天ぷらバル「味彩家 いっぽ」は今風の天ぷら屋だ【豊田市】
- 2020.07.31
- 豊田市内
この日は天ぷらバルを謳う「味彩家 いっぽ」で、美女と一杯。
店は豊田市の中心市街地、桜町にあって、今年2月にオープンした新しい店だ。
店の存在は知っていたけど、訪ねるのはこの日が初めて。
女性との飲み会では、初見の店は避けたいもの。
初めてだと、雰囲気とか味や様子が分からないからだ。
だが彼女も行きたいと思っていた店とのことで、出かけてきた。
店はご覧の雰囲気で、天ぷら屋の風情はない。
今風の「天ぷらバル」というのは、こんな感じの店のことを言うのだろうか。
オープンして半年も経たないので、厨房機器もピカピカ。
家にもこんなプロユースの厨房機器が欲しいが、一揃え数百万はするだろうし、それに素人の私には完全にオーバースペック。
男はすぐに道具に拘るが、いくらプロ仕様の道具を使っても料理の腕が上がる訳ではないからね。
天ぷらを謳う店なので、カウンター席を選んだのはモチロンのことだが、それにしても空いている。
平日の夜ということを割り引いてもガラガラで、やはり新型コロナの影響が大きいようだ。
店のマスターも「相手がコロナではどうしようもないです」とのこと。
こんな状態では日本の飲食業界がダメになってしまいそうで、コロナも早く沈静化してほしいものだ。
それはともかく、時間通りに着いた彼女と先ずはビールでカンパイ。
小振りなグラスに注がれた ”小生” が美味い。
天ぷらがメインの店なので、当然のように天ぷらをオーダー。
海鮮天ぷらの盛り合わせ(980円)を頼んで、あとは好きな品を頼んでいくことにした。
天ぷらは目の前で揚げてくれる。
最近は家でも天ぷらをよく揚げるが、家だと食べる人と作る人が同じなので、揚げ立てを食べることができない。
店だと揚げたての天ぷらを味わえるから、これが嬉しい。
サッと出された天ぷらの盛り合わせ。
エビ、ホタテ、イカ、大葉に包まれた鯛?などの盛り合わせで、見た目以上のボリュームがある。
食べれば美味しい天ぷらだ。
やはりプロが揚げただけのことはあるし、それに使っているネタもいいのだと思う。
衣は意外にも厚い。
だけどこれが軽いタッチの衣で、ベタッとした衣ではない。
私が作るのよりカリッと揚がっているし、それに油がいいのか軽い感じ。
本日のおすすめの料理もある。
穴子の天ぷらと生ししゃもの天ぷらを頼んでみた。
穴子。
肉厚な穴子で、淡白な味に天つゆがよく合う。
こうなるとお酒が飲みたくなる。
お酒もそこそこ揃っている。
いま家で飲んでいる「作(ざく)」の恵乃智もある。
美味しいお酒だけど、家で飲んでいるからわざわざここで飲むこともないかと思ったが、彼女に聞けばぜひ飲みたいとのこと。
女性のリクエストに応えないのは男が廃るということで「作」をオーダー。
洒落たワイングラスに注がれた「作」で、彼女も美味しいとのことでご同慶の至り。
話が弾んでしまい、洒落たワイングラスの画像を撮り忘れてしまったが、飲んで空になった画像があったので、恐縮だけどその画像で。
シャンパングラスのようなグラスで、器がオシャレだとより美味しく感じるものだ。
ししゃもの天ぷら。
天ぷらにはキスとかししゃものようなアッサリとした魚が合う。
頭からがぶりとイケる美味しい魚だ。
続いてのお酒は「伝心」の「雪バージョン」。
福井・勝山のお酒で、勝山は恐竜の博物館で有名なところでもあるが、越前そばの美味しい所でもある。
数年前の話だけど、勝山のそば屋「八助」で食べた越前そばが、とても美味かった。
⇒ そば屋「八助」
そのそば屋に置いてあったお酒が、この「伝心」と同じ「一本義酒造」のお酒だったのだ。
その時は車だったので飲めなかったのだが、今日ここで飲めるとは嬉しい限り。
飲んだらこれが美味しいお酒。
スッキリと透明感のあるお酒で、とても爽やかな味なのだ。
お酒の好きな彼女も「コレいいね」とのこと。
知らないだけで、美味しいお酒は全国各地にあるものなのだ。
箸休めに頼んだのは「キュウリとワカメの韓流サラダ」(480円)。
”韓流” というから、トウガラシの効いた辛いサラダかと思っていたが、韓国のりが添えられたサラダだった。
意外な組み合わせだったけど、韓国のりのごま油と塩味がサラダにマッチして美味しかった。
とり天。
家でもよくやる鶏天だけど、鶏肉の切り方がスティック状にカットされていた。
切り方一つで味わいが変わるもので、家でもこういう形でやってみようかと。
これは彼女オーダーの「タコとキノコのピリ辛トマト煮」。
イタリアンというか、地中海料理のイメージ。
食べればピリ辛のトマトスープ煮といった感じで、美味しい。
彼女はトマトの料理、それも生のトマトではなく火を通したトマト料理が好きで、私にトマトと卵のオイスターソース炒めを教えてくれたのも彼女だ。
この料理にはバケットも添えられていた。
この辺りは普通の天ぷら屋では出ないもので、「天ぷらバル」を謳うだけのことはある。
締めは「トマトとベーコン」の天ぷら(250円)。
個人的にはこれが一番美味しかった。
トマトの酸味にベーコンの塩味が絡んで、とても美味しい天ぷらになっている。
家でもやってみたい天ぷらだ。
と、こんな感じで一杯やっていたが、お腹も膨れてしまった。
彼女にどうしよかと聞けば、行きたい中華の店があったけどもう食べられないとのこと。
中華は次回にということで、すぐ近くにあるジャズ・バーへ行くことにして、お開き。
「味彩家 いっぽ」は天ぷらを気楽に味わえる店で、飲みにも食べにも使える店。
ここなら一人でぶらっと来ても大丈夫なので、一人飲みにもいいのでは。
⇒ 味彩家 いっぽ(ぐるなび)
美味しかった、ごちそう様でした。
さ、今からもう一軒行きますよ。
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