北海だこの刺身と二日連続のチキンソテーで一杯
- 2021.02.18
- 家飲み/家食べ
家に帰ったら奥殿が鶏のもも肉があると言う。
鶏肉があると言われても困るが、それを焼いて欲しいとのことだ。
それは別に構わないけど、昨日もチキンソテー(↓)だったから二日連続になってしまう。
二日続けて同じメニューというのも何だかねと言えば、昨日のチキンソテーが最高に美味しかったから、今日もそれが食べたいと言うのだ。
それと鶏肉の賞味期限が今日までなので、それも理由だとか。
どっちがホンネなのか分からなくなってきたけど、ここは私の焼いたチキンソテーが美味しかったということを信じて、二日連続でチキンソテーを焼いてみた。
チキンソテーはフライパンで焼くだけなので、難しい料理ではない。
ただし弱火でじっくりと焼くため時間がかかり、20分近くかかるのが難点。
昨日は焼き上がるのを待っていたけど、待つのは辛いので、今日は飲みながら待つことにした。
弱火とはいえガスコンロに火を点けた状態で放置するので、火災防止のためタイマーをセットして飲み始めたのは言うまでもない。
飲むにはアテがいるけど、北海だこの刺し身を用意してくれた。
刺し身があまり得意ではない私だけど、タコの刺し身は別で、大好物。
タコの刺し身は魚臭さが無いので、好きなのだ。
関西でタコというと刺し身ではなく、茹でタコの ”タコぶつ” が一般的。
タコもマダコになるけど、これはこれで美味しいから私も好きだ。
ここ三河では生のタコを食べることがあまり無く、スーパーに生のタコがあるのも珍しい。
そんな珍しい北海だこがあったので買ったのだけど、生のタコに馴染みのない奥殿も、その美味しさに驚いている。
身(足)ももちろん美味しいけど、シコシコとした食感の吸盤の美味しさにシビレているようだ。
鮮度のいいタコなら吸い付くような感じがあって、しかももっと甘い味だけど、さすがにスーパーのタコではそこまでの鮮度は望めない。
スーパーでは「ミズダコ」と表示されていたが、私の中では「北海だこ」の方が馴染んでいる。
ミズダコも北海だこも同じ種類のタコで、北海道の方で穫れるミズダコを「北海だこ」と呼んでいるだけ。
同じタコであっても「北海だこ」の方が高級なイメージを受ける。
これは言葉の持つマジックで、天ぷらにすると美味しい「ニギス」も、新潟で呼ばれている「メギス」と言う方がオシャレでキレイな魚に感じるのと同じだ。
それはそれとして、タコの刺身にはお酒がピッタリ。
合わせたのはキレの良い房島屋。
岐阜・揖斐川町のお酒で、ラベルに超辛口とある通り果実香のある吟醸系の味ではないけど、お米の甘さを遠くで感じる美味しいお酒だ。
この手のお酒を苦手にしている奥殿も、北海だこの刺し身に合わせて飲んだらイメージが変わって、美味しいと言う。
お酒は、料理によって合う合わないがあるのが実感できた様子。
房島屋のようなキレのあるお酒は、料理の邪魔をせず、料理の味を引き立てる。
吟醸系のお酒のような華やかさは無いけど、主役を引き立てる脇役といったところで、”食中酒” と言われるのはこのためだ。
美味しいタコの刺身に房島屋を飲んでいれば、チキンソテーが焼き上がった。
30分近く焼いていたけど、昨日と同じように皮がパリッパリに焼けて、これが美味しいのだ。
味付けも塩と胡椒だけだけど、他に何もいらない。
高級な地鶏とかではなく、スーパーに売っているごく普通の鶏だけど、これが信じられないほどに美味しい。
フライパンに油も引かず、そのままで焼くのだけど、それでここまでジューシーな焼き上がりになる。
素材の持つ旨さを引き出しているのは、弱火でじっくり焼くからだろうか。
時間はかかるけど、ここまで美味しいものができるのが嬉しい。
いま画像を見てみるとサニーレタスにマヨネーズを掛け忘れている。
ドレッシングはかけてあるから食べても気づかなかったけど、こういう所が ”素人” コックの私らしいところか。
今日は「北海だこの刺し身」と「チキンソテー」という ”和洋” の組み合わせだったけど、どちらも上等な味で美味しかった。
飲んでばかりの話で恐縮。
ごちそう様でした。
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