、”大人の恋” で使うのなら「朋輩」、お付き合いが長くなれば「よし田」かな、ってこれで分かる人にはお分かりかと。

 

他には小料理屋の「粋季」(いっき)と「水嶋」も印象深い。

 

粋季は “出汁が命” というコンセプトの店で、魚料理から肉料理、野菜料理に洋食系のビフカツまである。

しかもどの料理も高いレベルで揃っている。

 

それにマスターの創作意欲が高いからか、意欲的な盛り付けでチャレンジしてくる。

刺し身に粉チーズを合わせるなんて、素人では思いも付かないが、これが旨いのだ。

 

メニューにはないが、事前に頼んでおけば鰻もやってくれる。

うなぎ屋で出されるものと同等以上の旨い鰻が出されるのは、マスターの実家が鰻屋だから良い鰻が手に入るからだろうが、焼きもいい感じなのだ。

 

一方「水嶋」の方は基本に忠実な日本料理を出してくる。

マスターは元々「克祐」という店をやっていたのだが、そこはサーファーズ・カフェのような設えの店だった。

 

なのに出される料理は和食というミスマッチ感半端ない店だったが、料理は美味かった。

それが移転新築して「水嶋」という店になったのだ。

 

料理は以前と変わらぬ和食なのだが、店が和の設えになったので料理がより映える。

加えてマスターの着るコックコートも純和風の ”板前仕様” で、店の雰囲気に合っているが、以前のマスターとは見違えるような ”変身” ぶり。

 

と、あれこれ紹介してみたけど、ミシュランに載っているから食べに行くというのでは、面白味に欠ける。

実際ミシュランに載ってしまえばそれはもう ”ブランド” になってしまい、私だけが知っているというファンの深層心理は霧消した。

 

それはそれでご同慶の至りなのだが、なんか寂しく感じるところでもある。

やはり自分の ”舌” で見つける、見極めるのが一番嬉しいことなのだ。

 

また新たな美味しい店を見つけに ”旅” に出ますかね。

 

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