”褒める” 戦術にハマって「天ぷら」を揚げることに【自宅】

”褒める” 戦術にハマって「天ぷら」を揚げることに【自宅】

 

奥矢作湖の「桜ツーリング」で、春を満喫。

春は満喫したが、昼ごはんの時間で腹が減ってきた。

桜はキレイだけど、桜では腹が膨れないのだ。

 

普通ならレストランとかでランチにするのだが、今は不要不急な外出の自粛が呼びかけられている ”非常時”。

なのでランチをどうするか迷う。

 

どこかの店でランチをしようかと奥殿に聞いたが、即座に却下。

ここは当初の予定通り、家に帰って一杯ということにした。

 

帰りは、小渡(おど)から矢作川沿いに下る道(K.11)で帰る。

同じ道を往復するのはつまらないからネ。

 

信号の少ない快走路を流して、一時間ほどで帰着。

往復100Kmほどのショートツーリングだったが、気分も良く楽しかった。

 

これで帰って即イッパイとなればメデタシなのだが、そういう訳にはいかない。

レストランならいざ知らず、家では誰かが作らなければ何も出ない。

 

で、誰が作るかだが、その前にこの日のメインは天ぷら。

奥殿が天ぷらにするつもりで、ニギスを買って来てくれていたのだ。

 

最近、天ぷらは私が揚げることが多い。

それは私が揚げた方が美味しいというのが理由だが、これって ”褒めて使う” と言う奥殿の戦術にハマっているのかも。

どちらにしても誰かが作らなければ飲めないので、私が作ることにした。

 

これがそのニギス。

天ぷら用に下処理してあるが、私がやったのではない。

と言うか私では出来ない。

魚屋さんがやってくれるのだが、5匹で300円という安いニギスでも、気良く下処理してくれるのがありがたい。

 

他にはニンジンやエリンギ、ピーマンなどを用意した。

少ないように思われるが、六種のネタを揚げればかなりのボリュームになる。

天ぷらはお腹が膨れる料理なのだ。

 

私が天ぷらを作れるのは、天ぷら粉が市販されているから。

これを水で溶けば簡単に衣ができるから、経験の無い私でも出来るという訳だ。

 

後は揚げるだけ。

今回は油の温度を170度に設定している。

今までは180度で揚げていたが、天ぷらの表面が焦げることがあったので、温度を下げてみた。

 

出来上がりはこちら。

いい感じに揚がった。

 

アテが出来れば早速イッパイだ。

お腹が空いているから待ち切れない。

グイッとビールをいけば、これが旨い。

 

温度を下げて揚げた天ぷらは、キレイに揚がっている。

衣はサクッとした軽いタッチで、中はシットリとした出来。

今までで一番美味しく出来た感じがするが、やはり温度を下げたことが良かったのかも。

 

それとニギスの天ぷらが出色の出来。

淡白で上品な白身の魚で、天ぷらに実に相性がいい。

 

もしかすると海老よりも旨いのでは、と思わせるほどに美味しいのだ。

しかも安い魚なので気楽。

これから天ぷらと言えばニギスが外せないネタになった。

 

付け合わせで盛ったポテトサラダも美味しい。

添えられた絹さやが春を感じさせる味で、これも美味しかった。

 

こんな感じで飲んでいれば、いい感じに。

アテはこれしか用意しなかったが、さっきも書いた通り天ぷらはお腹が膨れる料理で、これだけのアテでも十分な量がある。

 

〆には冷たい「たぬきおろしうどん」にしてみた。

天ぷらを揚げた時に天かす(揚げ玉)を作ったし、天つゆ用の大根おろしも残っているから、それを使ってうどんにした。

 

うどんは冷凍のうどんで、レンジで加熱して冷水で締る。

それに大根おろしと天かすを乗せ、天つゆをかければ出来上がりという簡単なうどんだが、これが旨い。

普通の冷凍うどんなのだが腰がしっかりあり、下手なうどん屋のうどんより旨いとさえ思える。

それと天かすと大根おろしがいい働きをしていて、味に深みを与えている。

 

そうそう、私の住んでいる三河では、天かすを入れたうどんを「たぬきうどん」と言うが、大阪には「たぬきうどん」が存在しないと聞いたことがある。

昔、大阪で「たぬき」と注文したら、油揚げの乗った蕎麦がてきてビックリした覚えがあるが、「たぬき」が「きつね」になるというややこしさ。

 

なので今日の「冷たい たぬきおろし」は、大阪では意味不明なうどんなのかも知れないが、「ところ変われば品変わる」ということでご理解の程を。

それにしても天ぷらもうどんも、同じような材料で出来てしまうものだが、旨いうどんだった。

 

普通なら「今日も美味しかった」で終わるところだが、最後に奥殿からこんな一言が。

今日の天ぷらは天ぷら専門店には負けるけど、普通の店の天ぷらよりも美味しい、とのこと。

 

それを聞いて「イヤ、それ程でも」と言いつつも、悪い気はしないもの。

男は単純な生き物で、これでますます「褒めて使う」戦術にハマってしまうのだ。

 

お粗末さまでした。

 

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