四時から飲みの後は秋田の「稲庭うどん」で締め

四時から飲みの後は秋田の「稲庭うどん」で締め

 

雨降りの休日。

天気が良ければツーリングに行きたいところだけど、屋根を開けて走ることが魅力のロードスターでは、雨天のツーリングは魅力なし。

 

それ以前に、新型コロナ感染拡大のため緊急事態の宣言が出されているから、どちらにしてもツーリングはお預けだ。

 

コロナも無く、こんな天気ならツーリングも最高だけどね。

真冬にオープンエアのツーリングは寒くないかと思われるだろうけど、現代のオープンカーは空力特性が十分に考えられているので、寒風を巻き込むことは無い。

 

加えて強力なヒーターも備わっているから、首から下はヌクヌクとした ”露天風呂” 状態。

高温と直射日光に晒される夏の方がよほど辛い季節で、冬はオープンエアに向いた季節なのだ。

 

雨降りで出かける予定もない休日は、旨いアテを作って飲むのに限る。

朝ご飯のチキンライスも私が作ったから、今日のご飯は全部私が作ることになるが、別に苦にならない。

 

やってみると分かるけど、たまに作る料理は知的なゲームといった感じで、創造的で楽しいことなのだ。

 

お酒も岐阜・美濃市の百春、同じく岐阜・揖斐川町の房島屋、それに新潟の菱湖(りょうこ)と ”綺麗どころ” が揃っている。

左から菱湖、房島屋、百春と並んでいるけど、百春のラベルは黒地に黒の文字という保護色のような ”迷彩塗装” なので、一見しただけでは読めない。

 

画像に修正を加えてもこの程度にしかならない。

実際に見た感じもこんな雰囲気だけど、どうしてこんな色のラベルにしたのかは謎。

酒屋に並んでいても全く目立たないから、営業面でもいいことはないと思うけど、どちらにしても不思議な色使いのラベルだ。

 

それに加えて、締めにピッタリの秋田の稲庭うどんもある。

稲庭うどんは飲んだ後の楽しみとして、さっそくアテの支度に取り掛かった。


 

アテは天ぷらでいってみた。

奥殿のリクエストもあったが、リクエストが無くても天ぷらにするつもりだった。

 

天ぷらのネタはこんな物で用意した。

鱈とソーセージの他は、ナス、エリンギ、オクラに京人参と野菜がメイン。

ここ最近、野菜の天ぷらの美味しさに魅せられて、野菜の天ぷらにハマっているのだ。

 

それとタマネギとカニカマも用意したけど、これはかき揚げ用。

カニ風味が多目なのは、賞味期限が迫っていたため。

それに合わせてタマネギも多目で、これだとかき揚げが出来過ぎてしまうけどね。

 

いつものように揚げれば、ハイ出来あがり。

薄衣の天ぷらの完成だ。

 

かき揚げも上手く出来たけど、6個もできてしまった。

一度に食べ切れないので、4つは明日の朝ごはんに回すことにした。

一晩置くと不味くなってしまうけど、仕方ない。

 

天ぷらが出来ればカンパイだ。

飲むために揚げたのだから、遠慮はいらない。

 

先ずはビールから。

グイッといけばこれが旨い。

初めの一杯は、のど越しで楽しむビールに限る

 

天ぷらはビールにもよく合う。

油っこくない天ぷらだけど、ビールの雰囲気が合うのだ。

手前の皿にはナス、京人参、オクラにエリンギ、ピーマンにソーセージというラインナップ。

 

薄衣のカリッと揚がった天ぷらで、自分で言うのもナンだけど、惚れ惚れするほど美味しい。

天ぷらは野菜のうま味が凝縮されて、野菜の味を楽しめるのに加え、食感の違いが味わえるのも楽しい。

 

車海老とか鱚などの高級なネタは使っていないけど、日常のものを揚げただけでここまで美味しく味わえるのは、天ぷらのマジック。

天ぷらの発祥の地、江戸っ子の ”粋” が伝わってくるようだ。

 

自信のないまま揚げたかき揚げも、上手く出来ていた。

見様見真似で揚げたけど、意外に簡単に出来るものだ。

ただしちょっと油っぽい感じがするのは、かき揚げの宿命か。

 

お酒は房島屋でいってみた。

おりがらみの辛口のお酒で、揚げ物の油を流してくれる感じがある。

が、奥殿には辛口に過ぎたようで、酸味の効いたフルティーな菱湖に変更。

 

この辺りは合う合わないの世界で、どちらが美味いという話ではない。

どちらのお酒も上等な良いお酒なのだ。

 

そんなこんなで飲んで、そろそろ締めに。

締めは稲庭うどんを ”冷や” でいってみた。

乾麺の稲庭うどんで、これを使うのは初めて。

家でうどんといえば冷凍の讃岐うどんオンリーだけど、ちょっと浮気してみた。

 

5分茹でて冷水で締めれば、出来上がり。

うどんとしては極細だけど、コシの効いたつるつるとした食感のうどん。

 

平麺と言うのも珍しいが、美味しい。

感覚的にはひやむぎに近い感じだけど、ひやむぎとも違う味わいで、やはりうどんなのだ。

 

天かすと大根おろしを添えて味わえば、いくらでも食べられる。

コシで勝負の讃岐うどんの豪快さとは違って、上品で繊細なうどんだ。

 

美味しいうどんだったけど、高価なのが玉に瑕。

一袋で500円もするから、うどんとしては高級品。

 

ネットで見てみたら「佐藤養助商店」は、稲庭うどんの原点と言ってもいい老舗。

高いのも納得の味と歴史だったのだ。

 

佐藤養助商店

 

家から一歩も出なかった休日だったけど、美味しかった。

だけどやっぱり外へも出たいよね。

 

ごちそう様でした。

 

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