”褒める” 戦術にハマって「天ぷら」を揚げることに【自宅】
- 2020.04.08
- 家飲み/家食べ
奥矢作湖の「桜ツーリング」で、春を満喫。
春は満喫したが、昼ごはんの時間で腹が減ってきた。
桜はキレイだけど、桜では腹が膨れないのだ。
普通ならレストランとかでランチにするのだが、今は不要不急な外出の自粛が呼びかけられている ”非常時”。
なのでランチをどうするか迷う。
どこかの店でランチをしようかと奥殿に聞いたが、即座に却下。
ここは当初の予定通り、家に帰って一杯ということにした。
帰りは、小渡(おど)から矢作川沿いに下る道(K.11)で帰る。
同じ道を往復するのはつまらないからネ。
信号の少ない快走路を流して、一時間ほどで帰着。
往復100Kmほどのショートツーリングだったが、気分も良く楽しかった。
これで帰って即イッパイとなればメデタシなのだが、そういう訳にはいかない。
レストランならいざ知らず、家では誰かが作らなければ何も出ない。
で、誰が作るかだが、その前にこの日のメインは天ぷら。
奥殿が天ぷらにするつもりで、ニギスを買って来てくれていたのだ。
最近、天ぷらは私が揚げることが多い。
それは私が揚げた方が美味しいというのが理由だが、これって ”褒めて使う” と言う奥殿の戦術にハマっているのかも。
どちらにしても誰かが作らなければ飲めないので、私が作ることにした。
これがそのニギス。
天ぷら用に下処理してあるが、私がやったのではない。
と言うか私では出来ない。
魚屋さんがやってくれるのだが、5匹で300円という安いニギスでも、気良く下処理してくれるのがありがたい。
他にはニンジンやエリンギ、ピーマンなどを用意した。
少ないように思われるが、六種のネタを揚げればかなりのボリュームになる。
天ぷらはお腹が膨れる料理なのだ。
私が天ぷらを作れるのは、天ぷら粉が市販されているから。
これを水で溶けば簡単に衣ができるから、経験の無い私でも出来るという訳だ。
後は揚げるだけ。
今回は油の温度を170度に設定している。
今までは180度で揚げていたが、天ぷらの表面が焦げることがあったので、温度を下げてみた。
出来上がりはこちら。
いい感じに揚がった。
アテが出来れば早速イッパイだ。
お腹が空いているから待ち切れない。
グイッとビールをいけば、これが旨い。
温度を下げて揚げた天ぷらは、キレイに揚がっている。
衣はサクッとした軽いタッチで、中はシットリとした出来。
今までで一番美味しく出来た感じがするが、やはり温度を下げたことが良かったのかも。
それとニギスの天ぷらが出色の出来。
淡白で上品な白身の魚で、天ぷらに実に相性がいい。
もしかすると海老よりも旨いのでは、と思わせるほどに美味しいのだ。
しかも安い魚なので気楽。
これから天ぷらと言えばニギスが外せないネタになった。
付け合わせで盛ったポテトサラダも美味しい。
添えられた絹さやが春を感じさせる味で、これも美味しかった。
こんな感じで飲んでいれば、いい感じに。
アテはこれしか用意しなかったが、さっきも書いた通り天ぷらはお腹が膨れる料理で、これだけのアテでも十分な量がある。
〆には冷たい「たぬきおろしうどん」にしてみた。
天ぷらを揚げた時に天かす(揚げ玉)を作ったし、天つゆ用の大根おろしも残っているから、それを使ってうどんにした。
うどんは冷凍のうどんで、レンジで加熱して冷水で締る。
それに大根おろしと天かすを乗せ、天つゆをかければ出来上がりという簡単なうどんだが、これが旨い。
普通の冷凍うどんなのだが腰がしっかりあり、下手なうどん屋のうどんより旨いとさえ思える。
それと天かすと大根おろしがいい働きをしていて、味に深みを与えている。
そうそう、私の住んでいる三河では、天かすを入れたうどんを「たぬきうどん」と言うが、大阪には「たぬきうどん」が存在しないと聞いたことがある。
昔、大阪で「たぬき」と注文したら、油揚げの乗った蕎麦がてきてビックリした覚えがあるが、「たぬき」が「きつね」になるというややこしさ。
なので今日の「冷たい たぬきおろし」は、大阪では意味不明なうどんなのかも知れないが、「ところ変われば品変わる」ということでご理解の程を。
それにしても天ぷらもうどんも、同じような材料で出来てしまうものだが、旨いうどんだった。
普通なら「今日も美味しかった」で終わるところだが、最後に奥殿からこんな一言が。
今日の天ぷらは天ぷら専門店には負けるけど、普通の店の天ぷらよりも美味しい、とのこと。
それを聞いて「イヤ、それ程でも」と言いつつも、悪い気はしないもの。
男は単純な生き物で、これでますます「褒めて使う」戦術にハマってしまうのだ。
お粗末さまでした。
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