グラスを変えたらお酒の味が美味くなった気がする【自宅】
- 2020.11.06
- 家飲み/家食べ
ツーリングの時に買ってきた蓬莱泉(ほうらいせん)のグラス。
買ってくれば直ぐに使いたくなるもので、早速使ってみた。
新しいグラスは綺麗だし、それに透明感もあって気持ちがいい。
注がれているお酒は蓬莱泉ではなく、三重・鈴鹿の「作」だが、いつもより美味しく感じる。
料理が器や盛り付けによって味も雰囲気も変わるように、お酒もグラスによって味が変わるのが不思議。
お酒が変化することはないから、これは飲み手の精神的な変化なのだろうが、何故なのだろうか。
居酒屋などでお酒を頼むと、酒器ではなくコップに注ぐスタイルが意外に多い。
「盛りこぼし」とか「盛っ切り」という注ぎ方だが、私はこれが大嫌い。
そもそもコップで酒を飲む「コップ酒」なんて、酒の飲み方としては下品な飲み方。
それに枡にこぼしたお酒はどうしても垂れるから、カウンターが汚れる。
それを拭くのにおしぼりを使うことになるが、おしぼりは手拭きであって、台拭き用の雑巾ではない。
加えて枡に浸かっているコップもお酒で濡れてしまい、手もベタベタになる。
それもおしぼりで拭くことになるが、台拭きで使ったおしぼりで手を拭くことになって、あまり気分のいいものではない。
それに並々と注がれたお酒を、こぼさずに飲むのも難しい。
今は「口付け飲み」という不思議な飲み方が流行っているようだが、見苦しい飲み方の典型。
器に口を近づけて食べるとか飲むのは「犬食い」と言われるもので、マナー違反の最たるもの。
見ているだけでも見苦しく、躾られずに育ったかマナーを知らない人だと思われる。
特に女性にこれをやられると、百年の恋もいっぺんに冷める。
お酒は品よく飲むもので、コップであおるように飲むものではない。
そんなこんなで「盛りこぼし」という飲み方が嫌いなのだ。
話しが脱線して恐縮。
お酒のアテはとり天にした。
とり天にしたと言うより、とり天に “させられた” と言うのが正しいが、それは奥殿のリクエストだから。
ツーリングの間に口にしたものと言えば、お茶とおにぎり一個。
さすがにそれだけでは腹が減って、岩村で昼ご飯にしようかと思ったが、結局は止めてしまった。
寄ろうかと思った店がここで、屋号には「宿 やなぎ屋」とあって旅館のようなのだが、表書きには「寿司幸」ともある。
寿司屋のようで、ランチメニューがこれ。
そう言えば「寿司幸」は、恵那の旧中山道沿いにある寿司屋だったような。
調べてみればやはりその通りで、その店はなかなかの老舗。
岩村の店のランチもこんな感じとか(画像はHPより)。
これで1,500円なら値打ちと思うが、いい寿司屋だと飲みたくなってしまうのがワタシ。
だけど車なので飲むことはご法度。
それでこの店を諦め、家に帰って飲むことにしたのだ。
家に帰り着いて、早速とり天に取り掛かった。
とり天というか、天ぷらはもう何度も揚げているから慣れたもの。
用意したのはこれ。
ナスやニンジンに加えて、道の駅「福寿の里」で買ったアマトウとトマトも天ぷらにしてみた。
トマトを天ぷらにするのは初めてだけど、どんな感じになるのだろう。
奥殿に聞いても、やったことがないから分からないとのこと。
やってみれば分かるからとトライしてみる。
あとは衣を作って揚げれば出来上がりだ。
ツーリングから帰って直ぐに天ぷらを揚げるとはよく働くダンナで、ここは褒めておこう。
ちゃちゃっと揚げれば一丁上がり。
奥殿リクエストのとり天の出来上がり。
野菜の天麩羅もいい感じに揚がっている。
天ぷらは意外に簡単な料理なのだ。
他にサラダなどをセットして、準備完了。
この画像にはいつもの酒グラスが並んでいるが、買ってきた蓬莱泉のグラスに置き換えた。
先ずはビールをグイっと一杯。
う~ん、旨い!
天ぷらにもビールがよく合って、お互いの良さを引き出す。
揚げ物とビールは ”相思相愛” の関係なのだ。
天ぷらはいつものようにカリッと軽いタッチの揚がりで、いい感じ。
野菜の天麩羅はどれも美味しいのだが、初めて揚げたトマトは、あまり美味しくはなかった。
不味くて食べられないということはないが、天ぷらには微妙。
オリーブオイルで仕上げるトマトスライスや、玉子と炒めた方が美味しい。
何でも揚げれば美味しいということは無い、ということか。
お酒にチェンジしたけど、初めに書いた通り、蓬莱泉の小振りなグラスがとてもいい雰囲気。
それに飲みやすい形で、お酒の味も引き立つ。
グラスが変わっただけで、いつもの「作」のグレードが上がったような気がする。
器の持つマジックと言ったところで、不思議なものだ。
これからこの蓬莱泉のグラスが主役になるかな。
今日も美味しかった、ごちそう様でした。
ブログ村のランキングに参加してます⬇
にほんブログ村
-
前の記事
オープンカーは男のハートを無邪気にさせてくれる【恵那市 岩村】 2020.11.05
-
次の記事
アボカドを生ハムで巻けばお洒落で美味しいアテに【自宅】 2020.11.09