パスタソースを流用した「鶏もも肉のクリーム煮」【自宅】

パスタソースを流用した「鶏もも肉のクリーム煮」【自宅】

 

鶏のもも肉がある。

いつもならチキンカツにしてもらうことが多いが、チキンカツはつい最近作ってもらった。

唐揚げがいいと思ったが、奥殿から鶏のクリーム煮が食べたいとのリクエスト。

 

クリーム煮は私の担当分野。

任せなさい、クリーム煮は得意なのでさっそく作ることにした。

 

クリーム煮といっても私はクリームが作れない。

なのでパスタ用のソースを流用して作っているが、これが意外に美味しいのだ。

 

これがそのパスタ用のソースで、カルボナーラだ。

どこにでもある安っいレトルトのソースだけど、これで美味しく出来る。

 

鶏肉とニンジンやタマネギなどを適当に炒め、そこへこのパスタ用のソースを絡めれば出来上がり。

簡単お手軽なことだけど、鶏肉を中火でじっくりと火を通すのがコツかな。

味付けはパスタソースに丸投げ。

しっかりとした味がついているので、それで丁度いい感じに仕上がる。

 

鶏肉に火が通ったらソースを絡める。

温めればこんな感じに。

これで出来上がりで、簡単なことだ。

 

こんなセットで、さっそくビールにする。

何といっても飲むために作ったのだからネ。

鶏のクリーム煮以外のものは、奥殿がセットしてくれたもの。

 

タケノコの土佐煮や山菜の煮物などで、和洋折衷のセットになっている。

日本の食事はバラエティー豊かで、和洋中と何でもあるのが特徴。

この日のセットもそんな感じの並びだ。

 

ビールでカンパイ。

ウ~ン、この最初の一杯がたまらなく旨い。

どうしてこんな苦いものが旨いのか分からないけど、とにかく旨いのだ。

 

この日はサッポロのゴールドスター。

スッキリとした飲み味で、キメの細かいキレイな泡が立つのには驚かせられる。

 

これで100円というから、缶コーヒーよりも安い。

しかも新ジャンルのビールには28円(350ml)の酒税がかかっているから、実質的にはビールの方がはるかに安い。

そう思うと缶コーヒーが異常に高いのでは。

 

クリーム煮は美味しく出来ていた。

弱火でじっくりと炒めたので焦げもなく、キレイに仕上がっている。

 

油を引かずに焼いたので、油クドさも全くない。

添えたパセリも鶏から出る油を中和してくれる感じで、いい働きをしてくれている。

それにパセリ自体もクリームの味にマッチして、美味しいのだ。

 

今が盛りのタケノコも美味しい。

さっきも書いたが、クリーム煮に土佐煮とはミスマッチだが、何でもアリなのが日本の家ご飯。

 

これがフレンチやイタリアンの店なら、クリーム系の料理に土佐煮なんて絶対に並ばないだろうが、家では拘らない。

刺し身にギョーザ、それにトンカツが一緒に並ぶことだってあるのだ。

 

それだけ日本の食卓は、許容する範囲が広い。

洋でも中華でも取り込んで吸収し、それを発展させてしまうのが日本の食文化なのでは。

 

こんな感じでビールを飲み終えれば、ご飯だ。

ご飯のおかずには塩サバを焼いてくれた。

いつもの如くノルウェー産の北海鯖だが、これが油がノリノリで旨い。

 

これにご飯と味噌汁を合わせた、純和風の晩ご飯。

漬物も添えられているけど、これが一汁一菜の形だ。

 

一汁一菜とは本来は「粗食」を意味するらしいが、今の飽食の時代にあっては健康的な食事のイメージがある。

それに粗食などというよりこれが美味しくて、私にとっては一汁一菜が健康的で立派な ”ご馳走” なのだ。

 

尤も鶏のクリーム煮をアテにしっかり飲んでからの話しでは、いくら一汁一菜が健康的だと言っても全く説得力が無いけどね。

 

今夜も美味しかった、ごちそう様でした。

 

ブログ村のランキングに参加してます⬇


にほんブログ村 料理ブログ 今日作った料理へ
にほんブログ村