春が来ていた奥浜名湖の蔵茶房「なつめ」

春が来ていた奥浜名湖の蔵茶房「なつめ」

 

週末は春のような陽気になる、と天気予報が伝えている。

これはツーリングに行くしかないと、奥浜名湖にある蔵茶房「なつめ」へ行ってきた。

 

ルートはR.301の一本道。

R.301は豊田市と浜松市を結ぶ国道で、「なつめ」はその国道沿いにあるから、R.301一本で行ける。

普通なら東名高速か新東名で行くのが常道で、それなら一時間もかからず着くが、それではドライビングの喜びがないからね。

 

このルートは山間地を抜けるルートのため峠越えもあり、ヘアピンカーブも多い。

だけど走るには楽しいワインディングロードで、この日も多くのバイクやオープンカーにすれ違った。

 

出発して30分ほどで下山村(今は豊田市下山)に。

休憩するには早いが、のどが渇いたのでコーヒータイムにした。

 

喫茶店に入るほどのこともないので、ファミマカフェへ。

飲んでいるのはカフェラテ。

 

セブンイレブンのカフェラテに比べると、ファミリーマートのカフェラテの方がクリーミー感が強くて泡立ちもリッチ。

とは言えどちらも美味しいカフェラテで、これで150円は安い。

 

それにしてもいい天気で暖かい。

それもあってか、サイクリストも多く走っていた。

 

ここからは一気走りで奥浜名湖の「なつめ」に到着。

その「なつめ」で我々を出迎えてくれたのは、ランボルギーニ!

ブルーに塗られたアヴェンタドールで、驚くことにドライバーは女性 ‼

こんなレーシングカーのような車は男でも転がすのが大変だけど、それを女性が操るとはスゴイ。

 

12気筒エンジンから発する ”シュワン” という音とともに去っていったけど、カッコイイ。

横顔しか見えなかったけど、ステキな美女だった。

 

もうちょっと早く着いていれば彼女と話すことが出来たかもだけど、5千万円!もする車に乗る女性相手ではビビりそう。

ランボルギーニのアヴェンタドールを、一人で転がして「なつめ」にくる彼女の度胸と腕前に感服だ。

 

因みに ”アヴェンタドール” とは、スペインの闘牛の牛の名前。

ジャジャ馬(牛)のようなアヴェンタドールを乗りこなすのだから、さしずめ彼女は “マタドール”(闘牛士)と言ったところか。

 

蔵茶房「なつめ」は、昔と変わらぬ佇まいを見せる。

寸分の隙もない造形美で、ひし形のパターンは内部の梁(はり)の組み方のデザインを反復したもの。

 

これがその梁。

専門的なことは分からないけど、機能を追求した結果なのでは。

木組みの美しさが、あたかもデザインされたような機能美として映える。

 

この画像(↓)は前回ここを訪れた時のもので、日付を見れば2014年とあるから7年ぶり。

初めて来たのはもっと前で、10年以上前になるが、雰囲気は全然変わらない。

右側の一段高い所にあるのが蔵茶房の「なつめ」で、左側の建物は酒屋の「なつめ」。

 

酒屋の「なつめ」の娘さんが始めたのが蔵茶房の「なつめ」とか。

お洒落な店を作った娘さんの感性が素晴らしい。

 

店は空いていた。

本来ならランチで混む時間だけど、空いているのはやはり新型コロナの影響なのだろう。

それと画像では分からないが、窓の外には奥浜名湖(猪鼻湖)が広がっている。

 

このあと女性のお客さんが立て続けに入ってきて、華やかさが増した。

しかも意識高い系のお洒落な女性ばかりで、目の保養になる。

 

画像には写っていないけど、左のテーブルにはお一人様の美女も。

あのアヴェンタドールの彼女はどこに座ったのだろうか(←シツコイ)。

 

メニューはこちら。

この店のウリはサンドイッチ。

 

ランチの時は、このサンドイッチが350円で味わえる。

奥殿はサーモンのサンドを、私は鶏と胡麻のサンドをオーダー。

 

コーヒーはオリジナルブレンドで。

この店のコーヒーは抜群に美味しくて、私の中ではナンバーワンのコーヒーなのだ。

 

待つほどのこともなく運ばれてきたサンドイッチ。

上品で落ち着いたセンスの器に盛られたサンドイッチが美味しそう。

 

この器は作家物で、鈴木史子さんという陶芸家のもの。

同じ器がこの蔵茶房でも買えるけど、高くて諦めた記憶がある。

確か一枚5千円前後していて、6枚だと結構な金額になってしまうので、諦めたのだ。

 

コーヒーも同じイメージのカップに注がれている。

さっきも書いたけど、このコーヒーが美味しいのだ。

尖ったところがまったく無く、それでいて深みとコクのある味で、ああ美味しい、とホントに思える。

 

磨き抜かれた茶筒に入っているのは砂糖。

シュガーと言った方がいいのだけど、和風テイストの店なので、ここは ”砂糖” ということで。

 

角砂糖ですら綺麗に見えるのは、気のせいか。

全てがオシャレなのだ。

 

パンはミッチリとしたパンで、焦げ目がまったく無い。

どうやって焼いたら焦げ目のないパンができるのか分からないけど、いつもの食パンとはぜんぜん違う。

もしかすると蒸して作っているのかもだけど、他ではあまり見ないパンだ。

 

密度が高い感じで、このセットだけでお腹が膨れる。

野菜も鮮度が高く、全てが美味しい。

 

カジュアルだけど、ここは上等なランチと美味しいコーヒー、それに上質な空気感が味わえる店なのだ。

片道80キロほどあっても通いたくなる店だ。

 

庭には梅が咲いていた。

奥浜名湖の蔵茶房「なつめ」は、もう春なのだ。

 

なつめ HP

 

美味しかった、ごちそう様でした。

 

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