四時から飲みの後は秋田の「稲庭うどん」で締め
- 2021.01.26
- 家飲み/家食べ
雨降りの休日。
天気が良ければツーリングに行きたいところだけど、屋根を開けて走ることが魅力のロードスターでは、雨天のツーリングは魅力なし。
それ以前に、新型コロナ感染拡大のため緊急事態の宣言が出されているから、どちらにしてもツーリングはお預けだ。
コロナも無く、こんな天気ならツーリングも最高だけどね。
真冬にオープンエアのツーリングは寒くないかと思われるだろうけど、現代のオープンカーは空力特性が十分に考えられているので、寒風を巻き込むことは無い。
加えて強力なヒーターも備わっているから、首から下はヌクヌクとした ”露天風呂” 状態。
高温と直射日光に晒される夏の方がよほど辛い季節で、冬はオープンエアに向いた季節なのだ。
雨降りで出かける予定もない休日は、旨いアテを作って飲むのに限る。
朝ご飯のチキンライスも私が作ったから、今日のご飯は全部私が作ることになるが、別に苦にならない。
やってみると分かるけど、たまに作る料理は知的なゲームといった感じで、創造的で楽しいことなのだ。
お酒も岐阜・美濃市の百春、同じく岐阜・揖斐川町の房島屋、それに新潟の菱湖(りょうこ)と ”綺麗どころ” が揃っている。
左から菱湖、房島屋、百春と並んでいるけど、百春のラベルは黒地に黒の文字という保護色のような ”迷彩塗装” なので、一見しただけでは読めない。
画像に修正を加えてもこの程度にしかならない。
実際に見た感じもこんな雰囲気だけど、どうしてこんな色のラベルにしたのかは謎。
酒屋に並んでいても全く目立たないから、営業面でもいいことはないと思うけど、どちらにしても不思議な色使いのラベルだ。
それに加えて、締めにピッタリの秋田の稲庭うどんもある。
稲庭うどんは飲んだ後の楽しみとして、さっそくアテの支度に取り掛かった。
アテは天ぷらでいってみた。
奥殿のリクエストもあったが、リクエストが無くても天ぷらにするつもりだった。
天ぷらのネタはこんな物で用意した。
鱈とソーセージの他は、ナス、エリンギ、オクラに京人参と野菜がメイン。
ここ最近、野菜の天ぷらの美味しさに魅せられて、野菜の天ぷらにハマっているのだ。
それとタマネギとカニカマも用意したけど、これはかき揚げ用。
カニ風味が多目なのは、賞味期限が迫っていたため。
それに合わせてタマネギも多目で、これだとかき揚げが出来過ぎてしまうけどね。
いつものように揚げれば、ハイ出来あがり。
薄衣の天ぷらの完成だ。
かき揚げも上手く出来たけど、6個もできてしまった。
一度に食べ切れないので、4つは明日の朝ごはんに回すことにした。
一晩置くと不味くなってしまうけど、仕方ない。
天ぷらが出来ればカンパイだ。
飲むために揚げたのだから、遠慮はいらない。
先ずはビールから。
グイッといけばこれが旨い。
初めの一杯は、のど越しで楽しむビールに限る。
天ぷらはビールにもよく合う。
油っこくない天ぷらだけど、ビールの雰囲気が合うのだ。
手前の皿にはナス、京人参、オクラにエリンギ、ピーマンにソーセージというラインナップ。
薄衣のカリッと揚がった天ぷらで、自分で言うのもナンだけど、惚れ惚れするほど美味しい。
天ぷらは野菜のうま味が凝縮されて、野菜の味を楽しめるのに加え、食感の違いが味わえるのも楽しい。
車海老とか鱚などの高級なネタは使っていないけど、日常のものを揚げただけでここまで美味しく味わえるのは、天ぷらのマジック。
天ぷらの発祥の地、江戸っ子の ”粋” が伝わってくるようだ。
自信のないまま揚げたかき揚げも、上手く出来ていた。
見様見真似で揚げたけど、意外に簡単に出来るものだ。
ただしちょっと油っぽい感じがするのは、かき揚げの宿命か。
お酒は房島屋でいってみた。
おりがらみの辛口のお酒で、揚げ物の油を流してくれる感じがある。
が、奥殿には辛口に過ぎたようで、酸味の効いたフルティーな菱湖に変更。
この辺りは合う合わないの世界で、どちらが美味いという話ではない。
どちらのお酒も上等な良いお酒なのだ。
そんなこんなで飲んで、そろそろ締めに。
締めは稲庭うどんを ”冷や” でいってみた。
乾麺の稲庭うどんで、これを使うのは初めて。
家でうどんといえば冷凍の讃岐うどんオンリーだけど、ちょっと浮気してみた。
5分茹でて冷水で締めれば、出来上がり。
うどんとしては極細だけど、コシの効いたつるつるとした食感のうどん。
平麺と言うのも珍しいが、美味しい。
感覚的にはひやむぎに近い感じだけど、ひやむぎとも違う味わいで、やはりうどんなのだ。
天かすと大根おろしを添えて味わえば、いくらでも食べられる。
コシで勝負の讃岐うどんの豪快さとは違って、上品で繊細なうどんだ。
美味しいうどんだったけど、高価なのが玉に瑕。
一袋で500円もするから、うどんとしては高級品。
ネットで見てみたら「佐藤養助商店」は、稲庭うどんの原点と言ってもいい老舗。
高いのも納得の味と歴史だったのだ。
⇒ 佐藤養助商店
家から一歩も出なかった休日だったけど、美味しかった。
だけどやっぱり外へも出たいよね。
ごちそう様でした。
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