パスタソースを流用した「鶏もも肉のクリーム煮」【自宅】
- 2020.04.20
- 家飲み/家食べ
鶏のもも肉がある。
いつもならチキンカツにしてもらうことが多いが、チキンカツはつい最近作ってもらった。
唐揚げがいいと思ったが、奥殿から鶏のクリーム煮が食べたいとのリクエスト。
クリーム煮は私の担当分野。
任せなさい、クリーム煮は得意なのでさっそく作ることにした。
クリーム煮といっても私はクリームが作れない。
なのでパスタ用のソースを流用して作っているが、これが意外に美味しいのだ。
これがそのパスタ用のソースで、カルボナーラだ。
どこにでもある安っいレトルトのソースだけど、これで美味しく出来る。
鶏肉とニンジンやタマネギなどを適当に炒め、そこへこのパスタ用のソースを絡めれば出来上がり。
簡単お手軽なことだけど、鶏肉を中火でじっくりと火を通すのがコツかな。
味付けはパスタソースに丸投げ。
しっかりとした味がついているので、それで丁度いい感じに仕上がる。
鶏肉に火が通ったらソースを絡める。
温めればこんな感じに。
これで出来上がりで、簡単なことだ。
こんなセットで、さっそくビールにする。
何といっても飲むために作ったのだからネ。
鶏のクリーム煮以外のものは、奥殿がセットしてくれたもの。
タケノコの土佐煮や山菜の煮物などで、和洋折衷のセットになっている。
日本の食事はバラエティー豊かで、和洋中と何でもあるのが特徴。
この日のセットもそんな感じの並びだ。
ビールでカンパイ。
ウ~ン、この最初の一杯がたまらなく旨い。
どうしてこんな苦いものが旨いのか分からないけど、とにかく旨いのだ。
この日はサッポロのゴールドスター。
スッキリとした飲み味で、キメの細かいキレイな泡が立つのには驚かせられる。
これで100円というから、缶コーヒーよりも安い。
しかも新ジャンルのビールには28円(350ml)の酒税がかかっているから、実質的にはビールの方がはるかに安い。
そう思うと缶コーヒーが異常に高いのでは。
クリーム煮は美味しく出来ていた。
弱火でじっくりと炒めたので焦げもなく、キレイに仕上がっている。
油を引かずに焼いたので、油クドさも全くない。
添えたパセリも鶏から出る油を中和してくれる感じで、いい働きをしてくれている。
それにパセリ自体もクリームの味にマッチして、美味しいのだ。
今が盛りのタケノコも美味しい。
さっきも書いたが、クリーム煮に土佐煮とはミスマッチだが、何でもアリなのが日本の家ご飯。
これがフレンチやイタリアンの店なら、クリーム系の料理に土佐煮なんて絶対に並ばないだろうが、家では拘らない。
刺し身にギョーザ、それにトンカツが一緒に並ぶことだってあるのだ。
それだけ日本の食卓は、許容する範囲が広い。
洋でも中華でも取り込んで吸収し、それを発展させてしまうのが日本の食文化なのでは。
こんな感じでビールを飲み終えれば、ご飯だ。
ご飯のおかずには塩サバを焼いてくれた。
いつもの如くノルウェー産の北海鯖だが、これが油がノリノリで旨い。
これにご飯と味噌汁を合わせた、純和風の晩ご飯。
漬物も添えられているけど、これが一汁一菜の形だ。
一汁一菜とは本来は「粗食」を意味するらしいが、今の飽食の時代にあっては健康的な食事のイメージがある。
それに粗食などというよりこれが美味しくて、私にとっては一汁一菜が健康的で立派な ”ご馳走” なのだ。
尤も鶏のクリーム煮をアテにしっかり飲んでからの話しでは、いくら一汁一菜が健康的だと言っても全く説得力が無いけどね。
今夜も美味しかった、ごちそう様でした。
ブログ村のランキングに参加してます⬇
にほんブログ村
-
前の記事
赤魚は煮付けだけでなく塩焼きも美味しい魚だった【自宅】 2020.04.17
-
次の記事
濃厚な味の「牛肉炒め」には小悪魔的な旨さがある【自宅】 2020.04.21