濃厚な味の「牛肉炒め」には小悪魔的な旨さがある【自宅】

濃厚な味の「牛肉炒め」には小悪魔的な旨さがある【自宅】

スーパーへ行ったら「今日はコレ!」というロゴが貼られた、味付けされた半製品の「牛肉とニンニクの芽」が売られていた。

普段は牛肉をあまり買わないし、味付けされている半製品は殆ど買わないのだが、見た目が美味しそうだったし、大振りなパックに入って500円という値段にも釣られて思わず買ってしまった。

 

買ってくれば直ぐに食べたくなるのが人情。

カットしてあるし味も付いているから、さっそく炒めてみることにした。

 

これがその牛肉とニンニクの芽。

どう? 美味しそうな牛肉ですよね。

それにこれで1/3の量なのだから、いかに大盛りのパックで安かったかがお分かりかと。

 

使われているのはアメリカ産の牛バラ肉。

牛丼に使われている部位と同じで、アバラ(肋骨)の周りの肉なので「アバラ肉」と言うのだが、それが訛って「バラ肉」と呼ぶようになったとか。

 

どう見ても肉の量が多いので、野菜を追加することにした。

旨そうな牛肉で同時にカロリーも思いっきり高そうだが、こういうジャンクな料理も嫌いではない。

 

追加するのは手近にあったホウレン草とタマネギ。

もっと足しても良かったかかもだが、取り敢えずこれでいってみる。

 

焼くだけなので、アッという間に出来上がり。

味付けも何も必要ないというのは、料理のスキルの低い私にはうってつけだ。

 

こんなセットで「いただきま~す」。

と言うか、ビールで「カンパ~イ」だ。

 

牛肉とニンニクの炒め物に合うものと言えば、ビールが一番。

牛肉をアテに飲めば、これがドンピシャに合う。

幸せを感じる瞬間だ。

 

甘じょっぱく味付けられた牛肉も、いい味している。

濃い目の味付けなので、追加でタマネギなどを足しても味が薄まった感じは全く無い。

 

もっと野菜を足しても良かったほどの濃い味なのだが、甘じょっぱくて脂身タップリの健康に悪そうな ”ジャンク” な味って、背徳感もあって好き。

こういう物を若い頃は無邪気に食べていたのだが、いつの頃からか健康に悪いと言うことになってしまった。

 

若い頃は好きなものを好きなように食べていたし、それを悪いこととは誰も言わなかった。

おおらかな時代だったのだ。

 

ビールはますます進む。

牛肉の他にあっさり目のアテも用意してくれていたが、濃い目の味の前には影が薄くなてしまう。

 

温豆腐の餡かけも美味しい料理なのだが、この日は分が悪い。

ジャンクな味付けの牛肉の前では ”お淑やか” に過ぎてしまうのだ。

イングリッド・バーグマンのような清楚な女性もいいが、セクシーさを感じさせる ”小悪魔的な女” も好きなのだ、って何の話?

 

濃厚な牛肉とビールで一杯が済めば、〆のご飯。

この日の〆は餡かけ焼きそばにしてみた。

 

焼きそばが食べたかったのだ。

飲んだ後にラーメンなどの麺が食べたくなることが多いが、あれは何でだろうか。

 

私の作る餡かけ焼きそばは、野菜をタップリ入れる。

肉は入れたり入れなかったりの気分次第で、この日は牛肉をガッツリと食べたから肉抜き。

 

野菜と麺を炒め、餡をかければハイ出来上がり。

卵焼きを乗せたので焼きそばに見えないが、確かに餡かけ焼きそばなのだ。

 

奥殿が卵が余り気味なので使って欲しいと言うので、焼きそばに卵焼きを乗せたのだが、ついでに卵スープも作ってしまった。

奥殿の言うことをよく聞く ”出来たダンナ” だ。

ゴマ油を垂らしたので、中華の雰囲気が広がる。

 

餡かけ焼きそばは、自分で言うのもナンだけどかなりの出来。

細麺に餡がからまって旨さが引き立つ。

味付けは創味シャンタン一発で決めているが、餡と出会うことで味に深みが出ている気がする。

何なん?この旨さは。

 

自己満足が過ぎるかもだが、飲食店でもなかなか味わえない上等な焼きそばに仕上がっている。

奥殿がこの餡かけ焼きそばにハマっていて、リクエストをよく受ける。

 

今度リクエストが入ったら「680円です」って言ってみようか。

それは冗談だが、店で食べれば680円ぐらいはするだろうな。

 

今日も美味しかった、ごちそう様でした。

 

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