ジャズ・バーで話しかけてくる空気の読めない酔客【豊田市】
- 2020.08.03
- 豊田市内
久しぶりの女性との飲み会も、一軒目の天ぷらバル「いっぽ」でお腹いっぱいになってしまい、二軒目で向かったのはジャズ・バーの「BEAT」。
一軒目の「いっぽ」から近いという理由で選んだ店で、特別な思い入れはない。
彼女には行きたい店があったが、そこは中華の店。
お腹いっぱいで今からではとても食べられないので、中華の店は次回にということで、ここで軽く飲んで帰ることにする。
久しぶりに訪ねた「BEAT」だったが、いつものマスターがいない。
代わりにいたのは息子くんで、代が変わったのかもだが、店の雰囲気からするとちょっと若い。
ジャズ・バーにはある程度の年齢と言うか、歳を重ねた ”渋み” が必要で、彼にはまだその渋さはない。
因みにこの画像に写っているのがマスター。
4年も前(2016年)の画像だが、ジャズ・バーにはこれぐらいの渋さが似合う。
それもあってか、店の雰囲気も何だか軽い感じに思えてしまう。
何となく雑然としているのだ。
息子くんに「マスターは?」と聞けば、今は時々しか来ないとのこと。
詳しくは語らないのでそれ以上は聞かなかったが、もしかすると体調を崩したのかもしれない。
それはともかく、メニュー。
この店ではやはり洋酒が似合う。
彼女は甘さ控えめの白のワインを、私はスコッチでグレンリベットをオーダー。
その前に息子くんに何がおすすめかと聞けば、バーボンではとのこと。
ワタクシ、バーボンが好きではないのでパスしてしまったが、波長が合わない。
この辺り、年の差を感じるばかりだ。
カンパイ。
スコッチはよく分からないが、辛い感じ。
ちょっとしたツマミもある。
いま改めてメニューを見てみれば「玉カツ」というものがある。
食べたことがないけど美味しそうな感じがする。
だけどその時は気付かず、土手煮を頼んでしまった。
珍しくビートルズがかかっていたが、どうやらカウンターのお客のリクエストらしい。
しかしその客は曲を聞くのでもなく、大声で喋っている。
とにかくその声がうるさいが、ヨッパライはこうなることが多い。
我々の隣の席には二人連れの女性客がいる。
カウンターの客はその女性客に話しかけているが、女性客は適当にあしらって知らん顔。
加えて一人は席を立って洗面に行ってしまった。
そしたらカウンターの客は、私に向かって話しかけてきたのだ。
私はカンターを背中にした位置に座っているので、私に話しかけていることに気が付かない。
向かい合って座っている彼女が目で合図をしてくれて、それで私に話しかけていることに気づいたが、何を言っているのか意味が分からない。
背中越しなので、振り返ってみれば「この店に来た理由は?」とか聞いているのだ。
初対面なのにそんな質問をするのか、と適当に「通りがかりだから」と答えれば、今度は「ビートルズは好きか」と聞いてくる。
面倒くさいオヤジだなと、これまた適当に「いいんじゃないですか」と答えておいたが、相手構わずに話しかけるのは迷惑そのもの。
たまにこういうオヤジがいるけど、こんなのではモテナイだろうな。
彼女はと見れば、ガン無視モード全開で、知らん顔。
そう言えば隣の女性客もスマホをいじって、これまた知らん顔。
そのイヤイヤモードに気付かないオヤジも哀れだが、店のマスターのあしらい方も悪い。
まだ若いから仕切れないのだろうが、これでは女性のお客さんは逃げてしまう。
適当にあしらうワザを身に付けるには経験が必要だが、若い息子くんではこれからか。
曲が切れたので、マスターにMJQ(モダン・ジャズ・カルテット)を頼んだら、その客が「オッ!ジャズか」と、いちいちうるさい客だ。
MJQが流れて、ようやく一息付いた。
が、その客はなんだかんだと一人で喋っている。
幸いこちらには話しかけてこなくなったが、ジャズ・バーには珍しい客ではある。
彼女は旅行が好きで、去年は青春18きっぷを使って四国を巡る旅をしてきたとか。
彼女がそんな冒険のような旅行をするとは意外だが、そう言えば何年か前にアフリカへ行き、現地の部族長(酋長?)に結婚を申し込まれたとかなかったとか。
それを思えば青春18きっぷで四国へ行くことぐらい ”冒険” にもならないだろうが、それがとても楽しかったらしい。
特急に乗って豪華な宿で立派な食事を味わうのもいいだろうが、鈍行に乗って安宿で巡る旅も味があって楽しかったというのだ。
人の情にも触れられたし、列車の中でも知り合いが出来たりで、それが楽しかったとのことだ。
で、今年も青春18きっぷを使って何処かへ行こうと思っていたが、コロナのためダメになってしまったのが残念とか。
女性は動きが活発だ。
彼女もフィトネスクラブや習字の教室に通ったり、旅行をしたりで、家にじっとしていることがない。
男の方が動かないもので、私の知り合いも退職したら何もすることがないと言うだけで、家に引きこもっている。
それが悪いということではないが、奥さんにとってはうっとうしいものなのでは。
毎日、大の男が家に居るだけでもうっとうしいのに、毎日三食ご飯を用意しなければならないのだから。
そんなことを彼女に話せば、男の人は何もしないのがダメなのよねと。
私もいずれそういう時が来るだろうから、そうならないように今から料理の腕でも磨きますか。
今日は天ぷらバルの「いっぽ」からジャズ・バーの「BEAT」へ流れたけど、楽しかった。
ただし、あのうっとうしいオヤジが邪魔だったけどね。
⇒ ジャズ・バー BEAT(食べログ)
今度は彼女の行きたいという中華の店へ行くということで、今夜はお開きに。
楽しかった、また次回お願いします。
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