オープンカーは男のハートを無邪気にさせてくれる【恵那市 岩村】

オープンカーは男のハートを無邪気にさせてくれる【恵那市 岩村】

 

今シーズン二度目の紅葉ツーリングは、豊田市の稲武にあるタカドヤ湿地の紅葉をチラ見してから、女城主で有名な岩村(恵那市岩村)へ。

タカドヤ湿地にはもっと居てもよかったが、色付きがもう一段進んだ頃に改めて来るつもりなので、この日は先を急ぐことに。

 

途中、道の駅「いなぶ」に寄ろうとしたが、この日は(先週もだったが)激混みにビビってスルー。

岩村へ通じるR.257は適度なコーナーの続くワインディング・ロードで、気分良くツーリングしつつ道の駅「福寿の里」に寄り道。

 

ここは混まない道の駅なのだが、この日はほぼ満車。

なにかイベントでもやっているのかと思ったが、その理由は施設がリニューアルされていたからだ。

 

食べるスペースも拡張されたようで、テラス席もあった。

これがそのテラス席で、いい雰囲気。

加えてここならコロナに対して密にならないし、”換気能力” は抜群だ。

 

ここの売店でトマトなどを買ったが、他にも多くの地元の野菜が売られていて、地域の人達も以前とはチカラの入れ方が違っているように見える。

トマトは3個で300円だった。

2個しか写っていないのは一つ食べてしまったから。

 

大玉で色付きもいい感じだったけど、酸味が予想外にきつかった。

これはこういう品種なのかもしれないが、酸味が強いトマトは苦手なので、火を通して使うことにする。

 

お米も売っていた。

この地域で作られるお米で、お米の粒が大きいのが特徴らしい。

岐阜には「ハツシモ」という大粒で美味しいお米があるから、その系統かもしれない。

 

ピカピカの新米が30キロで9,500円なら値打ちに思うけど、お米を買うつもりで来たのではないので今回はパス。

他に10キロ入りもあったから、今度は買うつもりで来てもいい。

 

そのお米で作ったおにぎりがあったので買ってみた。

いかにも地元の女性会の人たちが作ったという感じで、手作り感アリアリ。

だけどこのおにぎりが美味しかったのだ。

 

買ったのは味ご飯とシソのおにぎり。

給湯器でいれたお茶とともに(このお茶も美味かった)このおにぎりを食べたが、フワッとした感じに握られていて、コンビニのおにぎりとは食感がまるで違う。

 

固く握られたおにぎりとは対局にある柔らさで、口の中でホロホロと崩れていく。

寿司職人の握る寿司の食感に似た感じ。

それにご飯そのものも美味しくて、お米の美味しさを改めて教えてくれる美味しいおにぎりだった。

 

寛ぎの時間を過ごして車に戻れば、こんなマニアックな車が停まっていた。

ロータス・7 (seven)だ。

 

ロータス 7 は、ドアもなければ屋根も無いというスパルタンな車。

この車はフロントスクリーンも取り払ってレーシングスクリーンに換装してあるから、ワイパーすら無い。

 

無論この方がカッコいいのだが、雨が降れば濡れネズミになることは必至。

雨どころか前の車が跳ね上げるホコリや砂なども容赦なく飛んでくるから、ゴーグルかフルフェイスのヘルメットが必須になる。

 

これだけスパルタンな車だと、セットした髪が乱れるとか化粧が台無しになるから女性は乗ってくれないだろうが、格好の良さはピカイチ。

この車は “男” のドラバーズ・カーなのだ。

 

こんな粋なロータス 7 のオーナーがこの人。

間違いなく高齢者の方だが、こんな車に乗っているのが素晴らしい。

 

あれこれ話しをしたけど、雰囲気が若い!

男はどこかに少年のような無邪気な心を持っていたいものだが、この人にはそれがある。

 

オープンカーには、男の心を無邪気な心に戻してくれる ”癒やし” の効果もあるのだ。

そうでなければこんな買い物にも行けない、 ”不経済” な車を転がしませんから。

 

このオーナーとコーヒーを飲みながら車の話をしていたいところだが、そんな訳にもいかず、ここでお別れ。

我々が出るまで待っていてくれたのが恐縮。

縁があればまたお会いしたい方だった。

 

そんないい気分に浸ったまま着いたのが、岩村。

意外と多くの車が停まっていたが、その中に私のロードスターと同類の車が停まっていた。

アルファロメオのスパイダー、ベローチェ

30年ほど前の車だが、ピカピカに磨き上げられている。

 

トップを上げた姿はあまりエレガントではないが、トップを下ろしてオープンにした姿はお洒落な車で、そのあたりはさすがイタリアの車。

ビニールのリアスクリーンもピカピカなので、かなり手が入っている感じ。

 

カンパニョーロのホイールも新品のようだったから、つい最近レストアしたばかりなのかも。

こういう車は ”伊達” に乗っていたいからね。

 

同じ駐車場には、もっと凄いイタリア車がいた。

フェラーリのF430。

15年ほど前の車で、当時の価格が3,000万円という家が一軒買えそうな高価格。

 

値段のことはさて置き、いつ見ても惚れ惚れするようなフォルム。

ロングノーズ・ショートデッキというスポーツカーのお手本のようなスタイリングが決まっている。

 

フェラーリも乗ってみたいところだが、日本で乗るにはサイズが大き過ぎる。

それに合法的に出せる最高速が100Kmでは、持てる力を発揮できない。

って、こんな高い車は買えないが。

 

タカドヤ湿地から岩村へのツーリングは、ロータスやアルファ、それにフェラーリにも出会うという、とても楽しいツーリングだった。

 

岩村の町並みも歩いたけど、昔と変わらぬ姿。

この昔とあまり変わらないのがいいのだろうが、洒落たレストランでもあればとも思う。

尤も土日しか人が訪れないから、それでは営業が成り立たないのかもだけど。

 

今日のツーリングは楽しかった。

さ、次はどこへ行きましょうかネ。

 

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