飲む方はとっくに男女機会均等に「和み たむら」【豊田市】
- 2020.02.05
- 家飲み/家食べ

名古屋の女性と食事することになったが、彼女は車なのでアルコールは NO。
なので食事も美味しく、お酒も飲めるということで選んだ店が「和み たむら」。
ここは料理も充実しているから、食事がメインの彼女にもいいのではと選んだ店だ。
店は大きからず小さからずの丁度いいサイズで、静かな雰囲気で居心地もいい。
料理のメニューは多い。
今日のオススメだけでもこれだけ用意されている。
他にレギュラーのメニューもあるから、料理を選ぶだけでも悩む。
飲むものはビールにしてしまったが、これは失敗。
開店早々に店に入ったから部屋がまだ暖まっておらず、寒いのだ。
癖でビールを頼んでしまったが、体が冷えてしまい、これが飲めない。
彼女は温かいお茶にしていたが、それが羨ましい。
この一杯のビールが飲めず、結局チェイサー代わりにしてしまった。
たった一杯のビールが飲めなかったのは初めてのことだ。
体を温めようと温かいものを頼むことにし、だし巻き卵をオーダー。
フライパンひとつでアッという間に作ってくれた。
フワトロのだし巻き卵で、これが美味しい。
巻き簾を使わず、フライパン一つで卵を巻いてしまうのはプロの技。
簡単そうなので家で真似してみたけど、全然できない。
やはり経験を積んだプロは違うのだ。
料理だけでなくお酒も熱燗にした。
いつもは吟醸系のお酒を冷酒で味わっているが、冷酒という雰囲気ではない。
熱燗を飲むのは最近では記憶にないが、体を温めたいのだ。
部屋が寒かったから熱燗にしたのだけど、飲んだらこれが美味しい。
熱燗の、あの飲んだ瞬間にウッと鼻に付くような酒臭さが嫌いで、それで避けていたのだけど、それが全く無いのだ。
お燗に合う酒を入れているのだろうけど、それがこのお酒。
土佐の高知のお酒で「瀧嵐」というらしい。
他では見かけないお酒だけど、お燗にしてもダレずピシッとしている。
大辛と書いてあっても辛味は感じず、しっとりとしたコクに仄かな甘味さえ感じる。
今までお燗を避けていたけど、お燗もいいね。
尤もお燗に耐えるようなお酒でなければならないのは、当然のことだが。
彼女がオーダーしたものは揚げ出し豆腐。
ヘルシー志向の彼女が選びそうな料理だけど、寒いという私のために温かいものをと選んでくれた。
そんな彼女の気遣いが嬉しい。
それにしてもマスターの作る料理の出が早い。
他にお客さんが居ないとは言え、秒速で調理してしまう。
私が作れば10分はかかる、って、それより作れないけどね。
マスターはなんでも作ってしまうし、それに手際の良さはやはりプロだ。
部屋もだんだんと暖まってきたし、体も温まってきたのでサラダにしてみた。
頼んだのは海鮮サラダ。
野菜が好きな彼女に選んでみたのだが、大盛りなのにはビックリ。
一人なら確実にギブアップ。
野菜が好きな彼女が居てくれたので何とか完食できたけど、それにしても量が多い。
感覚的に4人前ありそうなイメージだけど、マスターのオマケかな。
お酒は相変わらずお燗のまま。
飲み飽きないし美味しいのでこのままいくことにして、次に頼んだのはエビのクリームコロッケ。
カニのクルームコロッケはよく聞くけど、エビのクリームコロッケは珍しい。
クリームコロッケは家でも冷凍モノをよく揚げるけけど、ここのは次元が違う。
トロットロなクリーミーなコロッケで、エビの味もバッチリ。
マスター手作りのコロッケで、美味しいのはもちろんだ。
和の店なのに、こんな洋の料理も出来てしまうのがマスターの懐の深さ。
引き出しが多くて楽しい。
アサリの酒蒸し。
アサリが小さかったのが残念だったけど、味は美味しい。
そう言えば三河湾のアサリが壊滅状態らしいが、大丈夫なのだろうか。
三河湾の幡豆(ハズ)のアサリが大粒で好きだけど、今は全然取れない。
あの弾けるようなアサリを焼いて食べれば絶品なのだが、もう無理かな。
ぬか漬けがあったので、お酒のアテに頼んでみた。
用意されたのはキュウリのぬか漬け。
ぬか漬けなんてチョー久しぶりに食べた。
昔は家でも漬けていたけど、今は見たことがない。
焼き魚か煮魚が食べたくなって、頼んだのはイサキの塩焼き。
だけどこれが大きなイサキで、残してしまった。
料理を残すのはマナー的によろしくないと思うが、食べられないのは仕方ない。
申し訳ないが半分でギブアップ。
入店してから3時間ほど経つが、満席になっている。
驚くことにほぼ全てが女性客。
画像を撮りたいところだが、見ず知らずのお客さんにカメラを向けるのは、それこそマナー違反。
撮影を遠慮したのは当然。
それにしてもこの手の居酒屋が、女性で占められるのは珍しい光景。
団体が占領しているのではなく小グループの集まりで、会社の帰りに飲んでいる感じなのだが、これって男の世界なのでは。
それだけ「たむら」が安心して飲めて、料理も美味しい店ということだろうが、男たちは何処で何をしているのだろうか。
その答えが二軒目の店にあった。
二軒目で行ったのは「PRONTO 豊田店」。
モーニングのコーヒーからランチ、パスタやピザに夜のアルコールまで何でもアリの店で、どちらかと言えばカップルや女性向きの店。
そんな小洒落た店に男たちが屯して、集団で飲んでいたのだ。
しかも大声で騒ぎながら。
ナンナン、この光景は。
どういう集まりか知らないが、この時間になってもまだ集団で飲んでいることが驚き。
これがいい歳のオッサンたちなのだ。
一次会は集まって飲むのは分かるが、そこがお開きになれば自分の行きつけの店や、お気に入りのママがいる店で飲むのが大人の飲み方なのでは。
男が「一人遊び」出来ないのは、自立していないということ。
自分の世界が無いのだ。
いつまでも群れて飲んでいるようでは、”大人” とは言えない。
さっきの「たむら」で飲んでいた女性たちの方がはるかに ”大人” に見える。
雇用の世界では ”男女機会均等法” ができて男女差を付けてはダメとなったが、飲む世界ではとっくに機会均等になっている。
と言うか、男女差が逆転して、女性の方が先行しているのでは。
女性の方がよく勉強もするし、仕事も時間もキチッとしていて、男よりもいい面が多い。
それに女性の方がオシャレなのは、PRONTO の画像を見ていただければ一目瞭然かと。
男も頑張らないと女性に置いていかれる。
って、私も努力しないとね。
⇒ 小料理「和み たむら」(食べログ)
楽しかったし美味しかった。
またやりましょう。
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