粉挽き屋「八助」で食べる三たての越前そば【福井県勝山市】

粉挽き屋「八助」で食べる三たての越前そば【福井県勝山市】

 

 

恐竜博物館から白山神社で時間調整してから向かったのは、越前そばの「八助」。

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この店はそば屋ではあるけれど、本業というか元々は粉屋。

 

そのためこんな看板も架かっている。

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そのものズバリの「粉」。

 

そして売り物は当然のように「そば粉」。

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この辺りは越前そばの本場だけあって、そば粉を買って家で打つ人が多いということか。

そんな粉挽き屋が打つ蕎麦に期待が膨らむ。

 

店は今風のJAZZが流れるような洒落たそば屋とは全く違い、町家そのもの。

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粉屋なので窓はそば粉で真っ白だ。

 

換気扇からも時折そば粉が飛んでくる。

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こんな雰囲気だけど、蕎麦通には堪らないシチュエーションだ。

 

とは言え不潔な感じは受けない。

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むしろ旨そうなオーラが漂っているから、不思議だ。

店の隣にある広い駐車場(10台はある)には、我々も含めて県外ナンバーの車もあったから、有名な店なのかもしれない。

 

店内は4人がけのテーブルと、8人ほどが座れる楕円のテーブルがあるだけ。

当然のように相席になるけど、相席が苦にならないのは店の持つ雰囲気がそうさせている。

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我々は4人がけのテーブル席をすすめられた。

 

粉屋なので店の半分は粉を挽く作業場になっている。

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ガーガーと石臼の音を立ててそば粉を挽いているけど、その音が騒音ではなく音楽のように聞こえる。

この挽きたてのそば粉で打った蕎麦だから、鮮度は抜群だ。

 

今どき珍しいベルト駆動のプーリーで石臼を回している。

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蒸気機関車の動輪を見てるような感じで、ノスタルジックな景色。

 

天井に設置されたモーターでプーリーを回し、それに掛けられたベルトで下の石臼を回す仕組み。

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一台のモーターで三台の石臼を回していて、合理的。

電気がない昔は水車で回していたのだろうけど、やっていることは今も昔も同じだ。

 

粉屋の話はこれぐらいにして、蕎麦。

メニューは四品しかない。

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四品といっても、基本的にはざる蕎麦とかけ蕎麦の二種で、それに大根おろしをかけるか山芋をかけるかの違いがあるだけという、潔いメニュー。

それとメニューの絵がいい感じ。

 

値段は安い。

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おろし蕎麦が470円ということで、かなり値打ち。

 

我々が頼んだのももちろんおろし蕎麦。

越前そばといえばおろし蕎麦が王道だからね。

しかも2枚づつ頼んだ。

常連さんらしき人はみな2枚頼んでいるから、我々もそれに倣ったのだ。

 

ちゃんと蕎麦前も用意されている。

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車でなければ確実に飲みたくなるお酒だ。

 

”そばチケット” なんて初めて見た。

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おろし一枚470円というだけでも値打ちなのに、10枚で4千円は大バーゲンだ。

 

もしかすると毎日通うコアな常連さんもいるのかもしれない。

近くなら私も通いたい店ではある。

 

そんなことを話していれば蕎麦が運ばれてきた。

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ウオー、見るからに旨そうな蕎麦だ。

器もいい雰囲気。

 

そば猪口の中には大根おろしと蕎麦つゆが入っている。

店員さんからは、普通のざる蕎麦のように食べてもいいけど、地元の人は蕎麦つゆをダバっと掛けてしまいますよ、とのこと。

 

我々もそれに従ったのは言うまでもない。

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蕎麦つゆをダバーとかけて、いただきます。

 

食べればこれが旨い。

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辛味の効いた大根に蕎麦つゆがマッチし、それに少し平たく打たれた蕎麦が絡んで、旨い。

アレコレ言うより、食べれば分かる旨さ。

 

蕎麦一枚なんてアッという間に食べてしまい、二枚目。

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二枚目は普通のざる蕎麦のように食べてみたけど、やはりぶっかけの方がいいということで、これもダバッと汁をかけて食べた。

削り節もいい感じで美味しい味を出している。

 

見栄とか体裁ではなく、蕎麦そのものが旨い。

アッという間に完食だ。

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背の低いそば猪口はお茶が入っていると思ったら、蕎麦湯だった。

 

蕎麦つゆを全部飲んでしまったから、蕎麦湯だけで飲むはめに。

蕎麦つゆを少し残しておけばよかったけど、そんなことよりも美味しい蕎麦をたっぷり食べれて、ごちそう様でした。

旨かった~。

 

営業時間はこちら。

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駐車場は広いけど、そこへ行くまでの道はメッチャ狭いのでお気をつけて。

 

手打ちそば 「八助」 (食べログ)

 

越前そばの本場で、挽きたて・打ちたて・茹でたての三たての蕎麦が味わえる「八助」。

今は上から目線で講釈の多い店主のそば屋をありがたがる傾向があるけど、蕎麦というのは本来素朴な食べ物。

 

そんなことを思うと、この八助は蕎麦も店の雰囲気もとてもいい感じだった。

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このままのスタイルで末永く続けていって欲しいものだ。

 

また「八助」の蕎麦が食べたいけど、遠いから気軽に行けないのが残念。

美味しかった、ごちそう様でした。

 

 

 

 

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